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信越化学工業と関西ペイントの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・素材の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は信越化学工業が約711万円、関西ペイントが約676万円。信越化学工業のほうが約35万円高い。
  • 売上高は信越化学工業が2.57兆円、関西ペイントが5,898億円で、信越化学工業が約4.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は信越化学工業が27.5%、関西ペイントが9.3%で、信越化学工業のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

信越化学工業関西ペイント
働きやすさの点数73.3点(⁠S-)72.8点(⁠S-)
平均年収899万円(⁠40.8歳)879万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約711万円約676万円
月の平均残業未公表12.9時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数18.8年18.4年
売上高2.57兆円5,898億円
売上に対する利益の割合27.5%(⁠経常利益)9.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.24倍1.41倍
従業員数(⁠単体)4,059人1,536人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは信越化学工業が1.24倍、関西ペイントが1.41倍で、勢いは関西ペイントが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は信越化学工業が73.3点、関西ペイントが72.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

信越化学工業

信越化学工業は、半導体の材料となるシリコンや、塩化ビニル樹脂、シリコーンなどを世界中に供給する化学メーカーです。売上に対する利益率が非常に高い、日本を代表する高収益企業です。

売上高は約2.6兆円で、化学工業で国内5位です。事業は、電子材料(⁠半導体シリコン、希土類磁石、フォトレジスト、マスクブランクスなど)、生活環境基盤材料(⁠塩化ビニル樹脂、か性ソーダなど)、機能材料(⁠シリコーン、セルロース誘導体など)、加工・商事・技術サービスの4つです。

関西ペイント

関西ペイントは、塗料の製造販売と関連サービスを手がける会社です。1918年に兵庫県尼崎市で設立され、インド(⁠Kansai Nerolac)、トルコ、アフリカ(⁠Kansai Plascon)、欧州(⁠Helios)、アジアにも製造拠点を持っています。

売上高は約5,898億円です。事業は地域ごとに、日本、インド、欧州、アジア、アフリカの5つです。

歴史の違い

信越化学工業

  1. 1926年信濃電気と日本窒素肥料の共同出資で、信越窒素肥料として発足します。
  2. 1953年シリコーン(⁠珪素樹脂)の製造を始めます。
  3. 1960〜1967年半導体シリコンの製造を始め、信越半導体を設立します。
  4. 1973年アメリカにシンテック社を設立し、塩化ビニル樹脂の製造を始めます。

関西ペイント

  1. 1918年兵庫県尼崎市で関西ペイントが設立され、塗料・顔料の製造を始めます。
  2. 1968年タイに合弁会社を設立し、海外に進出します。
  3. 1986年インドのKansai Nerolac Paintsの株式を取得します。
  4. 2011年アフリカのKansai Plasconの株式を取得します。

いま何に賭けているか

信越化学工業

AIの進展を支える「⁠先端電子材料総合メーカー」としての機能を広げ、AIインフラに関してはすべての事業で事業機会を追求するとしています。目標とする経営指標は「⁠年次ごとの増収、増益」とシンプルで、中国からの過剰輸出など市況の変化にも機敏に対応するとしています。

関西ペイント

第18次中期経営計画(⁠2025年度〜)で、「⁠塗料で人を幸せにする」をMVVの中核に据えています。「⁠ONE KANSAI」の考え方でグローバル一体経営を深め、「⁠構造改革による収益性と効率性の強化」「⁠事業を伸ばす製品開発とDXの推進」などを重点方針にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい関西ペイント。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い信越化学工業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

信越化学工業と関西ペイントはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は信越化学工業が約711万円、関西ペイントが約676万円。信越化学工業のほうが約35万円高い。
信越化学工業と関西ペイントはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は信越化学工業が73.3点、関西ペイントが72.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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