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中国電力と四国電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は中国電力が約688万円、四国電力が約673万円。ほぼ同じ水準。
  • 有給休暇の取得率は中国電力が87.4%、四国電力が84%。
  • 売上高は中国電力が1.44兆円、四国電力が7,619億円で、中国電力が約1.9倍の規模。

数字で比べる

中国電力四国電力
働きやすさの点数72点(S-)73.5点(⁠S-)
平均年収895万円(⁠42.1歳)874万円(⁠42歳)
30歳換算年収約688万円約673万円
月の平均残業26時間未公表
有給取得率87.4%84%
平均勤続年数18.5年17.5年
売上高1.44兆円7,619億円
売上に対する利益の割合5.6%(⁠経常利益)8.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.27倍1.19倍
従業員数(⁠単体)3,584人2,111人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は中国電力が5.6%、四国電力が8.9%で、四国電力のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は中国電力が72点、四国電力が73.5点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

中国電力

中国電力は、中国地域に根差した電力会社です。島根原子力発電所を持ち、送配電は子会社の中国電力ネットワーク、情報通信はエネコムが担っています。

売上高は約1.44兆円です。事業は、総合エネルギー、送配電、情報通信の3つを戦略的事業領域にしています。

四国電力

四国電力(⁠よんでん)は、四国で電気をつくって売る電力会社です。伊方発電所(⁠原子力)を持ち、送配電は子会社の四国電力送配電が担っています。情報通信事業(⁠STNet)や建設・エンジニアリング事業もグループに持っています。

売上高は約7,619億円です。事業は、電気(⁠発電・販売、送配電)、情報通信、エネルギー、建設・エンジニアリングなどです。

歴史の違い

中国電力

  1. 1951年中国配電と日本発送電の合併により設立されます。
  2. 1974年島根原子力発電所1号機が営業運転を始めます(⁠2015年に営業運転終了)。
  3. 1989年島根原子力発電所2号機が営業運転を始めます。
  4. 2009年電源開発と共同出資で大崎クールジェンを設立します。

四国電力

  1. 1951年電気事業再編成令により、四国配電と日本発送電から設備の出資・譲渡を受けて設立されます。
  2. 1963〜1971年阿南、西条、坂出の火力発電所の運転を始めます。
  3. 1977年伊方発電所(⁠原子力)の営業運転を始めます。
  4. 1984年情報システム部門を分離し、今のSTNetを設立します。

いま何に賭けているか

中国電力

「⁠中国電力グループ経営ビジョン2040」で、2030年度までを島根原子力発電所3号機や柳井発電所新2号機(⁠仮称)への投資を進める変革と基盤づくりの期間、2030年度以降を投資の成果を獲得して還元を充実させる期間としています。「⁠中期経営計画(⁠2026-2030)」ではROIC経営を実践し、低水準にとどまるPBRの改善を目指すとしています。

四国電力

「⁠よんでんグループ中期経営計画2030」で、エネルギー事業と情報通信事業を「⁠コア事業」、国際事業などを「⁠拡張領域」、脱炭素電力供給・エネルギーソリューション事業を「⁠挑戦領域」にしています。目指す姿は「⁠エネルギーとデジタルで未来を創造」、コーポレートメッセージは「⁠しあわせのチカラになりたい。」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い四国電力のほうが景気の波に強い。

よくある質問

中国電力と四国電力はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は中国電力が約688万円、四国電力が約673万円。ほぼ同じ水準。
中国電力と四国電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は中国電力が72点、四国電力が73.5点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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