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キヤノンとソニーグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はキヤノンが約646万円、ソニーグループが約876万円。ソニーグループのほうが約230万円高い。
  • 売上高はキヤノンが4.62兆円、ソニーグループが8,021億円で、キヤノンが約5.8倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはキヤノンが1.32倍、ソニーグループが1.97倍で、勢いはソニーグループが上。

数字で比べる

キヤノンソニーグループ
働きやすさの点数76.1点(⁠S)74.8点(⁠S)
平均年収882万円(⁠44.3歳)1,155万円(⁠42.7歳)
30歳換算年収約646万円約876万円
月の平均残業未公表22.2時間
有給取得率未公表100%
平均勤続年数19.4年16年
売上高4.62兆円8,021億円
売上に対する利益の割合10.4%(⁠税引前利益)81.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.32倍1.97倍
従業員数(⁠単体)22,921人2,166人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はキヤノンが76.1点、ソニーグループが74.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

キヤノン

キヤノンは、カメラから始まり、今は事務所の複合機・プリンター、医療機器、半導体や有機ELパネルの製造装置まで手がける精密機器メーカーです。売上の多くを海外で稼ぐグローバル企業です。

売上高は約4.6兆円で、電機業界で国内4位です。事業は、プリンティング(⁠複合機・プリンター・商業印刷)、メディカル(⁠医療機器)、イメージング(⁠カメラなど)、インダストリアル(⁠半導体製造装置、有機EL製造装置など)の4つです。

ソニーグループ

ソニーグループは、PlayStationのゲーム、音楽、映画、アニメ(⁠Crunchyroll)といったエンタテインメントと、スマートフォンのカメラに使われるイメージセンサーを二本柱にする会社です。テレビやカメラの電機メーカーという印象は、今の稼ぎ方の一部にすぎません。

事業は、ゲーム&ネットワークサービス(⁠PlayStation)、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(⁠カメラ・オーディオ・テレビなど)、イメージング&センシング・ソリューション(⁠イメージセンサー)の5つです。2025年度に金融事業(⁠ソニー生命・ソニー銀行など)をパーシャル・スピンオフで切り離しました。

歴史の違い

キヤノン

  1. 1933年東京・六本木で、高級小型カメラを研究する「⁠精機光学研究所」として発足します。
  2. 1964〜1968年電卓を発売し、普通紙複写機にも進出。
  3. 1970〜1981年半導体製造装置を発表し、レーザープリンターやバブルジェット(⁠インクジェット)方式の開発に成功します。
  4. 1996年5か年計画「⁠グローバル優良企業グループ構想」を始めます。

ソニーグループ

  1. 1946年東京・日本橋で、電気通信機と測定器をつくる東京通信工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年アメリカに現地法人をつくり、1970年にニューヨーク証券取引所に上場します。
  3. 1988〜1989年CBSのレコード部門と、ハリウッドのコロンビア・ピクチャーズを買収し、音楽と映画の会社を手に入れます。
  4. 1993年ソニー・コンピュータエンタテインメント(⁠今のソニー・インタラクティブエンタテインメント)を設立し、ゲーム事業を始めます。

いま何に賭けているか

キヤノン

2026年からの5か年計画「⁠グローバル優良企業グループ構想フェーズVII」で、「⁠生産性革新を断行し、新たなる成長を実現する」を基本方針にしています。販売・生産・メディカル事業の構造改革を進め、成長性の高いメディカルとインダストリアルを強化するほか、宇宙関連ビジネスへの本格参入も掲げています。

ソニーグループ

長期ビジョン「⁠Creative Entertainment Vision」で、テクノロジーでクリエイターを支え、IP(⁠作品やキャラクター)の価値を最大にすることを掲げています。アニメを重要な成長領域とし、Crunchyrollの有料会員は2026年3月末に2,100万人を超えました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいソニーグループ。

よくある質問

キヤノンとソニーグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はキヤノンが約646万円、ソニーグループが約876万円。ソニーグループのほうが約230万円高い。
キヤノンとソニーグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はキヤノンが76.1点、ソニーグループが74.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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