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関西電力と北海道電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は関西電力が約717万円、北海道電力が約647万円。関西電力のほうが約70万円高い。
  • 月の平均残業は関西電力が20.1時間、北海道電力が28.1時間。関西電力のほうが月8時間少ない。
  • 売上高は関西電力が4.06兆円、北海道電力が8,560億円で、関西電力が約4.7倍の規模。

数字で比べる

関西電力北海道電力
働きやすさの点数76.8点(⁠S)71.8点(⁠S-)
平均年収939万円(⁠42.4歳)828万円(⁠41.3歳)
30歳換算年収約717万円約647万円
月の平均残業20.1時間28.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.4年21.5年
売上高4.06兆円8,560億円
売上に対する利益の割合12.8%(⁠経常利益)7.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.42倍1.29倍
従業員数(⁠単体)8,336人2,400人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は関西電力が12.8%、北海道電力が7.2%で、関西電力のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは関西電力が1.42倍、北海道電力が1.29倍で、勢いは関西電力が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は関西電力が76.8点、北海道電力が71.8点で、関西電力が上回る。

何で稼いでいるかの違い

関西電力

関西電力は、近畿地方に電気を届ける大手電力会社です。原子力を「⁠最大限活用」する方針を掲げ、電気の販売に加えて、送配電、光回線などの情報通信(⁠オプテージ)、不動産も手がけています。

売上高は約4.1兆円で、電気・ガス業で国内2位です。事業は、エネルギー(⁠発電と電気・ガスの販売)、送配電(⁠関西電力送配電)、情報通信(⁠オプテージ、データセンター)、生活・ビジネスソリューション(⁠不動産など)に分かれています。

北海道電力

北海道電力(⁠ほくでん)は、北海道で電気をつくって売る電力会社です。送配電は子会社の北海道電力ネットワークが担っています。泊原子力発電所3号機の2027年のできるだけ早い再稼働を目指しています。

売上高は約8,560億円です。本体は発電・小売電気事業を、子会社の北海道電力ネットワークが一般送配電事業を営んでいます。

歴史の違い

関西電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、関西配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1957〜1988年不動産の関電産業(⁠今の関電不動産開発)や、通信の会社(⁠今のオプテージ)をつくり、電気以外の事業を広げます。
  3. 2001年ガスとコージェネレーションの会社を設立し、電気と熱を組み合わせたサービスを始めます。
  4. 2020年送配電事業を会社分割し、関西電力送配電に引き継ぎます。

北海道電力

  1. 1951年電気事業再編成令にもとづき、日本発送電と北海道配電から出資・譲渡を受けて設立されます。
  2. 1953年東京証券取引所市場第一部に上場します。
  3. 2005年北海電気工事を公開買付けで子会社にします。
  4. 2020年一般送配電事業を北海道電力ネットワークに移します。

いま何に賭けているか

関西電力

2026年4月に「⁠関西電力グループ 経営計画2026」を策定しました。「⁠ゼロカーボンビジョン2050」のもと、再生可能エネルギーの主力電源化、原子力の最大限の活用、将来のゼロカーボン化を前提としたLNG火力の開発を進めるとしています。巨大なデータセンター(⁠ハイパースケールデータセンター)の事業も情報通信事業として伸ばそうとしています。

北海道電力

2025年3月に策定した「⁠ほくでんグループ経営ビジョン2035」で、「⁠北海道の発展に向けたGX実現への挑戦」などを経営テーマにしています。会社は、北海道では次世代半導体工場やデータセンターの立地が進み、減少傾向だった電力需要が反転して中長期的に大きく増える見通しだとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で関西電力が上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い関西電力のほうが景気の波に強い。

よくある質問

関西電力と北海道電力はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は関西電力が約717万円、北海道電力が約647万円。関西電力のほうが約70万円高い。
関西電力と北海道電力はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は関西電力が20.1時間、北海道電力が28.1時間。関西電力のほうが月8時間少ない。
関西電力と北海道電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は関西電力が76.8点、北海道電力が71.8点で、関西電力が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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