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日本板硝子と日本電気硝子の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ガラスの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本板硝子が約543万円、日本電気硝子が約553万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は日本板硝子が9.5時間、日本電気硝子が17.2時間。日本板硝子のほうが月7.7時間少ない。
  • 売上高は日本板硝子が8,795億円、日本電気硝子が3,114億円で、日本板硝子が約2.8倍の規模。

数字で比べる

日本板硝子日本電気硝子
働きやすさの点数65.2点(⁠A)60.7点(⁠A-)
平均年収777万円(⁠46.5歳)738万円(⁠43.3歳)
30歳換算年収約543万円約553万円
月の平均残業9.5時間17.2時間
有給取得率未公表74.2%
平均勤続年数19.9年17.5年
売上高8,795億円3,114億円
売上に対する利益の割合0.0%(⁠税引前利益)12.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.46倍1.07倍
従業員数(⁠単体)1,847人1,778人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは日本板硝子が1.46倍、日本電気硝子が1.07倍で、勢いは日本板硝子が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本板硝子が65.2点、日本電気硝子が60.7点で、日本板硝子が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本板硝子

日本板硝子(⁠NSG)は、建築用ガラス、自動車用ガラス、高機能ガラスをつくる会社です。2006年に英国のガラスメーカー、ピルキントン社を完全子会社にし、世界各地に拠点を持っています。1918年に日米板硝子として大阪で設立されました。

売上高は約8,795億円です。売上の52%が自動車用ガラス、43%が建築用ガラス(⁠太陽電池パネル用ガラスを含む)で、残りが高機能ガラスです。

日本電気硝子

日本電気硝子は、ディスプレイや電子デバイス用などの電子・情報分野のガラスや、ガラスファイバ、耐熱ガラスなどの特殊ガラス製品をつくる会社です。1944年に日本電気などにより設立され、大津で真空管用ガラス部品を生産していました。

売上高は約3,114億円です。事業は「⁠ガラス事業」の1つで、ディスプレイ及び電子デバイス用の「⁠電子・情報」と、複合材・医療・耐熱・建築用などの「⁠機能材料」の分野があります。

歴史の違い

日本板硝子

  1. 1918〜1931年日米板硝子として設立され、日本板硝子に社名を変えます。
  2. 1965年舞鶴工場に、東洋初のフロート方式によるガラス製造設備をつくります。
  3. 1971〜1986年マレーシア、メキシコ、米国に合弁会社をつくり、海外に進出します。
  4. 2000〜2006年英国ピルキントン社に出資し、2006年に完全子会社にします。

日本電気硝子

  1. 1944〜1949年日本電気などにより設立され、終戦後に解散を決議しますが、1949年に業務を再開します。
  2. 1962年超耐熱結晶化ガラス「⁠ネオセラム®」の生産を始めます。
  3. 1976〜1987年強化プラスチック用ガラスファイバと、TFT液晶ディスプレイ用基板ガラスの生産を始めます。
  4. 2016〜2017年半導体用サポートガラスの生産を始め、PPG Industriesから欧州と米国のガラス繊維事業を取得します。

いま何に賭けているか

日本板硝子

中期経営計画「⁠2030 Vision : Shift the Phase」を進め、2026年に「⁠新生NSGグループに向けた抜本的施策」を発表しました。強みを持つ「⁠ガラスとその周辺技術」に焦点を当てた価値を提供するとしています。マテリアリティの見直しで「⁠健康と安全」を独立した項目にしました。

日本電気硝子

企業理念は「⁠ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り拓きます。」、スローガンは「⁠GLASS FOR FUTURE」、目指す企業像は「⁠世界一の特殊ガラスメーカー」です。次世代半導体パッケージ用ガラスセラミックスコア基板の開発や、ガラス製造のカーボンニュートラル技術を提供するエンジニアリング事業も始めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本板硝子。

よくある質問

日本板硝子と日本電気硝子はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本板硝子が約543万円、日本電気硝子が約553万円。ほぼ同じ水準。
日本板硝子と日本電気硝子はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本板硝子が9.5時間、日本電気硝子が17.2時間。日本板硝子のほうが月7.7時間少ない。
日本板硝子と日本電気硝子はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本板硝子が65.2点、日本電気硝子が60.7点で、日本板硝子が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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