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YKKと三協立山の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。住宅設備の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 月の平均残業はYKKが11.5時間、三協立山が13.1時間。大きな差はない。
  • 売上高はYKKが9,926億円、三協立山が3,575億円で、YKKが約2.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はYKKが5.5%、三協立山が0.2%で、YKKのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

YKK三協立山
働きやすさの点数66.3点(⁠A)58.7点(⁠B)
平均年収—555万円(⁠46.4歳)
30歳換算年収—約388万円
月の平均残業11.5時間13.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数31.1年21.8年
売上高9,926億円3,575億円
売上に対する利益の割合5.5%(⁠経常利益)0.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.05倍
従業員数(⁠単体)4,491人4,472人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはYKKが1.25倍、三協立山が1.05倍で、勢いはYKKが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はYKKが66.3点、三協立山が58.7点で、YKKが上回る。

何で稼いでいるかの違い

YKK

YKKは、ファスナーなどのファスニング製品と、窓・サッシ・カーテンウォールなどの建材(⁠YKK AP)をつくる会社です。1934年に吉田忠雄が東京・日本橋でサンエス商会を創設し、ファスナーの製造・販売を始めました。2026年3月にパナソニック ハウジングソリューションズの株式80%を取得し、住宅設備の事業も加わりました。

売上高は約9,926億円です。事業は、ファスニング、AP(⁠建材の製造・販売、窓・サッシの工事など)、HS(⁠住宅設備、内装・外装建材)、その他(⁠オーストラリアでのアルミ製錬など)です。

三協立山

三協立山は、ビル・住宅用のサッシやエクステリアなどの建材、アルミニウム・マグネシウムの鋳造・押出・加工、店舗用陳列什器や看板をつくる会社です。1960年設立の三協アルミニウム工業と、1948年設立の立山鋳造(⁠のちの立山アルミニウム工業)が統合してできました。

売上高は約3,575億円です。事業は、建材(⁠ビル建材、住宅建材、エクステリア)、マテリアル(⁠アルミ・マグネシウムの鋳造・押出・加工)、商業施設(⁠店舗用陳列什器、看板、メンテナンス)、国際(⁠海外でのアルミの鋳造・押出・加工)の4つです。

歴史の違い

YKK

  1. 1934年吉田忠雄が東京・日本橋にサンエス商会を創設し、ファスナーの製造・販売を始めます。
  2. 1946〜1955年「⁠YKK」の商標を定め、黒部工場を稼働させます。
  3. 1959年ニュージーランドに現地法人をつくり、以後世界各地にファスナーの会社を設立します。
  4. 1994年社名を吉田工業からYKKに変えます。

三協立山

  1. 1948〜1960年立山鋳造を設立し、立山アルミニウム工業に改称し、三協アルミニウム工業が設立されます。
  2. 2003〜2006年三協・立山ホールディングスを設立し、三協アルミニウム工業と立山アルミニウム工業が合併して三協立山アルミになります。
  3. 2012年三協マテリアル、タテヤマアドバンスと合併して三協立山になり、東証1部に上場します。
  4. 2014〜2015年タイ王国とベルギー王国に会社をつくり、米国Aleris Internationalの押出事業部門を買収します。

いま何に賭けているか

YKK

“他人の利益を図らずして自らの繁栄はない”という考えに基づくYKK精神「⁠善の巡環」を、全事業を貫く精神的支柱にしています。経営理念は「⁠更なるCORPORATE VALUEを求めて」です。ファスニング、AP、HSの3事業を中核とする新しい体制になり、YKK APとパナソニック ハウジングソリューションズの強みを融合してシナジーを生み出すとしています。

三協立山

経営理念は「⁠お得意先・地域社会・社員の協業のもと、新しい価値を創造し、お客様への喜びと満足の提供を通じて、豊かな暮らしの実現に貢献します。」です。VISION2030に向けて4つの事業で価値創造を進めるとしています。会社は、手すりで業界トップシェア、店舗用什器・サインで業界トップクラスのシェアを持つとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいYKK。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いYKKのほうが景気の波に強い。

よくある質問

YKKと三協立山はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はYKKが11.5時間、三協立山が13.1時間。大きな差はない。
YKKと三協立山はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はYKKが66.3点、三協立山が58.7点で、YKKが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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