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三菱マテリアルとフジクラの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。非鉄金属・電線の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱マテリアルが約552万円、フジクラが約699万円。フジクラのほうが約147万円高い。
  • 月の平均残業は三菱マテリアルが14時間、フジクラが23.2時間。三菱マテリアルのほうが月9.2時間少ない。
  • 売上高は三菱マテリアルが1.84兆円、フジクラが1.18兆円で、三菱マテリアルが約1.6倍の規模。

数字で比べる

三菱マテリアルフジクラ
働きやすさの点数67.3点(⁠A+)70.5点(⁠A+)
平均年収733万円(⁠43歳)935万円(⁠43.4歳)
30歳換算年収約552万円約699万円
月の平均残業14時間23.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.9年16.2年
売上高1.84兆円1.18兆円
売上に対する利益の割合5.3%(⁠経常利益)16.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.02倍1.76倍
従業員数(⁠単体)5,084人2,333人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は三菱マテリアルが5.3%、フジクラが16.9%で、フジクラのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは三菱マテリアルが1.02倍、フジクラが1.76倍で、勢いはフジクラが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱マテリアルが67.3点、フジクラが70.5点で、フジクラが上回る。

何で稼いでいるかの違い

三菱マテリアル

三菱マテリアルは、銅・金・銀などの製錬、家電やE-Scrap(⁠電子機器くず)のリサイクル、銅加工品・電子材料、超硬工具などをつくる非鉄金属の会社です。1871年に九十九商会が始めた鉱業事業にルーツがあります。

売上高は約1.84兆円です。事業は、金属(⁠銅・金・銀・鉛・錫・パラジウムなどの製錬、家電リサイクル)、高機能製品(⁠銅加工品、電子材料など)、加工(⁠超硬製品)、再生可能エネルギー(⁠地熱・水力発電)です。

フジクラ

フジクラは、光ファイバ・光ケーブルなどの情報通信、スマートフォン向けのFPC(⁠フレキシブルプリント配線板)やコネクタなどのエレクトロニクス、自動車用ワイヤハーネス、電力ケーブルを手がける電線メーカーです。生成AIによるデータセンター投資で、光配線の需要が伸びています。

売上高は約1.18兆円です。事業は、情報通信(⁠光ファイバ、光ケーブル、光部品など)、エレクトロニクス(⁠FPC、コネクタなど)、自動車(⁠ワイヤハーネスなど)、エネルギー、不動産の5つです。

歴史の違い

三菱マテリアル

  1. 1871〜1873年九十九商会が紀州新宮藩の炭坑を借りて鉱業を始め、三菱商会が吉岡鉱山を買収して金属鉱山の経営に着手します。
  2. 1917〜1918年直島製錬所を設け、三菱合資から鉱業関係の資産を引き継いで三菱鉱業が設立されます。
  3. 1990年三菱金属と三菱鉱業セメントが合併し、三菱マテリアルになります。
  4. 2022年セメント事業をUBE三菱セメントに移し、アルミ事業も切り離します。

フジクラ

  1. 1910年藤倉電線護謨合名会社から電線部門を分離独立し、藤倉電線株式会社が東京・千駄ヶ谷に設立されます。
  2. 1984〜1990年タイ、イギリス、香港に現地法人をつくり、海外に広がります。
  3. 1992年社名をフジクラに変えます。
  4. 2005年電力事業を古河電工との合弁会社ビスキャスに移し、アメリカにAFL Telecommunicationsなどを設立します。

いま何に賭けているか

三菱マテリアル

2026〜2028年度の中期経営戦略で、「⁠資源循環ビジネスで未来を創る企業へ」を基本方針にしています。欧米での二次原料製錬所の新設などで資源循環ビジネスをグローバルに広げ、E-Scrap処理量を2035年度までに倍増、タングステン製造拠点のリサイクル原料比率を2030年度までに100%にすることを目標にしています。

フジクラ

2026年5月に「⁠2028年中期経営計画」を公表し、2026年度を「⁠第4の創業」のスタートと位置づけています。これまでの「⁠守りの選択と集中」から「⁠攻めの選択と集中」に切り替え、「⁠情報インフラ」「⁠情報ストレージ」「⁠情報端末」の3分野に注力し、データセンター向けなど成長分野への投資を加速するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならフジクラ、時間のゆとりを取るなら三菱マテリアル。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいフジクラ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いフジクラのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三菱マテリアルとフジクラはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱マテリアルが約552万円、フジクラが約699万円。フジクラのほうが約147万円高い。
三菱マテリアルとフジクラはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三菱マテリアルが14時間、フジクラが23.2時間。三菱マテリアルのほうが月9.2時間少ない。
三菱マテリアルとフジクラはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱マテリアルが67.3点、フジクラが70.5点で、フジクラが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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