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三菱電機と富士電機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱電機が約727万円、富士電機が約608万円。三菱電機のほうが約119万円高い。
  • 売上高は三菱電機が5.89兆円、富士電機が1.23兆円で、三菱電機が約4.8倍の規模。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱電機が72.4点、富士電機が71.1点で、ほぼ同じ。

数字で比べる

三菱電機富士電機
働きやすさの点数72.4点(⁠S-)71.1点(⁠S-)
平均年収913万円(⁠40.5歳)841万円(⁠44.9歳)
30歳換算年収約727万円約608万円
月の平均残業未公表18.9時間
有給取得率未公表100%
平均勤続年数15.3年20.4年
売上高5.89兆円1.23兆円
売上に対する利益の割合8.9%(⁠税引前利益)11.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.32倍1.35倍
従業員数(⁠単体)29,949人10,901人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

三菱電機

三菱電機は、発電・送電設備、工場の自動化(⁠FA)機器、エアコンやエレベーター、パワー半導体まで、「⁠電気で動くもの」を幅広くつくる総合電機メーカーです。家電の印象もありますが、稼ぎの中心は社会インフラと産業向けの機器です。

売上高は約5.9兆円で、電機業界で国内3位です。事業は、インフラ(⁠電力システムなど)、インダストリー・モビリティ(⁠FA機器、自動車部品)、ライフ(⁠空調・家電、ビルシステム)、デジタルイノベーション、セミコンダクター・デバイス(⁠パワー半導体など)に分かれています。

富士電機

富士電機は、発電設備や受変電設備などのエネルギー、インバータやモータなどのインダストリー、パワー半導体、自動販売機などの食品流通の4つを柱とする電機メーカーです。1923年に古河電気工業とドイツのシーメンス社の提携で設立されました。今の富士通は、1935年に富士電機の通信機部門を分離してできた会社です。

売上高は約1.23兆円です。事業は、エネルギー(⁠火力・地熱・水力発電設備、受変電設備、UPS、電気工事など)、インダストリー(⁠インバータ、モータ、FAシステム、鉄道車両用駆動システムなど)、半導体、食品流通(⁠自動販売機など)です。

歴史の違い

三菱電機

  1. 1921年三菱造船(⁠今の三菱重工業)神戸造船所の電機製作所を引き継いで、三菱電機が創立されます。
  2. 1950〜1960年代テレビ・無線機器、冷蔵庫・エアコン、半導体、エレベーターの専門工場を次々に建て、総合電機メーカーになります。
  3. 1970〜1990年代アメリカ、シンガポール、欧州に拠点を広げ、事業本部制を整えます。
  4. 1999年家電業界で初めてのリサイクル工場を稼働させます。

富士電機

  1. 1923年古河電気工業とドイツのシーメンス社の資本・技術提携で、富士電機製造が設立されます。
  2. 1935年通信機部門を分離し、富士通信機製造(⁠今の富士通)を設立します。
  3. 1953年半導体部門に進出します。
  4. 1969年自動販売機の製造を始めます。

いま何に賭けているか

三菱電機

デジタル基盤「⁠Serendie(⁠セレンディ)」を使い、保守・サービスで得たお客様の運用データから新しい製品・ソリューションを生み出す「⁠循環型 デジタル・エンジニアリング」への事業モデル変革を進めています。強い部品・機器(⁠コンポーネント)事業に経営資源を集中し、自前主義にこだわらずM&Aも活用するとしています。

富士電機

2024年度からの中期経営計画の最終年度(⁠2026年度)に、営業利益率11%以上、ROE12%以上などを目指し、売上高・営業利益とも過去最高の更新を目指すとしています。会社は、生成AIなどの広がりで電力需要が増え、脱炭素に向けたGX投資が加速しているとし、パワエレを中心に4事業の連携を強めるとしています。

よくある質問

三菱電機と富士電機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱電機が約727万円、富士電機が約608万円。三菱電機のほうが約119万円高い。
三菱電機と富士電機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱電機が72.4点、富士電機が71.1点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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