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三井不動産とヒューリックの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合不動産の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三井不動産が約1,426万円、ヒューリックが約1,887万円。ヒューリックのほうが約461万円高い。
  • 売上高は三井不動産が2.71兆円、ヒューリックが7,274億円で、三井不動産が約3.7倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は三井不動産が11.6%、ヒューリックが23.8%で、ヒューリックのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三井不動産ヒューリック
働きやすさの点数89.8点(⁠S)73.6点(⁠S-)
平均年収1,856万円(⁠42.1歳)2,295万円(⁠39歳)
30歳換算年収約1,426万円約1,887万円
月の平均残業9.1時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16年7年
売上高2.71兆円7,274億円
売上に対する利益の割合11.6%(⁠経常利益)23.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.63倍
従業員数(⁠単体)1,981人234人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三井不動産が1.29倍、ヒューリックが1.63倍で、勢いはヒューリックが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三井不動産が89.8点、ヒューリックが73.6点で、三井不動産が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三井不動産

三井不動産は、東京ミッドタウンや「⁠ららぽーと」、日本橋の再開発などで知られる、日本最大の不動産会社(⁠デベロッパー)です。土地を仕入れて街やビルを開発し、貸したり売ったりして稼いでいます。

売上高は約2.7兆円で、不動産業で国内1位です。お金の入り口は大きく三つです。オフィスビルや商業施設を企業に貸して得る「⁠賃料」、マンションなどを売って得る「⁠分譲の代金」、そしてビルや住宅の管理、「⁠三井のリハウス」の仲介、駐車場「⁠リパーク」などの「⁠マネジメント」の収入です。

ヒューリック

ヒューリックは、東京23区の駅近を中心にオフィスなどの賃貸ビルを持ち、不動産の賃貸・開発・売買を行う会社です。保険代理店、ホテル・旅館(⁠ヒューリックふふなど)、こども教育(⁠リソー教育)なども持っています。1957年に東京・日本橋で日本橋興業として設立され、2007年に今の社名になりました。

売上高は約7,274億円です。連結営業収益の約9割が不動産事業で、ほかに保険、ホテル・旅館、その他(⁠建築工事、こども教育など)があります。

歴史の違い

三井不動産

  1. 1941年三井財閥(⁠三井合名会社)が持つ不動産を運営する会社として設立されます。
  2. 1957年〜千葉の臨海部の埋め立てや、住宅地・マンションの開発・分譲に次々と進出します。
  3. 1968年日本初の超高層ビル「⁠霞が関ビルディング」が完成します。
  4. 1981年「⁠ららぽーと船橋」(⁠今のららぽーとTOKYO-BAY)が開業し、商業施設事業が本格化します。

ヒューリック

  1. 1957年不動産業務と保険代理店業務を目的に、日本橋興業を設立します。
  2. 1965年旧富士銀行(⁠今のみずほ銀行)の全国149店の保険代理店業務を引き継ぎます。
  3. 2007〜2008年社名をヒューリックに変え、東京証券取引所市場第一部に上場します。
  4. 2012〜2015年昭栄と合併し、リート投資法人を設立します。

いま何に賭けているか

三井不動産

長期経営方針「⁠& INNOVATION 2030」で、「⁠産業デベロッパーとして、社会の付加価値の創出に貢献」することを目指しています。オフィス・商業などのコア事業の成長、新しい種類の不動産への展開、不動産を超えた新事業の三つを「⁠三本の道」として進めています。

ヒューリック

2025年12月期の経常利益は1,729億円で、前の計画の2029年目標(⁠1,800億円)を3年前倒しで達成する目途がたったため、新・中長期経営計画(⁠2026〜2036年)を策定しました。オフィス比率50%以下を目標にしつつ、都市型データセンターでトッププレイヤー(⁠2036年までに総IT容量100MW超)を目指すとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいヒューリック。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いヒューリックのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三井不動産とヒューリックはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三井不動産が約1,426万円、ヒューリックが約1,887万円。ヒューリックのほうが約461万円高い。
三井不動産とヒューリックはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三井不動産が89.8点、ヒューリックが73.6点で、三井不動産が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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