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中部電力と沖縄電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は中部電力が約720万円、沖縄電力が約597万円。中部電力のほうが約123万円高い。
  • 月の平均残業は中部電力が6.8時間、沖縄電力が13.1時間。中部電力のほうが月6.3時間少ない。
  • 売上高は中部電力が3.55兆円、沖縄電力が2,202億円で、中部電力が約16.1倍の規模。

数字で比べる

中部電力沖縄電力
働きやすさの点数81点(S)68.5点(⁠A+)
平均年収945万円(⁠42.5歳)808万円(⁠43.9歳)
30歳換算年収約720万円約597万円
月の平均残業6.8時間13.1時間
有給取得率83.9%未公表
平均勤続年数18.9年21.8年
売上高3.55兆円2,202億円
売上に対する利益の割合8.2%(⁠経常利益)3.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.31倍1.25倍
従業員数(⁠単体)3,367人1,511人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は中部電力が8.2%、沖縄電力が3.7%で、中部電力のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は中部電力が81点、沖縄電力が68.5点で、中部電力が上回る。

何で稼いでいるかの違い

中部電力

中部電力は、愛知・静岡・長野などの中部地方に電気を届ける大手電力会社です。燃料の調達と火力発電は関連会社のJERAに移し、自社は電気の販売(⁠中部電力ミライズ)と送配電(⁠中部電力パワーグリッド)を中心にしています。

売上高は約3.6兆円で、電気・ガス業で国内3位です。報告セグメントは、ミライズ(⁠電気・ガスの販売とサービス)、パワーグリッド(⁠送配電)、JERA(⁠燃料の調達から発電、卸販売)の3つです。

沖縄電力

沖縄電力(⁠おきでん)は、沖縄で電気をつくって届ける電力会社です。1972年に琉球電力公社の発送電業務を引き継ぐ特殊法人として設立され、1988年に民営化しました。建設業(⁠沖電工)などのグループ会社も持っています。

売上高は約2,202億円です。事業は、電気事業、建設業、その他の3つです。

歴史の違い

中部電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、中部配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1950〜1980年代工事、計器、不動産、コンピューターなど、電力を支えるグループ会社を次々につくります。
  3. 2015〜2019年JERAを設立し、燃料の輸送・調達、海外発電、既存の火力発電などの事業を段階的にJERAに移します。
  4. 2020年送配電事業を中部電力パワーグリッドに、電気の販売を中部電力ミライズに分けます。

沖縄電力

  1. 1972年沖縄振興開発特別措置法に基づき、琉球電力公社の発送電業務を引き継いで、政府と沖縄県の出資による特殊法人として設立されます。
  2. 1976年沖縄配電など5つの配電会社を吸収合併します。
  3. 1988年特殊法人から民営の会社になります。
  4. 1992〜2002年東京証券取引所市場第2部と福岡証券取引所に上場し、2002年に市場第1部に指定されます。

いま何に賭けているか

中部電力

浜岡原子力発電所の審査で、基準地震動(⁠想定する地震の揺れ)の策定をめぐる不適切事案が起き、外部の調査委員会による調査が続いています。会社は「⁠意識・行動の変革」「⁠組織・組織風土の変革」「⁠ルール・仕組みの強化」を柱に信頼回復に取り組み、新しい中期経営計画は調査結果を踏まえて公表するとしています。

沖縄電力

2026年4月に「⁠おきでんグループ経営ビジョン」を公表し、2050年のありたい姿として「⁠EMPOWER & COLLABORATE:沖縄に活力を与え、ステークホルダーと未来を共創する」を掲げました。2030年までを「⁠未来基盤創造フェーズ」とし、「⁠サプライチェーン毎の安定供給と収益力強化」「⁠AXによる業務オペレーション改革」などを経営テーマにしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で中部電力が上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い中部電力のほうが景気の波に強い。

よくある質問

中部電力と沖縄電力はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は中部電力が約720万円、沖縄電力が約597万円。中部電力のほうが約123万円高い。
中部電力と沖縄電力はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は中部電力が6.8時間、沖縄電力が13.1時間。中部電力のほうが月6.3時間少ない。
中部電力と沖縄電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は中部電力が81点、沖縄電力が68.5点で、中部電力が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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