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テルモとシスメックスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。医療機器・精密の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はテルモが約657万円、シスメックスが約675万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はテルモが20時間、シスメックスが15.3時間。シスメックスのほうが月4.7時間少ない。
  • 売上高はテルモが1.13兆円、シスメックスが5,000億円で、テルモが約2.3倍の規模。

数字で比べる

テルモシスメックス
働きやすさの点数62.3点(⁠A-)64.9点(⁠A)
平均年収822万円(⁠40.3歳)884万円(⁠42.4歳)
30歳換算年収約657万円約675万円
月の平均残業20時間15.3時間
有給取得率72.9%未公表
平均勤続年数13.8年12.4年
売上高1.13兆円5,000億円
売上に対する利益の割合15.7%(⁠税引前利益)9.8%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.61倍1.37倍
従業員数(⁠単体)5,736人3,011人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はテルモが15.7%、シスメックスが9.8%で、テルモのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはテルモが1.61倍、シスメックスが1.37倍で、勢いはテルモが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はテルモが62.3点、シスメックスが64.9点で、シスメックスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

テルモ

テルモは、体温計から始まった医療機器メーカーです。今はカテーテルなどの心臓血管の事業が最大で、メディカルケアソリューションズ、血液・細胞テクノロジーの事業も持っています。アメリカを中心とする買収で事業を広げてきました。

売上高は約1.13兆円です。事業は、心臓血管カンパニー、メディカルケアソリューションズカンパニー、血液・細胞テクノロジーカンパニー、オーガンテクノロジーズ事業(⁠2025年に買収したイギリスのオーガノックス)の4つです。

シスメックス

シスメックスは、血液などを調べる検体検査の機器と試薬をつくる神戸の会社です。機器と試薬に加え、ソフトウェアやメンテナンスも提供しています。社員の半分以上が海外の統括会社にいます。

売上高は約5,000億円です。事業は、本社統括(⁠日本での開発・製造・販売)、米州統括、EMEA統括、中国統括、AP統括の地域別に分かれています。

歴史の違い

テルモ

  1. 1921〜1922年赤線検温器株式会社として設立され、体温計を発売します。
  2. 1963年プラスチック製の注射筒を発売します。
  3. 1999年アメリカの3M社から人工心肺事業を買収し、心臓血管の分野を広げます。
  4. 2006〜2011年アメリカのマイクロベンションと、血液関連のカリディアンBCT(⁠今のテルモBCT)を買収します。

シスメックス

  1. 1968年東亞特殊電機(⁠今のTOA)が製造する血球計数装置の販売会社として、神戸に東亞医用電子が設立されます。
  2. 1978〜1980年ブランドを「⁠Sysmex」に変え、ドイツに会社をつくって海外に進出します。
  3. 1991年兵庫県小野市に検体検査試薬の工場を新設します。
  4. 1998〜2000年社名をシスメックスに変え、中国とフランスにも会社を設立します。

いま何に賭けているか

テルモ

2021年に策定した5カ年成長戦略「⁠GS26」で、ビジョンを「⁠デバイスからソリューションへ」と掲げています。生体内へのアクセス・デリバリー(⁠Delivery)、デジタル(⁠Digital)、機器と薬剤を組み合わせた「⁠Deviceuticals」の3つの「⁠D」に取り組んでいます。

シスメックス

2033年度を最終年度とする長期経営戦略「⁠VA33」で、長期ビジョン「⁠より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」を掲げています。検体検査(⁠ダイアグノスティクス)事業では、新興国市場、個別化診断、個別化予防、予後モニタリングに取り組み、手術支援ロボットや再生細胞医療といった治療領域にも挑戦するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいテルモ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いテルモのほうが景気の波に強い。

よくある質問

テルモとシスメックスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はテルモが約657万円、シスメックスが約675万円。ほぼ同じ水準。
テルモとシスメックスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はテルモが20時間、シスメックスが15.3時間。シスメックスのほうが月4.7時間少ない。
テルモとシスメックスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はテルモが62.3点、シスメックスが64.9点で、シスメックスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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