トップ › 鉄鋼・金属製品製造業 › 三菱マテリアル › 面接対策

三菱マテリアルの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、三菱マテリアルの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 三菱マテリアルはどんな会社か

三菱マテリアルは、銅・金・銀などの製錬、家電やE-Scrap(⁠電子機器くず)のリサイクル、銅加工品・電子材料、超硬工具などをつくる非鉄金属の会社です。1871年に九十九商会が始めた鉱業事業にルーツがあります。

いまの状況:2026〜2028年度の中期経営戦略で、「⁠資源循環ビジネスで未来を創る企業へ」を基本方針にしています。

転機:2022年 セメント事業をUBE三菱セメントに移し、アルミ事業も切り離します/2024年 欧州で資源循環事業の統括会社を設け、H.C.スタルク・ホールディングを買収します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高1.84兆円鉄鋼・金属製品製造業の上場143社中5位。
売上に対する経常利益の割合5.3%業界中央値5.8%並み。
売上の4年の伸び1.02倍業界中央値は1.15倍。
従業員数(⁠単体)5,084人4年で0.82倍。
30歳換算年収約552万円業界中央値は約496万円。
月の平均残業14時間業界中央値は15.3時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは三菱マテリアルの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 会社は、世界トップクラスのE-Scrap集荷・処理能力と、家電リサイクルから伸銅品までのバリューチェーンを強みに挙げています。銅精鉱の買鉱条件(⁠TC/RC)が低い中、収益性の高いE-Scrapへのシフトを成長に不可欠としています。
  • 2020年代に事業を大きく入れ替えました。ユニバーサル製缶とアルミ事業(⁠2022年)、セメント事業(⁠2022年、UBE三菱セメントへ)、多結晶シリコン事業(⁠2023年)を切り離し、2024年にH.C.スタルク・ホールディングを買収しています。
  • 再生可能エネルギー事業では、地熱・水力発電を行っています。2024年に安比地熱を連結子会社にしました。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

三菱マテリアル株式会社は、上場143社の中で売上5位の大手。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠未来を創る企業」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

三菱マテリアル住友金属鉱山LIXIL神戸製鋼所
売上高1.84兆円1.74兆円1.51兆円2.44兆円
利益率5.3%(⁠経常)14.7%(⁠税引前)1.0%(⁠税引前)5.0%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.02倍1.38倍1.06倍1.17倍
30歳換算年収552万円636万円513万円668万円
月の残業14時間15時間16.1時間15.5時間

4社の中で残業が最も少ない。

求める人物像

その上で、第一に資源循環ビジネスのグローバル展開に対応した人材の採用・育成・配置を戦略的に実現します。また、抜本的構造改革を進める中で生産性と資本効率を高めるための変革を推進できる人材を後押しし、当社グループ全体の共創と成長を生み出す基盤づくりを進めます。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・グローバル・変革・デジタル・共創

会社自身が挙げているリスク

ガバナンス及び、資源循環の推進、人的資本の強化、地球環境問題対応の強化、高付加価値製品・ソリューション提供、開発・生産技術力の強化。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 金属事業:1,999人(⁠13%)
  • 高機能製品:5,975人(⁠40%)
  • 加工事業:6,973人(⁠46%)
  • 再生可能エネルギー事業:102人(⁠1%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で残業が最も少ない。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠未来を創る企業」。
当社の課題は
会社自身は「⁠ガバナンス及び」「⁠資源循環の推進」「⁠人的資本の強化」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠資源循環ビジネスで未来を創る企業へ」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 2026年5月の会社分割について、現場の仕事にはどんな影響がありましたか。
  • 有価証券報告書で「⁠ガバナンス及び」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い