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ソニーグループとシャープの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はソニーグループが約876万円、シャープが約570万円。ソニーグループのほうが約306万円高い。
  • 月の平均残業はソニーグループが22.2時間、シャープが8時間。シャープのほうが月14.2時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はソニーグループが100%、シャープが74.7%。

数字で比べる

ソニーグループシャープ
働きやすさの点数74.8点(⁠S)70.4点(⁠A+)
平均年収1,155万円(⁠42.7歳)782万円(⁠44.5歳)
30歳換算年収約876万円約570万円
月の平均残業22.2時間8時間
有給取得率100%74.7%
平均勤続年数16年20.1年
売上高8,021億円1.89兆円
売上に対する利益の割合81.1%(⁠経常利益)3.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.97倍0.76倍
従業員数(⁠単体)2,166人5,553人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はソニーグループが8,021億円、シャープが1.89兆円で、シャープが約2.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はソニーグループが81.1%、シャープが3.1%で、ソニーグループのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはソニーグループが1.97倍、シャープが0.76倍で、勢いはソニーグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はソニーグループが74.8点、シャープが70.4点で、ソニーグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ソニーグループ

ソニーグループは、PlayStationのゲーム、音楽、映画、アニメ(⁠Crunchyroll)といったエンタテインメントと、スマートフォンのカメラに使われるイメージセンサーを二本柱にする会社です。テレビやカメラの電機メーカーという印象は、今の稼ぎ方の一部にすぎません。

事業は、ゲーム&ネットワークサービス(⁠PlayStation)、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(⁠カメラ・オーディオ・テレビなど)、イメージング&センシング・ソリューション(⁠イメージセンサー)の5つです。2025年度に金融事業(⁠ソニー生命・ソニー銀行など)をパーシャル・スピンオフで切り離しました。

シャープ

シャープは、冷蔵庫・エアコン・テレビなどの家電、複合機・パソコン(⁠Dynabook)・スマートフォンなどの業務・通信機器、液晶などのディスプレイデバイスを手がける電機メーカーです。1912年にシャープペンシルの発明者・早川徳次が創業し、2016年から台湾の鴻海精密工業が親会社です。

売上高は約1.89兆円です。事業は、スマートライフ(⁠白物家電、テレビ、太陽電池など)、スマートワークプレイス(⁠複合機、インフォメーションディスプレイ、スマートフォン、パソコンなど)、ディスプレイデバイスの3つです。

歴史の違い

ソニーグループ

  1. 1946年東京・日本橋で、電気通信機と測定器をつくる東京通信工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年アメリカに現地法人をつくり、1970年にニューヨーク証券取引所に上場します。
  3. 1988〜1989年CBSのレコード部門と、ハリウッドのコロンビア・ピクチャーズを買収し、音楽と映画の会社を手に入れます。
  4. 1993年ソニー・コンピュータエンタテインメント(⁠今のソニー・インタラクティブエンタテインメント)を設立し、ゲーム事業を始めます。

シャープ

  1. 1912〜1915年早川徳次が東京で創業し、金属繰出鉛筆(⁠のちの「⁠シャープペンシル」)を発明します。
  2. 1924年関東大震災の後、大阪に移って早川金属工業研究所を設立し、ラジオ受信機の製作を始めます。
  3. 1991〜2009年天理、三重、亀山、堺に液晶パネル工場を次々に建設します。
  4. 2016年鴻海精密工業などへの第三者割当増資を行い、本社を堺市に移します。

いま何に賭けているか

ソニーグループ

長期ビジョン「⁠Creative Entertainment Vision」で、テクノロジーでクリエイターを支え、IP(⁠作品やキャラクター)の価値を最大にすることを掲げています。アニメを重要な成長領域とし、Crunchyrollの有料会員は2026年3月末に2,100万人を超えました。

シャープ

“「⁠暮らす」「⁠働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、人の未来を拓く”を方針に、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3事業を中心にしています。「⁠デバイス事業のアセットライト化」の方針で、カメラモジュール事業・半導体事業の譲渡や亀山第2工場の生産停止の決定など、構造改革に一定の区切りをつけたとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならソニーグループ、時間のゆとりを取るならシャープ。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいソニーグループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いソニーグループのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ソニーグループとシャープはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はソニーグループが約876万円、シャープが約570万円。ソニーグループのほうが約306万円高い。
ソニーグループとシャープはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はソニーグループが22.2時間、シャープが8時間。シャープのほうが月14.2時間少ない。
ソニーグループとシャープはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はソニーグループが74.8点、シャープが70.4点で、ソニーグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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