トップ › 会社比較 › 産業機械 › カナデビアと牧野フライス製作所

カナデビアと牧野フライス製作所の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。産業機械の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はカナデビアが約613万円、牧野フライス製作所が約553万円。カナデビアのほうが約60万円高い。
  • 売上高はカナデビアが6,452億円、牧野フライス製作所が2,612億円で、カナデビアが約2.5倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はカナデビアが2.1%、牧野フライス製作所が10.5%で、牧野フライス製作所のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

カナデビア牧野フライス製作所
働きやすさの点数66.9点(⁠A)71.8点(⁠S-)
平均年収830万円(⁠43.9歳)743万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約613万円約553万円
月の平均残業12.3時間未公表
有給取得率78.1%未公表
平均勤続年数13.8年19年
売上高6,452億円2,612億円
売上に対する利益の割合2.1%(⁠経常利益)10.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.46倍1.40倍
従業員数(⁠単体)4,088人1,405人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はカナデビアが66.9点、牧野フライス製作所が71.8点で、牧野フライス製作所が上回る。

何で稼いでいるかの違い

カナデビア

カナデビア(⁠旧日立造船)は、ごみ焼却発電施設、水処理施設、海水淡水化プラントなどの環境装置や、機械・インフラ設備、脱硝触媒・原子力関連機器などをつくる会社です。1881年に英国人E.H.ハンターが大阪に創立した大阪鉄工所が前身です。

売上高は約6,452億円です。事業は、環境(⁠ごみ焼却発電・リサイクル施設、水・汚泥処理施設、海水淡水化プラントなど)、機械・インフラ(⁠プラスチック機械、橋梁、水門扉、シールド掘進機など)、脱炭素化(⁠脱硝触媒、原子力関連設備機器、電解・PtG、風力発電)の3つが中心です。

牧野フライス製作所

牧野フライス製作所は、マシニングセンタや放電加工機などの工作機械をつくる専門メーカーです。1937年に牧野常造が、立フライス盤の専門メーカーとして「⁠牧野商店製作部」を創業しました。

売上高は約2,612億円です。事業は工作機械の製造・販売・サービスで、製造は日本とアジアで行い、販売は海外の拠点の子会社を通じて世界で行っています。

歴史の違い

カナデビア

  1. 1881年英国人E.H.ハンターが大阪鉄工所を創立します。
  2. 1936〜1943年日立製作所の経営系列下に入り、日立造船に社名を変えます。
  3. 1949年大阪・東京の証券取引所に上場します。
  4. 2002年造船事業を、日本鋼管との共同出資会社ユニバーサル造船に譲渡します。

牧野フライス製作所

  1. 1937〜1961年牧野商店製作部を創業し、社名を牧野フライス製作所に変えます。
  2. 1958年わが国最初の磁気テープによる数値制御立フライス盤を開発します。
  3. 1966年マシニングセンタの国産第一号機を開発します。
  4. 1975〜1981年米国に現地法人をつくり、放電加工機の開発・生産・販売を始め、西独の会社に資本参加し、米国レブロンド社を買収します。

いま何に賭けているか

カナデビア

2030年に向けた長期ビジョン「⁠2030 Vision」で「⁠サステナブルで、安全・安心な社会の実現に貢献するソリューションパートナー」を掲げ、「⁠脱炭素化」「⁠資源循環」「⁠安全で豊かな街づくり」に取り組んでいます。日鉄エンジニアリングとの経営統合の検討を理由に、次期中期経営計画の公表を当面延期しています。

牧野フライス製作所

経営理念は「⁠信頼こそ企業の存立基盤です。マキノは、使う人、売る人、造る人、みんなが信頼し合えることを願い、すべての製品とサービス、自らの組織と社員のあり方において『⁠クオリティ・ファースト』を追求します。」です。会社は、工作機械産業は年度により収益の変動が極めて大きい産業だとし、厳しい環境でも収益を確保できる企業体質を目指すとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い牧野フライス製作所のほうが景気の波に強い。

よくある質問

カナデビアと牧野フライス製作所はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はカナデビアが約613万円、牧野フライス製作所が約553万円。カナデビアのほうが約60万円高い。
カナデビアと牧野フライス製作所はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はカナデビアが66.9点、牧野フライス製作所が71.8点で、牧野フライス製作所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく