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ファナックの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、ファナックの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. ファナックはどんな会社か

ファナックは、CNCとサーボモータからなるCNCシステム、産業用ロボット、ロボマシン(⁠小型切削加工機、電動射出成形機、ワイヤ放電加工機)をつくる会社です。1972年に富士通のNC部門が独立してできました。本社は山梨県忍野村にあります。

いまの状況:「⁠one FANUC」をスローガンに、FA、ロボット、ロボマシンとサービスが一体となってトータルソリューションを提供するとしています。

転機:1982〜1986年 アメリカのGMとロボットの合弁会社、GEとCNCの合弁会社を設立します/1992〜2009年 GMとの合弁会社を全額出資の子会社にし、2009年にGEとの合弁を解消します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高8,578億円電機・電子部品製造業の上場202社中20位。
売上に対する経常利益の割合26.5%業界中央値8.5%より18.1ポイント高い。
売上の4年の伸び1.17倍業界中央値は1.21倍。
従業員数(⁠単体)4,842人4年で1.14倍。
30歳換算年収約920万円業界中央値は約531万円。
月の平均残業24時間業界中央値は14.5時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくはファナックの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 基本理念は「⁠厳密と透明」です。産業のオートメーションに経営資源を集中し、「⁠狭い路」を真っ直ぐに歩むことを経営方針に書いています。
  • お客様がファナックの商品を使う限り保守サービスを提供し続けることを原点にし、「⁠壊れない」「⁠壊れる前に知らせる」「⁠壊れてもすぐ直せる」商品の開発を掲げています。
  • 商品は景気変動の影響を大きく受けやすい生産財なので、短期的な事象に左右されない長期的な視点の経営を続けるとしています。本社工場は山梨県忍野村にあり、研究開発も本社地区に集めています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

ファナック株式会社は、販売ならびに保守サービスを主力とする会社。上場202社の中で売上20位の大手。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠狭い路」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

ファナックソニーグループオムロン(⁠OMRON C日本特殊陶業
売上高8,578億円8,021億円7,674億円7,312億円
利益率26.5%(⁠経常)81.1%(⁠経常)6.9%(⁠税引前)22.6%(⁠税引前)
4年の売上の伸び1.17倍1.97倍1.01倍1.49倍
30歳換算年収920万円876万円648万円740万円
月の残業24時間22.2時間11.6時間16.9時間

4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針[戦略]当社は、社員を技術革新と価値創造の原動力となる人的財産であると考え、一人ひとりの健康と成長を支援し、安全・安心のもと、やりがいを持って自己実現を図る環境を整えていきます。2 社内公募制度新たな人材を必要とする部門が、求める人材要件を明確にし、社内で人材を募集する社内公募を実施しています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・多様性・品質・安全・デジタル

会社自身が挙げているリスク

自然災害、サイバーセキュリティ、競争力低下、各国の政策、法規制、部品等の調達、人材確保・育成。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠狭い路」。
当社の課題は
会社自身は「⁠自然災害」「⁠サイバーセキュリティ」「⁠競争力低下」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠one FANUC」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠自然災害」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い