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キリンホールディングスとサッポロビールの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。飲料・たばこの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はキリンホールディングスが約776万円、サッポロビールが約735万円。キリンホールディングスのほうが約41万円高い。
  • 売上高はキリンホールディングスが2.43兆円、サッポロビールが5,069億円で、キリンホールディングスが約4.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はキリンホールディングスが9.8%、サッポロビールが4.5%で、キリンホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

キリンホールディングスサッポロビール
働きやすさの点数71.2点(⁠S-)81.4点(⁠S)
平均年収999万円(⁠41.6歳)1,014万円(⁠44.8歳)
30歳換算年収約776万円約735万円
月の平均残業未公表8時間
有給取得率未公表82.6%
平均勤続年数13.6年16.6年
売上高2.43兆円5,069億円
売上に対する利益の割合9.8%(⁠税引前利益)4.5%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.34倍1.16倍
従業員数(⁠単体)1,124人144人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはキリンホールディングスが1.34倍、サッポロビールが1.16倍で、勢いはキリンホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はキリンホールディングスが71.2点、サッポロビールが81.4点で、サッポロビールが上回る。

何で稼いでいるかの違い

キリンホールディングス

キリンホールディングスは、「⁠キリンビール」で知られる酒類を中心に、飲料(⁠キリンビバレッジ)、医薬(⁠協和キリン)、健康食品・化粧品(⁠ファンケルなど)を手がける会社です。ビール会社から「⁠健康」を軸にした会社へと変わろうとしています。

売上高は約2.4兆円で、食品・飲料製造業で国内4位です。事業は、酒類(⁠国内のビールやオーストラリア・北米のビール)、飲料(⁠国内の清涼飲料、アメリカのコカ・コーラボトラー)、医薬(⁠協和キリン)、ヘルスサイエンス(⁠ファンケル、オーストラリアのBlackmores)の4つです。

サッポロビール

サッポロホールディングスは、「⁠黒ラベル」「⁠ヱビス」のサッポロビールと、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(⁠食品・飲料)などを持つ持株会社です。1876年の開拓使麦酒醸造所に端を発し、2026年に創業150周年を迎えます。恵比寿ガーデンプレイスなどの不動産事業は、外部資本を入れて切り離す手続きを進めています。

売上高は約5,069億円です。報告セグメントは、酒類(⁠ビール・発泡酒、ワイン、RTDなど、ビヤホールのサッポロライオン)と食品飲料の2つです。不動産事業は、2025年12月に外部資本の導入の契約を結び、非継続事業にしました。

歴史の違い

キリンホールディングス

  1. 1907年麒麟麦酒が設立されます。
  2. 1970〜1980年代小岩井乳業などを設立する「⁠多角化」を進め、1990年には腎性貧血の治療薬を発売して医薬の事業に進出します。
  3. 1998〜2009年オーストラリアのライオン・ネイサン、フィリピンのサンミゲルなど、海外の酒類会社に投資します。
  4. 2007〜2008年持株会社のキリンホールディングスに移り、協和醱酵工業と医薬事業を統合して協和発酵キリン(⁠今の協和キリン)が生まれます。

サッポロビール

  1. 1876年開拓使麦酒醸造所ができます。
  2. 1949年大日本麦酒が分割され、「⁠サッポロ」「⁠ヱビス」の商標を受け継いだ日本麦酒が発足します。
  3. 1994年恵比寿ガーデンプレイスを開業します。
  4. 2003年持株会社のサッポロホールディングスになり、新たにサッポロビールを設立します。

いま何に賭けているか

キリンホールディングス

長期ビジョン「⁠KV2027」のもとでヘルスサイエンス事業の立ち上げと育成を進めてきた会社は、2035年を見据えた新しい長期ビジョンを策定しました。酒類、ヘルスサイエンス・飲料、医薬の3つの事業で、「⁠心と身体の健康の未来」を創造するとしています。

サッポロビール

中期経営計画(⁠2023〜26年)で事業ポートフォリオを見直し、2026年の目標だったROE8%を2025年に1年前倒しで達成しました。不動産事業のオフバランス化で得る資金を、酒類事業を中心とした成長投資に回すとしています。国内では酒税改正を踏まえて「⁠黒ラベル」と「⁠ヱビス」に集中投資し、RTDは「⁠濃いめ」ブランドを中心に強化するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいキリンホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いキリンホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

キリンホールディングスとサッポロビールはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はキリンホールディングスが約776万円、サッポロビールが約735万円。キリンホールディングスのほうが約41万円高い。
キリンホールディングスとサッポロビールはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はキリンホールディングスが71.2点、サッポロビールが81.4点で、サッポロビールが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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