トップ › 会社比較 › 自動車部品・タイヤ › アイシンと横浜ゴム

アイシンと横浜ゴムの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はアイシンが約616万円、横浜ゴムが約544万円。アイシンのほうが約72万円高い。
  • 月の平均残業はアイシンが26.1時間、横浜ゴムが28時間。大きな差はない。
  • 売上高はアイシンが5.12兆円、横浜ゴムが1.23兆円で、アイシンが約4.1倍の規模。

数字で比べる

アイシン横浜ゴム
働きやすさの点数58.1点(⁠B)56.2点(⁠B)
平均年収777万円(⁠40.7歳)693万円(⁠41.1歳)
30歳換算年収約616万円約544万円
月の平均残業26.1時間28時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年16.6年
売上高5.12兆円1.23兆円
売上に対する利益の割合4.8%(⁠税引前利益)12.7%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.31倍1.84倍
従業員数(⁠単体)34,956人5,559人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はアイシンが4.8%、横浜ゴムが12.7%で、横浜ゴムのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはアイシンが1.31倍、横浜ゴムが1.84倍で、勢いは横浜ゴムが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はアイシンが58.1点、横浜ゴムが56.2点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

アイシン

アイシンは、トヨタグループの大手自動車部品メーカーです。オートマチックトランスミッション(⁠AT)やハイブリッド用の変速機、電動車の駆動ユニット(⁠eAxle)、ブレーキ、スライドドアなど、車の「⁠動く・止まる・開く」を支える部品をつくっています。

売上高は約5.1兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内5位です。お金の入り口は、トヨタをはじめとする自動車メーカーです。とくにAT・CVT・ハイブリッド用などの変速機(⁠パワートレイン)は、1961年から続く中核事業です。

横浜ゴム

横浜ゴムは、乗用車用・トラック用などのタイヤと、農業・林業・建設機械用などのオフハイウェイタイヤ(⁠OHT)、コンベヤベルトやホース・マリンホースなどの工業品(⁠MB)をつくる会社です。1917年に横濱電線製造(⁠今の古河電気工業)と米国BFグッドリッチ社の合弁で設立されました。

売上高は約1.23兆円です。事業は、タイヤ(⁠消費財、生産財のOHTなど)、MB(⁠コンベヤベルト、ホース、防舷材、航空部品など)、その他の3つです。

歴史の違い

アイシン

  1. 1943年トヨタ自動車工業と川崎航空機の共同出資で「⁠東海飛行機」が設立され、航空機エンジンの部品をつくります。
  2. 1945〜1949年戦後、ミシンと自動車部品の製造に切り替え、「⁠愛知工業」として再出発します。
  3. 1965年新川工業と合併し、社名をアイシン精機に変えます。
  4. 1969年アメリカのボーグ・ワーナーとの合弁でアイシン・ワーナー(⁠のちのアイシン・エィ・ダブリュ)を設立。

横浜ゴム

  1. 1917年横濱電線製造とBFグッドリッチ社の折半出資で、横濱護謨製造が横浜に設立されます。
  2. 1963年社名を横浜ゴムに変えます。
  3. 1969〜1989年米国にタイヤ販売会社をつくり、米国のタイヤ製造会社モホーク ラバーを買収します。
  4. 1996〜2008年フィリピン、タイ、中国、インド、ロシアにタイヤ製造会社をつくります。

いま何に賭けているか

アイシン

2026年2月に「⁠2028年中期経営計画」を策定し、「⁠稼ぐ力」の強化と将来への「⁠仕込み」の両立を基本方針にしています。電気自動車の普及スピードに地域差が出て、ハイブリッド車やガソリン車の需要が再び高まるなど「⁠パワートレインの多様化」が進む中、幅広い商品群を生かして「⁠“移動”の価値を創造する会社」への変革を目指しています。

横浜ゴム

中期経営計画「⁠Yokohama Transformation 2026(⁠YX2026)」で、変革の「⁠総仕上げ」と「⁠Hockey Stick Growth」(⁠うなぎ昇りの成長)を目指しています。2026年度の目標は売上収益1兆3,000億円、事業利益1,880億円、事業利益率14.5%です。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい横浜ゴム。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い横浜ゴムのほうが景気の波に強い。

よくある質問

アイシンと横浜ゴムはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はアイシンが約616万円、横浜ゴムが約544万円。アイシンのほうが約72万円高い。
アイシンと横浜ゴムはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はアイシンが26.1時間、横浜ゴムが28時間。大きな差はない。
アイシンと横浜ゴムはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はアイシンが58.1点、横浜ゴムが56.2点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく