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東ソーとartienceの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東ソーが約689万円、artienceが約590万円。東ソーのほうが約99万円高い。
  • 売上高は東ソーが1.02兆円、artienceが3,500億円で、東ソーが約2.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は東ソーが10.5%、artienceが6.0%で、東ソーのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

東ソーartience
働きやすさの点数62.6点(⁠A-)66.9点(⁠A)
平均年収829万円(⁠38.5歳)812万円(⁠44.7歳)
30歳換算年収約689万円約590万円
月の平均残業16.2時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.2年18.6年
売上高1.02兆円3,500億円
売上に対する利益の割合10.5%(⁠経常利益)6.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.11倍1.22倍
従業員数(⁠単体)4,002人392人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは東ソーが1.11倍、artienceが1.22倍で、勢いはartienceが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東ソーが62.6点、artienceが66.9点で、artienceが上回る。

何で稼いでいるかの違い

東ソー

東ソーは、苛性ソーダ・塩化ビニルなどのクロル・アルカリ、ポリエチレンなどの石油化学、機能商品、エンジニアリングの事業を手がける化学メーカーです。1935年に山口県で東洋曹達工業として設立されました。

売上高は約1.02兆円です。事業は、石油化学、クロル・アルカリ、機能商品、エンジニアリングなどです。1999年に苛性ソーダと塩化ビニルモノマーでそれぞれ年産100万t体制をつくりました。

artience

artience(⁠アーティエンス、旧東洋インキSCホールディングス)は、印刷インキ、有機顔料、カラーフィルター用材料、リチウムイオン電池材料、缶用塗料、接着剤、グラビアインキなどをつくる会社の持株会社です。1896年に個人経営の「⁠小林インキ店」として創業し、2024年に今の社名になりました。

売上高は約3,500億円です。事業は、色材・機能材関連(⁠顔料、カラーフィルター用材料、リチウムイオン電池材料など)、ポリマー・塗加工関連(⁠缶用塗料、接着剤、粘着剤など)、パッケージ関連(⁠グラビアインキ、フレキソインキ)、印刷・情報関連(⁠オフセットインキ、印刷機械など)です。

歴史の違い

東ソー

  1. 1935年山口県で東洋曹達工業を設立し、翌年にソーダ灰の製造を始めます。
  2. 1955年日本オルガノ商会(⁠今のオルガノ)に資本参加します。
  3. 1971年液体クロマトグラフィー用のカラムを開発し、科学計測の分野に進出します。
  4. 1987年社名を東ソーに変えます。

artience

  1. 1896〜1907年小林インキ店として創業し、東洋インキ製造株式会社になります。
  2. 1971年韓国とタイに会社を設立します。
  3. 2001〜2006年台湾で液晶カラーフィルター用材料の会社を設立し、中国やインドにも会社をつくります。
  4. 2011年持株会社制に移り、東洋インキSCホールディングスに社名を変えます。

いま何に賭けているか

東ソー

企業理念は「⁠化学の革新を通して、幸せを実現し、社会に貢献する」です。2025〜2027年度の中期経営計画で、事業を、食塩電解・ナフサ熱分解を起点とする「⁠チェーン事業」と、医薬・半導体業界向けなどの「⁠先端事業」の2つに分けて定義しています。

artience

社名artienceは「⁠art」と「⁠science」を融合した言葉です。ブランドプロミスは「⁠感性に響く価値を創り出し、心豊かな未来に挑む」、スローガンは「⁠Empowering Feeling」です。2029年12月期にROE10.0%以上、2026年12月期に売上高3,600億円を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東ソーのほうが景気の波に強い。

よくある質問

東ソーとartienceはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東ソーが約689万円、artienceが約590万円。東ソーのほうが約99万円高い。
東ソーとartienceはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東ソーが62.6点、artienceが66.9点で、artienceが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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