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ソニーグループと明電舎の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はソニーグループが約876万円、明電舎が約603万円。ソニーグループのほうが約273万円高い。
  • 月の平均残業はソニーグループが22.2時間、明電舎が23.1時間。大きな差はない。
  • 売上高はソニーグループが8,021億円、明電舎が3,262億円で、ソニーグループが約2.5倍の規模。

数字で比べる

ソニーグループ明電舎
働きやすさの点数74.8点(⁠S)64.6点(⁠A)
平均年収1,155万円(⁠42.7歳)811万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約876万円約603万円
月の平均残業22.2時間23.1時間
有給取得率100%未公表
平均勤続年数16年18.6年
売上高8,021億円3,262億円
売上に対する利益の割合81.1%(⁠経常利益)8.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.97倍1.28倍
従業員数(⁠単体)2,166人3,975人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はソニーグループが81.1%、明電舎が8.5%で、ソニーグループのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはソニーグループが1.97倍、明電舎が1.28倍で、勢いはソニーグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はソニーグループが74.8点、明電舎が64.6点で、ソニーグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ソニーグループ

ソニーグループは、PlayStationのゲーム、音楽、映画、アニメ(⁠Crunchyroll)といったエンタテインメントと、スマートフォンのカメラに使われるイメージセンサーを二本柱にする会社です。テレビやカメラの電機メーカーという印象は、今の稼ぎ方の一部にすぎません。

事業は、ゲーム&ネットワークサービス(⁠PlayStation)、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(⁠カメラ・オーディオ・テレビなど)、イメージング&センシング・ソリューション(⁠イメージセンサー)の5つです。2025年度に金融事業(⁠ソニー生命・ソニー銀行など)をパーシャル・スピンオフで切り離しました。

明電舎

明電舎は、発電機・変圧器などの電力インフラ機器、鉄道・上下水道向けのシステム、EV駆動システムやモーターなどをつくる重電メーカーです。1897年に個人経営の電気機械工場として発足しました。

売上高は約3,262億円です。事業は、電力インフラ(⁠発電機、変電製品、水力発電設備など)、社会システム(⁠電鉄システム、水インフラ、無停電電源装置など)、産業電子モビリティ(⁠モーター、インバーター、EV駆動システム、自動車試験装置など)、フィールドエンジニアリング(⁠保守・サービス)、不動産などです。

歴史の違い

ソニーグループ

  1. 1946年東京・日本橋で、電気通信機と測定器をつくる東京通信工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年アメリカに現地法人をつくり、1970年にニューヨーク証券取引所に上場します。
  3. 1988〜1989年CBSのレコード部門と、ハリウッドのコロンビア・ピクチャーズを買収し、音楽と映画の会社を手に入れます。
  4. 1993年ソニー・コンピュータエンタテインメント(⁠今のソニー・インタラクティブエンタテインメント)を設立し、ゲーム事業を始めます。

明電舎

  1. 1897年個人経営の電気機械工場として発足します。
  2. 1917年株式会社になります。
  3. 1966〜1975年タイとシンガポールに会社を設立します。
  4. 2001〜2012年日立製作所、富士電機と変電事業の合弁会社をつくり、2012年に合弁を解消します。

いま何に賭けているか

ソニーグループ

長期ビジョン「⁠Creative Entertainment Vision」で、テクノロジーでクリエイターを支え、IP(⁠作品やキャラクター)の価値を最大にすることを掲げています。アニメを重要な成長領域とし、Crunchyrollの有料会員は2026年3月末に2,100万人を超えました。

明電舎

企業理念は「⁠より豊かな未来をひらく」、2030年のビジョンは「⁠サステナビリティ・パートナー」です。「⁠中期経営計画2027」の初年度(⁠2025年度)は売上高・営業利益とも過去最高で、ROEは15.1%でした。会社は、人手不足の中で需要に応えるため、生産性向上の加速を第一の課題にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいソニーグループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いソニーグループのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ソニーグループと明電舎はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はソニーグループが約876万円、明電舎が約603万円。ソニーグループのほうが約273万円高い。
ソニーグループと明電舎はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はソニーグループが22.2時間、明電舎が23.1時間。大きな差はない。
ソニーグループと明電舎はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はソニーグループが74.8点、明電舎が64.6点で、ソニーグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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