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日立製作所とソニーグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日立製作所が約763万円、ソニーグループが約876万円。ソニーグループのほうが約113万円高い。
  • 月の平均残業は日立製作所が8.7時間、ソニーグループが22.2時間。日立製作所のほうが月13.5時間少ない。
  • 売上高は日立製作所が10.59兆円、ソニーグループが8,021億円で、日立製作所が約13.2倍の規模。

数字で比べる

日立製作所ソニーグループ
働きやすさの点数77.5点(⁠S)74.8点(⁠S)
平均年収995万円(⁠42.2歳)1,155万円(⁠42.7歳)
30歳換算年収約763万円約876万円
月の平均残業8.7時間22.2時間
有給取得率未公表100%
平均勤続年数17.2年16年
売上高10.59兆円8,021億円
売上に対する利益の割合12.0%(⁠税引前利益)81.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.03倍1.97倍
従業員数(⁠単体)25,934人2,166人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは日立製作所が1.03倍、ソニーグループが1.97倍で、勢いはソニーグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日立製作所が77.5点、ソニーグループが74.8点で、日立製作所が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日立製作所

日立製作所は、鉄道・電力・工場などの「⁠社会インフラ」を、機械(⁠プロダクト)とIT、そして現場の制御技術(⁠OT)の三つを組み合わせて支える会社です。かつての「⁠何でも作る総合電機」から、デジタルでインフラを良くする会社へと大きく姿を変えてきました。

売上高は約10.6兆円で、電機業界で国内1位。事業は「⁠デジタルシステム&サービス」「⁠エナジー」「⁠モビリティ(⁠鉄道など)」「⁠コネクティブインダストリーズ(⁠産業機器など)」の4つのセクターに分かれています。

ソニーグループ

ソニーグループは、PlayStationのゲーム、音楽、映画、アニメ(⁠Crunchyroll)といったエンタテインメントと、スマートフォンのカメラに使われるイメージセンサーを二本柱にする会社です。テレビやカメラの電機メーカーという印象は、今の稼ぎ方の一部にすぎません。

事業は、ゲーム&ネットワークサービス(⁠PlayStation)、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(⁠カメラ・オーディオ・テレビなど)、イメージング&センシング・ソリューション(⁠イメージセンサー)の5つです。2025年度に金融事業(⁠ソニー生命・ソニー銀行など)をパーシャル・スピンオフで切り離しました。

歴史の違い

日立製作所

  1. 1910年茨城県の日立鉱山にある、機械の修理工場として生まれます。
  2. 1950〜1960年代日立金属・日立電線・日立化成などを次々に独立させ、家電から重電までを手がける巨大な「⁠総合電機」グループになります。
  3. 1999〜2003年事業グループをそれぞれ独立会社のように運営する形に変え、半導体(⁠のちのルネサス)を切り出すなど、事業の選別を始めます。
  4. 2010年代〜グループ会社の売却と、デジタル・インフラ分野での買収を重ねる「⁠ポートフォリオ改革」を進めます。

ソニーグループ

  1. 1946年東京・日本橋で、電気通信機と測定器をつくる東京通信工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年アメリカに現地法人をつくり、1970年にニューヨーク証券取引所に上場します。
  3. 1988〜1989年CBSのレコード部門と、ハリウッドのコロンビア・ピクチャーズを買収し、音楽と映画の会社を手に入れます。
  4. 1993年ソニー・コンピュータエンタテインメント(⁠今のソニー・インタラクティブエンタテインメント)を設立し、ゲーム事業を始めます。

いま何に賭けているか

日立製作所

経営計画「⁠Inspire 2027」のもと、デジタルを軸にした企業への変革を進めています。とくに、工場やインフラの現場で機械を動かすAI(⁠フィジカルAI)の広がりを追い風に、HMAXの事業を大きくすることで成長と収益性の向上を狙っています。

ソニーグループ

長期ビジョン「⁠Creative Entertainment Vision」で、テクノロジーでクリエイターを支え、IP(⁠作品やキャラクター)の価値を最大にすることを掲げています。アニメを重要な成長領域とし、Crunchyrollの有料会員は2026年3月末に2,100万人を超えました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならソニーグループ、時間のゆとりを取るなら日立製作所。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいソニーグループ。

よくある質問

日立製作所とソニーグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日立製作所が約763万円、ソニーグループが約876万円。ソニーグループのほうが約113万円高い。
日立製作所とソニーグループはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日立製作所が8.7時間、ソニーグループが22.2時間。日立製作所のほうが月13.5時間少ない。
日立製作所とソニーグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日立製作所が77.5点、ソニーグループが74.8点で、日立製作所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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