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日本たばこ産業とサントリーホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。飲料・たばこの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 売上高は日本たばこ産業が3.47兆円、サントリーホールディングスが3.43兆円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は日本たばこ産業が21.3%、サントリーホールディングスが5.9%で、日本たばこ産業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは日本たばこ産業が1.49倍、サントリーホールディングスが1.34倍で、勢いは日本たばこ産業が上。

数字で比べる

日本たばこ産業サントリーホールディングス
働きやすさの点数76.8点(⁠S)62.2点(⁠A-)
平均年収1,004万円(⁠41歳)—
30歳換算年収約790万円—
月の平均残業4.9時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.4年15.8年
売上高3.47兆円3.43兆円
売上に対する利益の割合21.3%(⁠税引前利益)5.9%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.49倍1.34倍
従業員数(⁠単体)5,303人1,557人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は日本たばこ産業が76.8点、サントリーホールディングスが62.2点で、日本たばこ産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本たばこ産業

JT(⁠日本たばこ産業)は、もとは国のたばこ専売公社だった会社です。今では「⁠メビウス」などのたばこを130以上の国と地域で売る、世界3位以内のたばこメーカーで、利益の大半を海外で稼いでいます。

売上高は約3.5兆円で、食品・飲料製造業で国内1位です。お金の中心はたばこで、社員約5.3万人のうち約4.8万人がたばこ事業にいます。もう一つの柱は、冷凍うどんなどのテーブルマークが担う加工食品事業です。

サントリーホールディングス

サントリーホールディングスは、清涼飲料・食品(⁠サントリー食品インターナショナル)と、酒類(⁠ビール、スピリッツ、ワインなど)の会社を持つ持株会社です。2009年にサントリー株式会社の株式移転で設立され、純粋持株会社制に移りました。

売上高は約3.43兆円です。事業は、飲料・食品と酒類が中心です。日本では「⁠サントリー天然水」「⁠BOSS」「⁠伊右衛門」「⁠GREEN DA・KA・RA」「⁠特茶」などの清涼飲料を、欧州では「⁠Oasis」「⁠Schweppes」「⁠Lucozade」などを売っています。

歴史の違い

日本たばこ産業

  1. 1949年国のたばこ専売制度を担う「⁠日本専売公社」が発足します。
  2. 1985年たばこの輸入自由化にあわせて専売制度が廃止され、公社を株式会社にしたJTが生まれます。
  3. 1999年米RJRナビスコから米国外のたばこ事業を買収し、世界企業への第一歩を踏み出します。
  4. 2007年英国のギャラハーを買収し、海外事業をさらに大きくします。

サントリーホールディングス

  1. 2009年サントリー株式会社の株式移転で設立され、純粋持株会社制に移ります。
  2. 2013年サントリー食品インターナショナルが東京証券取引所に上場し、ベトナムでPepsiCoとの合弁会社が事業を始めます。
  3. 2014年GlaxoSmithKlineから「⁠Lucozade」「⁠Ribena」の事業を譲り受け、米国のBeam Inc.を買収します。
  4. 2015〜2022年ジャパンビバレッジを買収し、自動販売機事業を統合します。

いま何に賭けているか

日本たばこ産業

たばこ事業を利益成長の「⁠中核かつ牽引役」と位置づけ、そこへの投資を最優先にしています。グループの存在意義として「⁠心の豊かさを、もっと。」を掲げ、加熱式たばこなど新しい製品で次の成長をつくろうとしています。

サントリーホールディングス

目的は“人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、「⁠人間の生命の輝き」をめざす”です。創業以来の「⁠やってみなはれ」の精神を掲げ、「⁠利益三分主義」のもと社会貢献にも努めるとしています。「⁠水と生きるSUNTORY」として、GHG排出削減や水資源の保全などのサステナビリティ経営を進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本たばこ産業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本たばこ産業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日本たばこ産業とサントリーホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本たばこ産業が76.8点、サントリーホールディングスが62.2点で、日本たばこ産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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