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ニフコと武蔵精密工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はニフコが約568万円、武蔵精密工業が約536万円。ニフコのほうが約32万円高い。
  • 月の平均残業はニフコが25.7時間、武蔵精密工業が19.1時間。武蔵精密工業のほうが月6.6時間少ない。
  • 売上高はニフコが3,526億円、武蔵精密工業が3,472億円で、規模は近い。

数字で比べる

ニフコ武蔵精密工業
働きやすさの点数60.2点(⁠A-)58.1点(⁠B)
平均年収746万円(⁠42.5歳)701万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約568万円約536万円
月の平均残業25.7時間19.1時間
有給取得率78.6%未公表
平均勤続年数15.6年13.7年
売上高3,526億円3,472億円
売上に対する利益の割合14.5%(⁠経常利益)5.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.24倍1.44倍
従業員数(⁠単体)1,412人1,111人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はニフコが14.5%、武蔵精密工業が5.8%で、ニフコのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはニフコが1.24倍、武蔵精密工業が1.44倍で、勢いは武蔵精密工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はニフコが60.2点、武蔵精密工業が58.1点で、ニフコが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ニフコ

ニフコは、自動車の内装・外装部品や工業用プラスチック・ファスナーなどのエンジニアリングプラスチック製品をつくる会社です。ベッドのシモンズも子会社です。1967年に日英物産と米国イリノイ・ツール・ワークス社の合弁で、日本工業ファスナーとして設立されました。

売上高は約3,526億円です。事業は、合成樹脂成形品(⁠工業用プラスチック・ファスナー、精密成形部品、金型)と、ベッド及び家具(⁠シモンズ)の2つです。

武蔵精密工業

武蔵精密工業は、ギヤやカムシャフトなどのパワートレイン部品、サスペンション・ステアリング用のボールジョイント、二輪車用部品をつくる自動車部品メーカーです。本田技研工業は「⁠その他の関係会社」で主要な取引先です。1938年に大塚美春が東京で大塚製作所を創業し、航空発動機用気化器の部品から始まりました。

売上高は約3,472億円です。製品は、PT(⁠パワートレイン:デファレンシャルギヤ、カムシャフト、トランスミッションギヤなど)、L&S(⁠サスペンションアーム、ボールジョイントなど)、2輪(⁠二輪車用トランスミッションギヤなど)です。

歴史の違い

ニフコ

  1. 1967〜1970年日英物産と米国イリノイ・ツール・ワークス社の合弁で日本工業ファスナーを設立し、ニフコに社名を変えます。
  2. 1979〜1984年東京証券取引所に上場し、台湾に合弁会社をつくります。
  3. 1985〜1996年韓国、米国、香港、タイ、英国、マレーシア、シンガポール、中国で会社を設立・買収します。
  4. 1996年ジャパンタイムズとシモンズを子会社にします。

武蔵精密工業

  1. 1938〜1946年東京で大塚製作所を創業し、戦後に本社を愛知県豊橋市に移して武蔵産業に社名を変えます。
  2. 1947〜1956年ミシン部品の製造に転換し、本田技研工業と取引を始めて二輪自動車部品をつくります。
  3. 1963年社名を武蔵精密工業に変えます。
  4. 1980〜2003年米国、タイ、英国、インドネシア、カナダ、ブラジル、ハンガリー、ドイツ、インド、中国に会社をつくります。

いま何に賭けているか

ニフコ

長期ビジョン(⁠NIFCO GROUP VISION 2035)は「⁠”アイデア”を”カタチ”にする会社」で、「⁠世界のMobility社会をリードする”Great”Company」を目指しています。独立系の自動車部品メーカーとして、自動車の内外装、ADAS部品、電動車のパワートレイン関連部品などを伸ばすとしています。2026年度から、目標を固定した「⁠固定型中期経営計画」に切り替えました。

武蔵精密工業

ムサシ100年ビジョンは「⁠Go Far Beyond! ~枠を壊し冒険へ出かけよう!~」です。Mobility事業では、ICE・HEV・BEVの全パワートレイン領域の商品と技術で強い収益基盤をつくるとしています。AIデータセンターを支えるハイブリッドスーパーキャパシタ(⁠HSC)を中核とするEnergy Solution事業を新たな成長の柱に育てるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならニフコ、時間のゆとりを取るなら武蔵精密工業。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい武蔵精密工業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いニフコのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ニフコと武蔵精密工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はニフコが約568万円、武蔵精密工業が約536万円。ニフコのほうが約32万円高い。
ニフコと武蔵精密工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はニフコが25.7時間、武蔵精密工業が19.1時間。武蔵精密工業のほうが月6.6時間少ない。
ニフコと武蔵精密工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はニフコが60.2点、武蔵精密工業が58.1点で、ニフコが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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