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IHIと新明和工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はIHIが約764万円、新明和工業が約577万円。IHIのほうが約187万円高い。
  • 売上高はIHIが1.64兆円、新明和工業が2,850億円で、IHIが約5.8倍の規模。
  • 当サイトの働きやすさの点数はIHIが75点、新明和工業が61.2点で、IHIが上回る。

数字で比べる

IHI新明和工業
働きやすさの点数75点(S)61.2点(⁠A-)
平均年収1,001万円(⁠42.4歳)782万円(⁠44歳)
30歳換算年収約764万円約577万円
月の平均残業21.3時間未公表
有給取得率78.3%未公表
平均勤続年数15.8年14.2年
売上高1.64兆円2,850億円
売上に対する利益の割合11.3%(⁠税引前利益)5.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.40倍1.31倍
従業員数(⁠単体)8,199人3,669人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

IHI

IHIは、航空機用ジェットエンジン、ボイラや原子力機器などのエネルギー設備、橋梁・水門、産業システム・汎用機械をつくる重工業メーカーです。1853年に江戸幕府の命で石川島に創設された造船所がルーツです。

売上高は約1.64兆円です。事業は、資源・エネルギー・環境(⁠原動機、ボイラ、原子力機器など)、社会基盤(⁠橋梁・水門、交通システム、シールドシステムなど)、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛の4つです。

新明和工業

新明和工業は、ダンプトラックや塵芥車などの特装車、機械式駐車設備や航空旅客搭乗橋、水中ポンプ、救難飛行艇や航空機部品などをつくる会社です。1920年設立の川西機械製作所が始まりで、戦前は「⁠二式飛行艇」や戦闘機「⁠紫電改」をつくりました。

売上高は約2,850億円です。事業は、特装車、パーキングシステム(⁠機械式駐車設備、航空旅客搭乗橋)、産機・環境システム(⁠自動電線処理機、ごみ中継施設など)、流体(⁠水中ポンプなど)、航空機(⁠救難飛行艇、ボーイング社などへの航空機部品)の5つです。

歴史の違い

IHI

  1. 1853〜1889年ペリー来航をきっかけに幕府の命で石川島に造船所が創設され、1889年に有限責任石川島造船所になります。
  2. 1957年航空機用ジェットエンジンをつくるため田無工場を新設します。
  3. 1960年播磨造船所と合併し、石川島播磨重工業になります。
  4. 2000〜2002年日産自動車から宇宙航空事業を譲り受け、船舶・海洋事業は分社します(⁠のちのジャパン マリンユナイテッド)。

新明和工業

  1. 1920〜1943年川西機械製作所として設立され、「⁠二式飛行艇」や「⁠紫電改」をつくります。
  2. 1949〜1955年新明和興業を設立し、ダンプトラック、タンクローリ、テールゲートリフタ、ミキサ車をつくり始めます。
  3. 1960年日立製作所の系列に入り、社名を新明和工業に変えます。
  4. 1969〜1975年航空旅客搭乗橋の初号機を東京国際空港に納め、US-1型救難飛行艇を防衛庁に納めます。

いま何に賭けているか

IHI

2023年からの中期経営計画「⁠グループ経営方針2023」で構造改革に目途をつけ、2026年度からは2040年に向けた「⁠中長期の方向性」の実現に向けて成長ステージに移るとしています。エアロスペース、エネルギー、インフラの3分野に注力し、特にエアロスペースとクリーンエネルギーに大胆に資源を配分する方針です。

新明和工業

経営理念は「⁠新明和グループは、たゆまぬ技術革新で、安心な社会と快適な暮らしを支え続け、人々の幸せに貢献します。」です。長期経営計画[SG-Vision 2030]で、2030年度に連結売上高4,000億円以上、海外売上高1,000億円以上を目指しています。中期経営計画[SG-2026]では東南アジア・オセアニア・北米への展開強化や戦略的M&Aを掲げています。

よくある質問

IHIと新明和工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はIHIが約764万円、新明和工業が約577万円。IHIのほうが約187万円高い。
IHIと新明和工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はIHIが75点、新明和工業が61.2点で、IHIが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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