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キリンホールディングスとヤクルト本社の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。飲料・たばこの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はキリンホールディングスが約776万円、ヤクルト本社が約663万円。キリンホールディングスのほうが約113万円高い。
  • 売上高はキリンホールディングスが2.43兆円、ヤクルト本社が4,864億円で、キリンホールディングスが約5.0倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはキリンホールディングスが1.34倍、ヤクルト本社が1.17倍で、勢いはキリンホールディングスが上。

数字で比べる

キリンホールディングスヤクルト本社
働きやすさの点数71.2点(⁠S-)73.3点(⁠S-)
平均年収999万円(⁠41.6歳)855万円(⁠41.7歳)
30歳換算年収約776万円約663万円
月の平均残業未公表10.5時間
有給取得率未公表86.4%
平均勤続年数13.6年17.1年
売上高2.43兆円4,864億円
売上に対する利益の割合9.8%(⁠税引前利益)12.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.34倍1.17倍
従業員数(⁠単体)1,124人2,912人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はキリンホールディングスが71.2点、ヤクルト本社が73.3点で、ヤクルト本社が上回る。

何で稼いでいるかの違い

キリンホールディングス

キリンホールディングスは、「⁠キリンビール」で知られる酒類を中心に、飲料(⁠キリンビバレッジ)、医薬(⁠協和キリン)、健康食品・化粧品(⁠ファンケルなど)を手がける会社です。ビール会社から「⁠健康」を軸にした会社へと変わろうとしています。

売上高は約2.4兆円で、食品・飲料製造業で国内4位です。事業は、酒類(⁠国内のビールやオーストラリア・北米のビール)、飲料(⁠国内の清涼飲料、アメリカのコカ・コーラボトラー)、医薬(⁠協和キリン)、ヘルスサイエンス(⁠ファンケル、オーストラリアのBlackmores)の4つです。

ヤクルト本社

ヤクルト本社は、乳酸菌飲料「⁠ヤクルト」などの乳製品をつくり、全国のヤクルト販売会社を通じて届ける会社です。海外でも多くの国で乳製品を製造・販売しているほか、化粧品、医薬品、プロ野球(⁠ヤクルト球団)も手がけています。

売上高は約4,864億円です。事業は、飲料および食品製造販売(⁠日本、米州、アジア・オセアニア、ヨーロッパ)と、その他(⁠化粧品、プロ野球)です。

歴史の違い

キリンホールディングス

  1. 1907年麒麟麦酒が設立されます。
  2. 1970〜1980年代小岩井乳業などを設立する「⁠多角化」を進め、1990年には腎性貧血の治療薬を発売して医薬の事業に進出します。
  3. 1998〜2009年オーストラリアのライオン・ネイサン、フィリピンのサンミゲルなど、海外の酒類会社に投資します。
  4. 2007〜2008年持株会社のキリンホールディングスに移り、協和醱酵工業と医薬事業を統合して協和発酵キリン(⁠今の協和キリン)が生まれます。

ヤクルト本社

  1. 1935年福岡市で「⁠代田保護菌研究所」として事業が始まり、「⁠ヤクルト」の商標で各地の独立した企業が事業を展開します。
  2. 1955年各地のヤクルト企業全体を指導・統括する組織として、株式会社ヤクルト本社が設立されます。
  3. 1964年初の海外事業所として台湾ヤクルトが営業を始めます。
  4. 1969〜1975年プロ野球球団を取得し、化粧品と医薬品の本格販売を始めます。

いま何に賭けているか

キリンホールディングス

長期ビジョン「⁠KV2027」のもとでヘルスサイエンス事業の立ち上げと育成を進めてきた会社は、2035年を見据えた新しい長期ビジョンを策定しました。酒類、ヘルスサイエンス・飲料、医薬の3つの事業で、「⁠心と身体の健康の未来」を創造するとしています。

ヤクルト本社

長期ビジョン「⁠Yakult Group Global Vision 2030」で、「⁠世界の人々の健康に貢献し続けるヘルスケアカンパニーへの進化」を目指しています。海外は「⁠深耕と拡大」を続け、日本は収益性をさらに高めるとしています。強みとして「⁠研究開発・技術力」と「⁠独自の宅配システム」を挙げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいキリンホールディングス。

よくある質問

キリンホールディングスとヤクルト本社はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はキリンホールディングスが約776万円、ヤクルト本社が約663万円。キリンホールディングスのほうが約113万円高い。
キリンホールディングスとヤクルト本社はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はキリンホールディングスが71.2点、ヤクルト本社が73.3点で、ヤクルト本社が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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