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パソナグループとトランスコスモスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。人材サービス・BPOの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はパソナグループが約572万円、トランスコスモスが約428万円。パソナグループのほうが約144万円高い。
  • 月の平均残業はパソナグループが5.5時間、トランスコスモスが16.5時間。パソナグループのほうが月11時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はパソナグループが70.5%、トランスコスモスが87.4%。

数字で比べる

パソナグループトランスコスモス
働きやすさの点数55点(B)46.4点(⁠C)
平均年収650万円(⁠35.9歳)499万円(⁠37歳)
30歳換算年収約572万円約428万円
月の平均残業5.5時間16.5時間
有給取得率70.5%87.4%
平均勤続年数8.4年9.7年
売上高3,085億円3,939億円
売上に対する利益の割合0.0%(⁠経常利益)4.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.84倍1.11倍
従業員数(⁠単体)795人18,141人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はパソナグループが3,085億円、トランスコスモスが3,939億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はパソナグループが0.0%、トランスコスモスが4.8%で、トランスコスモスのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはパソナグループが0.84倍、トランスコスモスが1.11倍で、勢いはトランスコスモスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はパソナグループが55点、トランスコスモスが46.4点で、パソナグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

パソナグループ

パソナグループは、人材派遣、委託・請負(⁠BPO)、人材紹介、再就職支援、海外人材サービス、子育て支援、地方創生・観光などの事業を持つ持株会社です。1976年に主婦の就労機会をつくることを主な目的に、大阪でパソナの前身が設立されました。

売上高は約3,085億円です。事業は、BPOソリューション(⁠委託・請負)、エキスパートソリューション(⁠人材派遣)、キャリアソリューション(⁠人材紹介、再就職支援)、グローバルソリューション、ライフソリューション、地方創生・観光ソリューションの6つです。

トランスコスモス

トランスコスモスは、情報サービスのアウトソーシング会社として、CXスクエアやBPOセンターなどの拠点で企業の業務を国内外で請け負っています。1966年に大阪でデータエントリー専門会社として設立された丸栄計算センターが起源です。

売上高は約3,939億円です。セグメントは、単体サービス、国内関係会社、海外関係会社の3つです。那覇、仙台、横浜、札幌、大阪などにCXスクエアやBPOセンターを開設してきました。

歴史の違い

パソナグループ

  1. 1976年主婦の就労機会の創出を目的に、大阪で人材派遣の会社(⁠のちのパソナ)の前身を設立します。
  2. 2001〜2003年大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場し、東京証券取引所市場第一部に上場します。
  3. 2007年株式移転で純粋持株会社のパソナグループを設立します。
  4. 2011〜2017年パソナ農援隊を設立し、パナソニック ビジネスサービス(⁠今のパソナ日本総務部)や、NTTヒューマンソリューションズなどを子会社にします。

トランスコスモス

  1. 1966年大阪でデータエントリー専門会社の丸栄計算センターが設立されます。
  2. 1985年情報サービスの総合的な提供を目的にトランス・コスモスを設立し、丸栄計算センターのグループ各社を統合していきます。
  3. 1995〜2001年中国・天津と韓国に会社を設立し、Jストリームの設立にも加わります。
  4. 2004〜2014年那覇、仙台、横浜、札幌、大阪などにCXスクエアを、熊本や沖縄にBPOセンターを開設します。

いま何に賭けているか

パソナグループ

企業理念は「⁠社会の問題点を解決する」です。創業50年を機に中期VISION「⁠PASONA GROUP VISION 2030」を策定し、新たな「⁠Well-being産業」を創造して、人と自然、テクノロジーが共生する「⁠NATUREVERSE」の世界を目指すとしています。

トランスコスモス

1966年の創業以来、情報処理アウトソーサーの先駆者として、優れた人と技術を「⁠仕組み」で融合することを事業の原点にしています。2026〜2028年度の中期事業計画を「⁠構造転換の3年間」と位置づけ、2028年度に連結売上高4,700億円、営業利益225億円を目指しています。長期目標は「⁠2035年度時価総額1兆円」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でパソナグループが上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいトランスコスモス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いトランスコスモスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

パソナグループとトランスコスモスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はパソナグループが約572万円、トランスコスモスが約428万円。パソナグループのほうが約144万円高い。
パソナグループとトランスコスモスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はパソナグループが5.5時間、トランスコスモスが16.5時間。パソナグループのほうが月11時間少ない。
パソナグループとトランスコスモスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はパソナグループが55点、トランスコスモスが46.4点で、パソナグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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