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三井不動産と住友不動産の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合不動産の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三井不動産が約1,426万円、住友不動産が約626万円。三井不動産のほうが約800万円高い。
  • 売上高は三井不動産が2.71兆円、住友不動産が1.06兆円で、三井不動産が約2.6倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は三井不動産が11.6%、住友不動産が27.3%で、住友不動産のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三井不動産住友不動産
働きやすさの点数89.8点(⁠S)62.4点(⁠A-)
平均年収1,856万円(⁠42.1歳)824万円(⁠42.6歳)
30歳換算年収約1,426万円約626万円
月の平均残業9.1時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16年10.3年
売上高2.71兆円1.06兆円
売上に対する利益の割合11.6%(⁠経常利益)27.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.13倍
従業員数(⁠単体)1,981人2,021人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三井不動産が1.29倍、住友不動産が1.13倍で、勢いは三井不動産が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三井不動産が89.8点、住友不動産が62.4点で、三井不動産が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三井不動産

三井不動産は、東京ミッドタウンや「⁠ららぽーと」、日本橋の再開発などで知られる、日本最大の不動産会社(⁠デベロッパー)です。土地を仕入れて街やビルを開発し、貸したり売ったりして稼いでいます。

売上高は約2.7兆円で、不動産業で国内1位です。お金の入り口は大きく三つです。オフィスビルや商業施設を企業に貸して得る「⁠賃料」、マンションなどを売って得る「⁠分譲の代金」、そしてビルや住宅の管理、「⁠三井のリハウス」の仲介、駐車場「⁠リパーク」などの「⁠マネジメント」の収入です。

住友不動産

住友不動産は、東京のオフィスビル賃貸を最大の柱とする総合不動産会社です。1949年に財閥解体で住友本社を継承する会社として設立されました。マンション分譲、建替えの「⁠新築そっくりさん」、不動産仲介(⁠住友不動産ステップ)も手がけ、インド・ムンバイでも大規模開発を進めています。

売上高は約1.06兆円です。事業は、不動産賃貸(⁠オフィスビル、高級賃貸マンション、ホテル、イベントホール「⁠ベルサール」など)、不動産販売(⁠マンション、戸建て、宅地)、ハウジング(⁠新築そっくりさん、注文住宅)、ステップ(⁠不動産仲介)です。

歴史の違い

三井不動産

  1. 1941年三井財閥(⁠三井合名会社)が持つ不動産を運営する会社として設立されます。
  2. 1957年〜千葉の臨海部の埋め立てや、住宅地・マンションの開発・分譲に次々と進出します。
  3. 1968年日本初の超高層ビル「⁠霞が関ビルディング」が完成します。
  4. 1981年「⁠ららぽーと船橋」(⁠今のららぽーとTOKYO-BAY)が開業し、商業施設事業が本格化します。

住友不動産

  1. 1949年財閥解体により、住友本社を継承する会社(⁠泉不動産)として設立されます。
  2. 1964〜1974年浜芦屋マンションの分譲でマンション事業に進出し、1974年に新宿住友ビルを竣工させます。
  3. 1996年建替えの新システム「⁠新築そっくりさん」事業を始めます。
  4. 2014〜2019年分譲マンションの年間供給戸数で6年連続日本一になります。

いま何に賭けているか

三井不動産

長期経営方針「⁠& INNOVATION 2030」で、「⁠産業デベロッパーとして、社会の付加価値の創出に貢献」することを目指しています。オフィス・商業などのコア事業の成長、新しい種類の不動産への展開、不動産を超えた新事業の三つを「⁠三本の道」として進めています。

住友不動産

市況の変化に強く利益が下振れしにくい事業基盤を築き、成長投資を続けて、持続的な株主還元増と賃上げにつなげる「⁠持続的成長戦略」を経営の根本にしています。第十次中期経営計画では、金利上昇に負けない賃料改定、建築費上昇への対策、新築分譲マンションの事業環境を課題に挙げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい三井不動産。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い住友不動産のほうが景気の波に強い。

よくある質問

三井不動産と住友不動産はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三井不動産が約1,426万円、住友不動産が約626万円。三井不動産のほうが約800万円高い。
三井不動産と住友不動産はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三井不動産が89.8点、住友不動産が62.4点で、三井不動産が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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