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TDKと日東電工の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電子部品・半導体装置の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はTDKが約694万円、日東電工が約664万円。TDKのほうが約30万円高い。
  • 月の平均残業はTDKが17時間、日東電工が16.9時間。大きな差はない。
  • 売上高はTDKが2.50兆円、日東電工が1.03兆円で、TDKが約2.4倍の規模。

数字で比べる

TDK日東電工
働きやすさの点数69.2点(⁠A+)65.1点(⁠A)
平均年収921万円(⁠43歳)844万円(⁠41歳)
30歳換算年収約694万円約664万円
月の平均残業17時間16.9時間
有給取得率73.4%未公表
平均勤続年数14.2年14.5年
売上高2.50兆円1.03兆円
売上に対する利益の割合11.1%(⁠税引前利益)18.0%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.32倍1.20倍
従業員数(⁠単体)6,573人6,813人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はTDKが11.1%、日東電工が18.0%で、日東電工のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはTDKが1.32倍、日東電工が1.20倍で、勢いはTDKが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はTDKが69.2点、日東電工が65.1点で、TDKが上回る。

何で稼いでいるかの違い

TDK

TDKは、スマートフォンや自動車、データセンターなどに欠かせない電子部品をつくるメーカーです。東京工業大学で発明された磁性材料「⁠フェライト」を工業化するベンチャー企業として1935年に生まれました。かつてはカセットテープで有名でしたが、今は電子部品と電池が柱です。

売上高は約2.5兆円で、電機業界で国内9位です。事業は、受動部品(⁠コンデンサ、コイルなど)、センサ応用製品(⁠温度・圧力・磁気センサなど)、磁気応用製品(⁠ハードディスク用ヘッド、マグネット)、エナジー応用製品(⁠スマートフォンなどの小型電池、電源)の4つです。

日東電工

日東電工(⁠Nitto)は、工業用テープなどの基盤機能材料、光学フィルムや回路材料、核酸医薬の受託製造や高分子分離膜などのヒューマンライフ事業を手がける素材メーカーです。1918年に電気絶縁材料の国産化を目的に設立されました。

売上高は約1.03兆円です。事業は、インダストリアルテープ(⁠接合・保護・プロセス・自動車材料)、オプトロニクス(⁠光学フィルム、CIS、高精度基板など)、ヒューマンライフ(⁠核酸受託製造、医療関連材料、高分子分離膜、衛生材料など)の3つが中心です。

歴史の違い

TDK

  1. 1935年東京工業大学で発明されたフェライトを工業化するため、東京電気化学工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年代カセットテープを発売し、記録メディアのブランドとして世界に知られるようになります。
  3. 1986〜2000年香港とアメリカの磁気ヘッドメーカーを買収し、ハードディスク用ヘッドの事業を強くします。
  4. 2005〜2008年リチウムイオン電池のATL、電源のラムダ、ドイツの電子部品メーカーEPCOSを買収します。

日東電工

  1. 1918年電気絶縁材料の国産化を目的に、日東電気工業が東京・大崎で設立されます。
  2. 1946〜1961年ブラックテープの製造でテープ事業に進出し、乾電池・磁気テープ部門をマクセル電気工業として分離します。
  3. 1973〜1983年フレキシブル回路基板、液晶表示用偏光フィルム、高分子分離膜、経皮吸収型テープ製剤の製造を次々に始めます。
  4. 1987〜1988年米国の分離膜会社Hydranauticsを買収し、社名を日東電工に変えます。

いま何に賭けているか

TDK

2024年に長期ビジョンを定め、「⁠変化を先んじて検知できる地位獲得」と「⁠変化に迅速に対応できる仕組みの確立と運用」に取り組んでいます。データセンター、スマートグラス、AIスマートフォン、ヒューマノイドロボット、自動運転支援など、AIによる社会の変革を成長の軸にしています。

日東電工

経営理念のミッションは「⁠新しい発想でお客様の価値創造に貢献します。」です。新用途開拓と新製品開発で需要をつくる「⁠三新活動」と、ニッチな領域でシェアNo.1を狙う「⁠ニッチトップ戦略」でイノベーションを加速し、環境・人類への貢献度の高い製品を「⁠ダブル認定」製品として増やすとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日東電工のほうが景気の波に強い。

よくある質問

TDKと日東電工はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はTDKが約694万円、日東電工が約664万円。TDKのほうが約30万円高い。
TDKと日東電工はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はTDKが17時間、日東電工が16.9時間。大きな差はない。
TDKと日東電工はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はTDKが69.2点、日東電工が65.1点で、TDKが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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