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パナソニックホールディングスと富士電機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はパナソニックホールディングスが約727万円、富士電機が約608万円。パナソニックホールディングスのほうが約119万円高い。
  • 売上高はパナソニックホールディングスが8.05兆円、富士電機が1.23兆円で、パナソニックホールディングスが約6.6倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはパナソニックホールディングスが1.09倍、富士電機が1.35倍で、勢いは富士電機が上。

数字で比べる

パナソニックホールディングス富士電機
働きやすさの点数79.6点(⁠S)71.1点(⁠S-)
平均年収988万円(⁠44.1歳)841万円(⁠44.9歳)
30歳換算年収約727万円約608万円
月の平均残業未公表18.9時間
有給取得率未公表100%
平均勤続年数18.6年20.4年
売上高8.05兆円1.23兆円
売上に対する利益の割合3.3%(⁠税引前利益)11.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.09倍1.35倍
従業員数(⁠単体)1,431人10,901人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はパナソニックホールディングスが79.6点、富士電機が71.1点で、パナソニックホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

パナソニックホールディングス

パナソニックホールディングスは、松下幸之助が1918年に創業した総合電機メーカーのグループです。家電のイメージが強いですが、今は電気設備・空調・電池・電子部品・企業向けシステムなどが大きな柱で、データセンターなどのAIインフラ向けの事業を成長の中心に据えています。

売上高は約8.1兆円で、電機業界で国内2位です。事業は、コネクト(⁠企業向けのシステム・ソフトウエア)、エレクトリックワークス(⁠照明・配線器具など)、HVAC & CC(⁠空調・冷蔵設備)、エナジー(⁠電池)、インダストリー(⁠電子部品)、スマートライフ(⁠家電)の6つに分かれています。

富士電機

富士電機は、発電設備や受変電設備などのエネルギー、インバータやモータなどのインダストリー、パワー半導体、自動販売機などの食品流通の4つを柱とする電機メーカーです。1923年に古河電気工業とドイツのシーメンス社の提携で設立されました。今の富士通は、1935年に富士電機の通信機部門を分離してできた会社です。

売上高は約1.23兆円です。事業は、エネルギー(⁠火力・地熱・水力発電設備、受変電設備、UPS、電気工事など)、インダストリー(⁠インバータ、モータ、FAシステム、鉄道車両用駆動システムなど)、半導体、食品流通(⁠自動販売機など)です。

歴史の違い

パナソニックホールディングス

  1. 1918年松下幸之助が大阪に松下電気器具製作所を創業し、配線器具の製造を始めます。
  2. 1927〜1933年「⁠ナショナル」の商標を定め、門真に本店を移し、事業部制(⁠事業ごとに独立して責任を持つ仕組み)を採用します。
  3. 1950〜1970年代オランダのフィリップスとの提携、海外拠点の設立、部品・電池・住宅設備の子会社化などで、世界的な総合電機メーカーになります。
  4. 2000年代グループ会社を完全子会社化し、ブランドを「⁠Panasonic」に統一。

富士電機

  1. 1923年古河電気工業とドイツのシーメンス社の資本・技術提携で、富士電機製造が設立されます。
  2. 1935年通信機部門を分離し、富士通信機製造(⁠今の富士通)を設立します。
  3. 1953年半導体部門に進出します。
  4. 1969年自動販売機の製造を始めます。

いま何に賭けているか

パナソニックホールディングス

2032年に向けて、「⁠エネルギーの有効活用」と「⁠現場の人手不足の解消」という社会課題に取り組むとしています。とくにデータセンターなどAIインフラを支える事業を収益の柱に位置づけ、2028年度に調整後営業利益で7,500億円以上を目指しています。

富士電機

2024年度からの中期経営計画の最終年度(⁠2026年度)に、営業利益率11%以上、ROE12%以上などを目指し、売上高・営業利益とも過去最高の更新を目指すとしています。会社は、生成AIなどの広がりで電力需要が増え、脱炭素に向けたGX投資が加速しているとし、パワエレを中心に4事業の連携を強めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい富士電機。

よくある質問

パナソニックホールディングスと富士電機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はパナソニックホールディングスが約727万円、富士電機が約608万円。パナソニックホールディングスのほうが約119万円高い。
パナソニックホールディングスと富士電機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はパナソニックホールディングスが79.6点、富士電機が71.1点で、パナソニックホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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