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ファナックと安川電機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。FA・制御機器の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はファナックが約920万円、安川電機が約652万円。ファナックのほうが約268万円高い。
  • 月の平均残業はファナックが24時間、安川電機が20.7時間。安川電機のほうが月3.3時間少ない。
  • 売上高はファナックが8,578億円、安川電機が5,421億円で、ファナックが約1.6倍の規模。

数字で比べる

ファナック安川電機
働きやすさの点数71.6点(⁠S-)67.5点(⁠A+)
平均年収1,144万円(⁠40歳)860万円(⁠42.7歳)
30歳換算年収約920万円約652万円
月の平均残業24時間20.7時間
有給取得率未公表76.5%
平均勤続年数13.8年16.5年
売上高8,578億円5,421億円
売上に対する利益の割合26.5%(⁠経常利益)9.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.17倍1.13倍
従業員数(⁠単体)4,842人3,114人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はファナックが71.6点、安川電機が67.5点で、ファナックが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ファナック

ファナックは、CNCとサーボモータからなるCNCシステム、産業用ロボット、ロボマシン(⁠小型切削加工機、電動射出成形機、ワイヤ放電加工機)をつくる会社です。1972年に富士通のNC部門が独立してできました。本社は山梨県忍野村にあります。

売上高は約8,578億円です。事業は、FA(⁠CNCシステムとレーザ)、ロボット、ロボマシンの3部門です。いずれもCNCシステムの技術をベースにしています。

安川電機

安川電機は、ACサーボやインバータなどのモーションコントロール機器と、溶接・塗装・搬送などの産業用ロボットをつくる福岡県の会社です。1969年に「⁠メカトロニクス」という言葉を提唱した会社でもあります。

売上高は約5,421億円です。事業は、モーションコントロール(⁠ACサーボ、インバータ、工作機械用モータなど)、ロボット(⁠アーク溶接、スポット溶接、塗装、ハンドリング、半導体・液晶用の搬送ロボットなど)、システムエンジニアリング(⁠鉄鋼プラントや上下水道の電気システムなど)の3つが中心です。

歴史の違い

ファナック

  1. 1956年前年に発足したコントロールのプロジェクトチームが、日本で民間初のNCとサーボ機構の開発に成功します。
  2. 1972年富士通のNC部門が分離し、富士通ファナックとして設立されます。
  3. 1980〜1984年山梨県忍野村にロボットとNC工作機械の工場を建て、本店も忍野村に移します。
  4. 1982〜1986年アメリカのGMとロボットの合弁会社、GEとCNCの合弁会社を設立します。

安川電機

  1. 1915年合資会社安川電機製作所として設立されます。
  2. 1967〜1980年アメリカと欧州に販売会社をつくります。
  3. 1994年アメリカのロボット販売会社モートマンと、欧州のロボテックの経営権を取得します。
  4. 1999〜2018年ドイツのシーメンスと産業用ドライブシステムの合弁事業を始め、2018年にシーメンスの持分を取得して完全子会社にします。

いま何に賭けているか

ファナック

「⁠one FANUC」をスローガンに、FA、ロボット、ロボマシンとサービスが一体となってトータルソリューションを提供するとしています。「⁠壊れない」「⁠壊れる前に知らせる」「⁠壊れてもすぐ直せる」商品の開発と、「⁠サービスファースト」を掲げています。

安川電機

2026年3月から長期経営計画「⁠2035年ビジョン」と、最初の中期経営計画「⁠Dash 35」を始めました。技術革新で産業界の課題を解決し、メカトロニクスの領域を広げることを目指し、「⁠Dash 35」ではAIロボティクス技術の活用で新しい市場機会をつくるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならファナック、時間のゆとりを取るなら安川電機。

よくある質問

ファナックと安川電機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はファナックが約920万円、安川電機が約652万円。ファナックのほうが約268万円高い。
ファナックと安川電機はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はファナックが24時間、安川電機が20.7時間。安川電機のほうが月3.3時間少ない。
ファナックと安川電機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はファナックが71.6点、安川電機が67.5点で、ファナックが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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