トップ › 会社比較 › 自動車部品・タイヤ › 日本特殊陶業と日本精工

日本特殊陶業と日本精工の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本特殊陶業が約740万円、日本精工が約606万円。日本特殊陶業のほうが約134万円高い。
  • 月の平均残業は日本特殊陶業が16.9時間、日本精工が6.4時間。日本精工のほうが月10.5時間少ない。
  • 売上高は日本特殊陶業が7,312億円、日本精工が9,116億円で、規模は近い。

数字で比べる

日本特殊陶業日本精工
働きやすさの点数75.5点(⁠S)67.5点(⁠A+)
平均年収993万円(⁠43.5歳)788万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約740万円約606万円
月の平均残業16.9時間6.4時間
有給取得率82.5%未公表
平均勤続年数15.3年15年
売上高7,312億円9,116億円
売上に対する利益の割合22.6%(⁠税引前利益)4.2%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.49倍1.05倍
従業員数(⁠単体)3,208人7,231人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は日本特殊陶業が22.6%、日本精工が4.2%で、日本特殊陶業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは日本特殊陶業が1.49倍、日本精工が1.05倍で、勢いは日本特殊陶業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本特殊陶業が75.5点、日本精工が67.5点で、日本特殊陶業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本特殊陶業

日本特殊陶業(⁠英文社名Niterra)は、自動車のスパークプラグや各種センサと、切削工具、半導体製造装置用部品、ICパッケージなどのセラミック製品をつくる会社です。1936年に日本碍子(⁠今のNGK)からスパークプラグ部門が分離して設立されました。

売上高は約7,312億円です。事業は、自動車関連(⁠スパークプラグ、グロープラグ、自動車用センサ)と、コンポーネント・ソリューション(⁠切削工具、産業用セラミック、半導体製造装置用部品、医療用酸素濃縮装置など)の2つです。

日本精工

日本精工(⁠NSK)は、軸受(⁠ベアリング)をつくる会社です。産業機械向けと自動車向けの軸受のほか、ボールねじ、リニアガイド、自動車のステアリングなども手がけています。1916年に、日本で初めて軸受の生産を始めた会社として設立されました。

売上高は約9,116億円です。事業は、産業機械(⁠一般産業向けの軸受、精密機器関連製品、状態監視システム)、自動車(⁠自動車向けの軸受、自動変速機用部品)、ステアリングの3つです。

歴史の違い

日本特殊陶業

  1. 1936〜1937年日本碍子からスパークプラグ部門を分離して設立され、NGKスパークプラグの製造を始めます。
  2. 1949年NTKニューセラミックの製造を始めます。
  3. 1959〜1980年ブラジル、米国、マレーシア、タイ、英国、インドネシア、ドイツ、オーストラリアに会社をつくります。
  4. 1982〜1997年自動車用酸素センサの製造を始め、NGKイリジウムプラグを発売します。

日本精工

  1. 1916年東京・品川で日本精工を設立し、日本で初めて軸受の生産を始めます。
  2. 1962〜1975年米国、ドイツ、ブラジル、英国、シンガポールなどに販売・製造拠点をつくります。
  3. 1990年英国最大の軸受メーカー、UPI社を買収します。
  4. 2021年英国スペクトリス社から状態監視システム事業を取得します。

いま何に賭けているか

日本特殊陶業

スローガンは「⁠セラミックスとその先へ、想像のその先へ」です。「⁠中期経営計画 2030」(⁠2025〜2029年度)で、自動車関連事業で得た収益を元に、セラミックス技術を活かせる「⁠モビリティ」「⁠半導体」「⁠環境・エネルギー」の3領域にリソースを集中するとしています。強みの内燃機関事業もさらに強化するとしています。

日本精工

2026年5月に、10年後に目指す姿『⁠NSKビジョン2036』と『⁠中期経営計画2028』を発表しました。ビジョンは「⁠トライボロジーソリューションで理想の動きを共に実現する」です。会社は、自動車生産台数の下振れや工作機械・家電の需要回復の遅れで軸受業界の競争が厳しくなったとし、計画を1年前倒しで作り直しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら日本特殊陶業、時間のゆとりを取るなら日本精工。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本特殊陶業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本特殊陶業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日本特殊陶業と日本精工はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本特殊陶業が約740万円、日本精工が約606万円。日本特殊陶業のほうが約134万円高い。
日本特殊陶業と日本精工はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本特殊陶業が16.9時間、日本精工が6.4時間。日本精工のほうが月10.5時間少ない。
日本特殊陶業と日本精工はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本特殊陶業が75.5点、日本精工が67.5点で、日本特殊陶業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく