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アサヒグループホールディングスと日本たばこ産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。飲料・たばこの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はアサヒグループホールディングスが約965万円、日本たばこ産業が約790万円。アサヒグループホールディングスのほうが約175万円高い。
  • 売上高はアサヒグループホールディングスが2.89兆円、日本たばこ産業が3.47兆円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はアサヒグループホールディングスが6.2%、日本たばこ産業が21.3%で、日本たばこ産業のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

アサヒグループホールディングス日本たばこ産業
働きやすさの点数72.9点(⁠S-)76.8点(⁠S)
平均年収1,335万円(⁠44.9歳)1,004万円(⁠41歳)
30歳換算年収約965万円約790万円
月の平均残業未公表4.9時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.6年13.4年
売上高2.89兆円3.47兆円
売上に対する利益の割合6.2%(⁠税引前利益)21.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.49倍
従業員数(⁠単体)328人5,303人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはアサヒグループホールディングスが1.29倍、日本たばこ産業が1.49倍で、勢いは日本たばこ産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はアサヒグループホールディングスが72.9点、日本たばこ産業が76.8点で、日本たばこ産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

アサヒグループホールディングス

アサヒグループホールディングスは、「⁠アサヒスーパードライ」で知られるビール会社を中心に、飲料(⁠三ツ矢サイダー、カルピス)、食品(⁠ベビーフード、サプリメント)まで手がける会社です。欧州やオーストラリアのビール会社も傘下に持つ、世界的な酒類メーカーです。

売上高は約2.9兆円で、食品・飲料製造業で国内3位です。事業は、日本・東アジア(⁠ビール、ウイスキー、飲料、食品)、欧州(⁠ビール)、アジアパシフィック(⁠オーストラリアなどのビール・飲料)の3つの地域に分かれています。

日本たばこ産業

JT(⁠日本たばこ産業)は、もとは国のたばこ専売公社だった会社です。今では「⁠メビウス」などのたばこを130以上の国と地域で売る、世界3位以内のたばこメーカーで、利益の大半を海外で稼いでいます。

売上高は約3.5兆円で、食品・飲料製造業で国内1位です。お金の中心はたばこで、社員約5.3万人のうち約4.8万人がたばこ事業にいます。もう一つの柱は、冷凍うどんなどのテーブルマークが担う加工食品事業です。

歴史の違い

アサヒグループホールディングス

  1. 1889年アサヒビールを製造・販売する大阪麦酒が設立されます。
  2. 1949年戦後、大日本麦酒が2社に分割され、朝日麦酒が発足します。
  3. 1954〜2002年ニッカウヰスキーに資本参加し、飲料・食品・薬品の事業をつくっていきます。
  4. 2009年〜オーストラリアの飲料事業を買収するなど、海外に広がります。

日本たばこ産業

  1. 1949年国のたばこ専売制度を担う「⁠日本専売公社」が発足します。
  2. 1985年たばこの輸入自由化にあわせて専売制度が廃止され、公社を株式会社にしたJTが生まれます。
  3. 1999年米RJRナビスコから米国外のたばこ事業を買収し、世界企業への第一歩を踏み出します。
  4. 2007年英国のギャラハーを買収し、海外事業をさらに大きくします。

いま何に賭けているか

アサヒグループホールディングス

中長期経営方針で「⁠おいしさと楽しさで“変化するWell-being”に応え、持続可能な社会の実現に貢献する」ことを掲げています。2026年6月にグループ理念を改訂し、事業や地域を横断した一体的な取り組みを強め、DXや研究開発、人的資本の強化を進めています。

日本たばこ産業

たばこ事業を利益成長の「⁠中核かつ牽引役」と位置づけ、そこへの投資を最優先にしています。グループの存在意義として「⁠心の豊かさを、もっと。」を掲げ、加熱式たばこなど新しい製品で次の成長をつくろうとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本たばこ産業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本たばこ産業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

アサヒグループホールディングスと日本たばこ産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はアサヒグループホールディングスが約965万円、日本たばこ産業が約790万円。アサヒグループホールディングスのほうが約175万円高い。
アサヒグループホールディングスと日本たばこ産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はアサヒグループホールディングスが72.9点、日本たばこ産業が76.8点で、日本たばこ産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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