トップ › 会社比較 › FA・制御機器 › キーエンスと安川電機

キーエンスと安川電機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。FA・制御機器の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はキーエンスが約1,953万円、安川電機が約652万円。キーエンスのほうが約1,301万円高い。
  • 売上高はキーエンスが1.17兆円、安川電機が5,421億円で、キーエンスが約2.2倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはキーエンスが1.55倍、安川電機が1.13倍で、勢いはキーエンスが上。

数字で比べる

キーエンス安川電機
働きやすさの点数81.3点(⁠S)67.5点(⁠A+)
平均年収2,178万円(⁠35歳)860万円(⁠42.7歳)
30歳換算年収約1,953万円約652万円
月の平均残業未公表20.7時間
有給取得率未公表76.5%
平均勤続年数11.3年16.5年
売上高1.17兆円5,421億円
売上に対する利益の割合54.4%(⁠経常利益)9.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.55倍1.13倍
従業員数(⁠単体)3,306人3,114人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はキーエンスが81.3点、安川電機が67.5点で、キーエンスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

キーエンス

キーエンスは、工場の自動化に使うセンサー、測定器、画像処理システムなどを開発し、自社の営業が直接販売する会社です。製造は子会社のキーエンスエンジニアリングが担い、売上の半分以上が経常利益として残る、日本屈指の高収益企業です。

売上高は約1.17兆円、経常利益は約6,358億円で、売上に対する割合は約54%です。電機業界の中央値(⁠約8.5%)の6倍以上あります。

安川電機

安川電機は、ACサーボやインバータなどのモーションコントロール機器と、溶接・塗装・搬送などの産業用ロボットをつくる福岡県の会社です。1969年に「⁠メカトロニクス」という言葉を提唱した会社でもあります。

売上高は約5,421億円です。事業は、モーションコントロール(⁠ACサーボ、インバータ、工作機械用モータなど)、ロボット(⁠アーク溶接、スポット溶接、塗装、ハンドリング、半導体・液晶用の搬送ロボットなど)、システムエンジニアリング(⁠鉄鋼プラントや上下水道の電気システムなど)の3つが中心です。

歴史の違い

キーエンス

  1. 1972年滝崎武光が兵庫県伊丹市でリード電機を創立し、自動制御機器の開発を始めます。
  2. 1973年工場の自動化に使うセンサーの開発・製造販売を始めます。
  3. 1985〜1990年アメリカ・ドイツに現地法人をつくり、1986年に社名をキーエンスに変えます。
  4. 2001〜2016年中国、ブラジル、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンに現地法人をつくり、海外でも直販体制を広げます。

安川電機

  1. 1915年合資会社安川電機製作所として設立されます。
  2. 1967〜1980年アメリカと欧州に販売会社をつくります。
  3. 1994年アメリカのロボット販売会社モートマンと、欧州のロボテックの経営権を取得します。
  4. 1999〜2018年ドイツのシーメンスと産業用ドライブシステムの合弁事業を始め、2018年にシーメンスの持分を取得して完全子会社にします。

いま何に賭けているか

キーエンス

会社は「⁠企画開発力の強化」と「⁠海外事業の拡大」を課題に挙げています。海外では当社商品の浸透度がまだ小さいとし、国内と同じ直販体制を現地で育てることで成長を目指しています。M&Aも含めて新しい付加価値の創出を検討するとしています。

安川電機

2026年3月から長期経営計画「⁠2035年ビジョン」と、最初の中期経営計画「⁠Dash 35」を始めました。技術革新で産業界の課題を解決し、メカトロニクスの領域を広げることを目指し、「⁠Dash 35」ではAIロボティクス技術の活用で新しい市場機会をつくるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいキーエンス。

よくある質問

キーエンスと安川電機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はキーエンスが約1,953万円、安川電機が約652万円。キーエンスのほうが約1,301万円高い。
キーエンスと安川電機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はキーエンスが81.3点、安川電機が67.5点で、キーエンスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく