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島津製作所とニプロの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。医療機器・精密の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は島津製作所が約683万円、ニプロが約538万円。島津製作所のほうが約145万円高い。
  • 月の平均残業は島津製作所が8.5時間、ニプロが15.5時間。島津製作所のほうが月7時間少ない。
  • 売上高は島津製作所が5,607億円、ニプロが6,605億円で、規模は近い。

数字で比べる

島津製作所ニプロ
働きやすさの点数75点(S)56.7点(⁠B)
平均年収924万円(⁠43.9歳)681万円(⁠40.8歳)
30歳換算年収約683万円約538万円
月の平均残業8.5時間15.5時間
有給取得率79.5%未公表
平均勤続年数17.4年12.6年
売上高5,607億円6,605億円
売上に対する利益の割合14.8%(⁠経常利益)3.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.31倍1.33倍
従業員数(⁠単体)3,779人4,714人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は島津製作所が14.8%、ニプロが3.0%で、島津製作所のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は島津製作所が75点、ニプロが56.7点で、島津製作所が上回る。

何で稼いでいるかの違い

島津製作所

島津製作所は、液体クロマトグラフや質量分析システムなどの分析・計測機器、X線撮影システムなどの医用機器、産業機器、航空機器をつくる会社です。1875年に初代島津源蔵が京都で教育用理化学器械の製作を始めたのが起源です。

売上高は約5,607億円です。事業は、計測機器(⁠クロマト分析、質量分析、X線分析、試験機、臨床検査用試薬など)、医用機器(⁠血管撮影システム、X線TVシステムなど)、産業機器、航空機器などです。

ニプロ

ニプロは、輸液セットなどの医療機器、医薬品、医療用ガラスなどのファーマパッケージングを手がける会社です。1954年に京都でアンプル用ガラス管などを売る日本硝子商事として設立されました。

売上高は約6,605億円です。事業は、医療関連、医薬関連、ファーマパッケージングの3つです。

歴史の違い

島津製作所

  1. 1875年初代島津源蔵が京都・木屋町二条で教育用理化学器械の製作を始めます。
  2. 1909年日本初の医療用X線装置を完成させます。
  3. 1917年蓄電池部門を分離独立させ(⁠のちの日本電池、今のジーエス・ユアサ)、株式会社になります。
  4. 1989年英国のクレイトス グループを買収します。

ニプロ

  1. 1954年京都で日本硝子商事を設立し、アンプル用ガラス管などの販売を始めます。
  2. 1965〜1969年医療機器(⁠輸液セット)の販売を始め、医療機器の生産に進出します。
  3. 1977〜1988年社名をニッショーに変え、タイに医療機器の会社をつくり、医薬品分野に進出します。
  4. 2001年ニプロを吸収合併し、社名をニプロに変えます。

いま何に賭けているか

島津製作所

社是は「⁠科学技術で社会に貢献する」、経営理念は「⁠『⁠人と地球の健康』への願いを実現する」です。ヘルスケア、グリーン、マテリアルなどの領域で、液体クロマトグラフ(⁠LC)や質量分析システム(⁠MS)を重点機種とし、AIとロボティクスによる分析の自動化を提案するとしています。有機フッ素化合物(⁠PFAS)規制への対応や、水素・アンモニアなどの新エネルギー開発向けの分析システムも開発しています。

ニプロ

社是は「⁠意欲」です。「⁠和ごころをもった真のグローバル総合医療メーカー」を目指し、「⁠ユーザー目線」「⁠三方よし」「⁠地産地消」の考え方で事業を展開するとしています。2027年度までの中期経営計画で、売上高成長率年6%以上、営業利益率7%以上、ROE10%以上を目指し、「⁠利益重視経営」を進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で島津製作所が上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い島津製作所のほうが景気の波に強い。

よくある質問

島津製作所とニプロはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は島津製作所が約683万円、ニプロが約538万円。島津製作所のほうが約145万円高い。
島津製作所とニプロはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は島津製作所が8.5時間、ニプロが15.5時間。島津製作所のほうが月7時間少ない。
島津製作所とニプロはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は島津製作所が75点、ニプロが56.7点で、島津製作所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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