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住友電気工業と三井金属の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。非鉄金属・電線の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は住友電気工業が約672万円、三井金属が約677万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は住友電気工業が15.7時間、三井金属が14.3時間。大きな差はない。
  • 売上高は住友電気工業が5.11兆円、三井金属が7,585億円で、住友電気工業が約6.7倍の規模。

数字で比べる

住友電気工業三井金属
働きやすさの点数71.8点(⁠S-)70点(A+)
平均年収896万円(⁠43.2歳)896万円(⁠42.9歳)
30歳換算年収約672万円約677万円
月の平均残業15.7時間14.3時間
有給取得率未公表85.9%
平均勤続年数19.4年13.9年
売上高5.11兆円7,585億円
売上に対する利益の割合8.4%(⁠経常利益)18.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.52倍1.20倍
従業員数(⁠単体)7,209人2,587人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は住友電気工業が8.4%、三井金属が18.0%で、三井金属のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは住友電気工業が1.52倍、三井金属が1.20倍で、勢いは住友電気工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は住友電気工業が71.8点、三井金属が70点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

住友電気工業

住友電気工業(⁠住友電工)は、電線から始まった住友グループの大手メーカーです。今の稼ぎ頭は、自動車の中に張りめぐらされる電線の束「⁠ワイヤーハーネス」で、ほかに光ファイバ、電力ケーブル、超硬工具なども手がけています。

売上高は約5.1兆円で、鉄鋼・金属製品の業界で国内2位です。事業は、環境エネルギー(⁠電力ケーブル・電力機器)、情報通信(⁠光ファイバ、光デバイス)、自動車(⁠ワイヤーハーネス、防振ゴム)、エレクトロニクス(⁠電子部品)、産業素材(⁠超硬工具、特殊金属線など)の5部門です。

三井金属

三井金属は、キャリア付極薄銅箔などの銅箔、排ガス浄化触媒、電子材料用金属粉、スパッタリングターゲットなどの機能材料と、亜鉛・鉛・銅・金・銀の製錬、資源リサイクルなどの金属事業を持つ会社です。1874年に三井組が神岡鉱山の経営を始めたのが起源で、1950年に三井鉱山の金属部門をもとに設立されました。

売上高は約7,585億円です。事業は、機能材料(⁠銅箔、排ガス浄化触媒、機能粉、電池材料、レアマテリアル、セラミックス、スパッタリングターゲット)、金属(⁠亜鉛、鉛、銅、金、銀、資源リサイクル)、その他です。

歴史の違い

住友電気工業

  1. 1897年住友本店が大阪に「⁠住友伸銅場」を開き、銅の電線などの製造を始めます。
  2. 1911〜1920年電線の製造を分けて住友電線製造所とし、1920年に株式会社として独立します。
  3. 1949年ワイヤーハーネス事業に進出します。
  4. 1970〜1985年化合物半導体、光ファイバ・ケーブル、合成ダイヤモンドなど、新しい素材・部品を次々に事業にしていきます。

三井金属

  1. 1874年三井組が神岡鉱山の経営を始めます。
  2. 1950〜1952年三井鉱山の金属部門をもとに神岡鉱業を設立し、三井金属鉱業に社名を変えます。
  3. 1976〜1989年米国、台湾、マレーシアに銅箔の製造拠点をつくり、半導体実装材料の会社を設立します。
  4. 1995〜2006年タイ、中国、インドに自動車部品・排ガス浄化触媒の拠点をつくり、ペルーのパルカ鉱山が操業を始めます。

いま何に賭けているか

住友電気工業

長期ビジョン「⁠住友電工グループ2030ビジョン」のもとで、グループ一体となって企業価値の向上に取り組んでいます。「⁠五方よし」(⁠公益を重視し、ステークホルダーとの共栄を図る考え方)を掲げ、エネルギー・情報通信・モビリティの分野で成長を目指しています。

三井金属

コーポレートスローガンは「⁠マテリアルの知恵を活かす」です。2025年度からの中期経営計画「⁠25中計」で、バイサイドM&Aの予算枠を240億円から600億円に広げ、「⁠大胆な資源投入による成長の加速」を進めるとしています。機能材料ではAIインフラ、先端半導体関連分野に継続して投資するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい住友電気工業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い三井金属のほうが景気の波に強い。

よくある質問

住友電気工業と三井金属はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は住友電気工業が約672万円、三井金属が約677万円。ほぼ同じ水準。
住友電気工業と三井金属はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は住友電気工業が15.7時間、三井金属が14.3時間。大きな差はない。
住友電気工業と三井金属はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は住友電気工業が71.8点、三井金属が70点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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