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ファナックとオムロン(⁠OMRON Corporation)の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。FA・制御機器の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はファナックが約920万円、オムロン(⁠OMRON Corporation)が約648万円。ファナックのほうが約272万円高い。
  • 月の平均残業はファナックが24時間、オムロン(⁠OMRON Corporation)が11.6時間。オムロン(⁠OMRON Corporation)のほうが月12.4時間少ない。
  • 売上高はファナックが8,578億円、オムロン(⁠OMRON Corporation)が7,674億円で、規模は近い。

数字で比べる

ファナックオムロン(⁠OMRON Corporation)
働きやすさの点数71.6点(⁠S-)72.8点(⁠S-)
平均年収1,144万円(⁠40歳)888万円(⁠44.5歳)
30歳換算年収約920万円約648万円
月の平均残業24時間11.6時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.8年18.8年
売上高8,578億円7,674億円
売上に対する利益の割合26.5%(⁠経常利益)6.9%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.17倍1.01倍
従業員数(⁠単体)4,842人3,855人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはファナックが1.17倍、オムロン(⁠OMRON Corporation)が1.01倍で、勢いはファナックが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はファナックが71.6点、オムロン(⁠OMRON Corporation)が72.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

ファナック

ファナックは、CNCとサーボモータからなるCNCシステム、産業用ロボット、ロボマシン(⁠小型切削加工機、電動射出成形機、ワイヤ放電加工機)をつくる会社です。1972年に富士通のNC部門が独立してできました。本社は山梨県忍野村にあります。

売上高は約8,578億円です。事業は、FA(⁠CNCシステムとレーザ)、ロボット、ロボマシンの3部門です。いずれもCNCシステムの技術をベースにしています。

オムロン(⁠OMRON Corporation)

オムロンは、工場の自動化に使うセンサーやコントローラーなどの制御機器を主力とする京都の会社です。血圧計などのヘルスケア機器や、社会システムも手がけています。1933年に立石一真が創業しました。

売上高は約7,674億円です。事業は、インダストリアルオートメーション(⁠制御機器)、ヘルスケア、ソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス、データソリューションです。電子部品事業(⁠デバイス&モジュールソリューションズ)は、非継続事業に分類されました。

歴史の違い

ファナック

  1. 1956年前年に発足したコントロールのプロジェクトチームが、日本で民間初のNCとサーボ機構の開発に成功します。
  2. 1972年富士通のNC部門が分離し、富士通ファナックとして設立されます。
  3. 1980〜1984年山梨県忍野村にロボットとNC工作機械の工場を建て、本店も忍野村に移します。
  4. 1982〜1986年アメリカのGMとロボットの合弁会社、GEとCNCの合弁会社を設立します。

オムロン(⁠OMRON Corporation)

  1. 1933年立石一真が大阪で立石電機製作所を創業し、レントゲン写真撮影用のタイマの製造を始めます。
  2. 1959〜1964年商標を「⁠OMRON」に定め、世界初の無接点近接スイッチ(⁠1960年)、世界初の電子式自動感応式信号機(⁠1964年)を開発します。
  3. 1967〜1973年世界初の無人駅システムが阪急北千里駅で稼動し、1973年に血圧計の1号機を出します。
  4. 1990年社名をオムロンに変えます。

いま何に賭けているか

ファナック

「⁠one FANUC」をスローガンに、FA、ロボット、ロボマシンとサービスが一体となってトータルソリューションを提供するとしています。「⁠壊れない」「⁠壊れる前に知らせる」「⁠壊れてもすぐ直せる」商品の開発と、「⁠サービスファースト」を掲げています。

オムロン(⁠OMRON Corporation)

長期ビジョン「⁠Shaping The Future 2030」(⁠2022〜2030年度)の後半として、中期ロードマップ「⁠SF 2nd Stage」(⁠2026〜2030年度)を進めています。前の中期経営計画の期間には構造改革プログラムを実施しました。2023年にデータソリューション事業本部を新設し、モノづくりから「⁠モノ+サービス」のソリューションビジネスへの進化を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならファナック、時間のゆとりを取るならオムロン(⁠OMRON Corporation)。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいファナック。

よくある質問

ファナックとオムロン(⁠OMRON Corporation)はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はファナックが約920万円、オムロン(⁠OMRON Corporation)が約648万円。ファナックのほうが約272万円高い。
ファナックとオムロン(⁠OMRON Corporation)はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はファナックが24時間、オムロン(⁠OMRON Corporation)が11.6時間。オムロン(⁠OMRON Corporation)のほうが月12.4時間少ない。
ファナックとオムロン(⁠OMRON Corporation)はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はファナックが71.6点、オムロン(⁠OMRON Corporation)が72.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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