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トヨタ紡織と横浜ゴムの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はトヨタ紡織が約606万円、横浜ゴムが約544万円。トヨタ紡織のほうが約62万円高い。
  • 月の平均残業はトヨタ紡織が23時間、横浜ゴムが28時間。トヨタ紡織のほうが月5時間少ない。
  • 売上高はトヨタ紡織が2.04兆円、横浜ゴムが1.23兆円で、トヨタ紡織が約1.6倍の規模。

数字で比べる

トヨタ紡織横浜ゴム
働きやすさの点数59.4点(⁠B)56.2点(⁠B)
平均年収775万円(⁠41.3歳)693万円(⁠41.1歳)
30歳換算年収約606万円約544万円
月の平均残業23時間28時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.7年16.6年
売上高2.04兆円1.23兆円
売上に対する利益の割合3.0%(⁠税引前利益)12.7%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.43倍1.84倍
従業員数(⁠単体)8,655人5,559人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はトヨタ紡織が3.0%、横浜ゴムが12.7%で、横浜ゴムのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはトヨタ紡織が1.43倍、横浜ゴムが1.84倍で、勢いは横浜ゴムが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はトヨタ紡織が59.4点、横浜ゴムが56.2点で、トヨタ紡織が上回る。

何で稼いでいるかの違い

トヨタ紡織

トヨタ紡織は、自動車のシートやドアトリム、天井などの内装品と、エアフィルターなどをつくるトヨタグループの部品メーカーです。もとは紡績(⁠糸をつくる)の会社で、その技術を自動車の内装に生かしてきました。

売上高は約2.0兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内11位です。お金の入り口は、トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーです。シート、ドアトリム、成形天井、フロアカーペットなどの内装品を幅広く手がけ、2000年からは内装をまとめて担う「⁠内装システムサプライヤー」としてトヨタの車種に関わっています。

横浜ゴム

横浜ゴムは、乗用車用・トラック用などのタイヤと、農業・林業・建設機械用などのオフハイウェイタイヤ(⁠OHT)、コンベヤベルトやホース・マリンホースなどの工業品(⁠MB)をつくる会社です。1917年に横濱電線製造(⁠今の古河電気工業)と米国BFグッドリッチ社の合弁で設立されました。

売上高は約1.23兆円です。事業は、タイヤ(⁠消費財、生産財のOHTなど)、MB(⁠コンベヤベルト、ホース、防舷材、航空部品など)、その他の3つです。

歴史の違い

トヨタ紡織

  1. 1918年豊田紡織が創立されます。
  2. 1943〜1950年トヨタ自動車工業に合併され、1950年に民成紡績として独立します。
  3. 1970〜2000年代シートの生地、エアフィルター、成形天井、バンパーなど、自動車部品の製造に次々と広げていきます。
  4. 2004年アラコ(⁠内装事業)、タカニチと合併し、トヨタ紡織に社名を変えます。

横浜ゴム

  1. 1917年横濱電線製造とBFグッドリッチ社の折半出資で、横濱護謨製造が横浜に設立されます。
  2. 1963年社名を横浜ゴムに変えます。
  3. 1969〜1989年米国にタイヤ販売会社をつくり、米国のタイヤ製造会社モホーク ラバーを買収します。
  4. 1996〜2008年フィリピン、タイ、中国、インド、ロシアにタイヤ製造会社をつくります。

いま何に賭けているか

トヨタ紡織

2030年の目指す姿として、快適な移動空間をつくる「⁠インテリアスペースクリエイター」を掲げています。企画提案力と技術開発力の強化、安全・品質最優先のものづくり、新規顧客や新しい領域の開拓、AIによる業務効率化などに取り組むとしています。

横浜ゴム

中期経営計画「⁠Yokohama Transformation 2026(⁠YX2026)」で、変革の「⁠総仕上げ」と「⁠Hockey Stick Growth」(⁠うなぎ昇りの成長)を目指しています。2026年度の目標は売上収益1兆3,000億円、事業利益1,880億円、事業利益率14.5%です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でトヨタ紡織が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい横浜ゴム。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い横浜ゴムのほうが景気の波に強い。

よくある質問

トヨタ紡織と横浜ゴムはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はトヨタ紡織が約606万円、横浜ゴムが約544万円。トヨタ紡織のほうが約62万円高い。
トヨタ紡織と横浜ゴムはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はトヨタ紡織が23時間、横浜ゴムが28時間。トヨタ紡織のほうが月5時間少ない。
トヨタ紡織と横浜ゴムはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はトヨタ紡織が59.4点、横浜ゴムが56.2点で、トヨタ紡織が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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