トップ › 会社比較 › 製薬 › 武田薬品工業と参天製薬

武田薬品工業と参天製薬の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は武田薬品工業が約844万円、参天製薬が約680万円。武田薬品工業のほうが約164万円高い。
  • 月の平均残業は武田薬品工業が18時間、参天製薬が13時間。参天製薬のほうが月5時間少ない。
  • 売上高は武田薬品工業が4.51兆円、参天製薬が2,916億円で、武田薬品工業が約15.5倍の規模。

数字で比べる

武田薬品工業参天製薬
働きやすさの点数66.7点(⁠A)64.3点(⁠A-)
平均年収1,144万円(⁠44歳)902万円(⁠43歳)
30歳換算年収約844万円約680万円
月の平均残業18時間13時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.8年14.9年
売上高4.51兆円2,916億円
売上に対する利益の割合-3.2%(⁠税引前利益)16.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.26倍1.10倍
従業員数(⁠単体)4,792人1,884人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は武田薬品工業が-3.2%、参天製薬が16.3%で、参天製薬のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは武田薬品工業が1.26倍、参天製薬が1.10倍で、勢いは武田薬品工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は武田薬品工業が66.7点、参天製薬が64.3点で、武田薬品工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

武田薬品工業

武田薬品工業は、江戸時代に大阪・道修町の薬の問屋として始まった、日本最大の製薬会社です。いまは売上の多くを海外で稼ぐ「⁠グローバルなバイオ医薬品企業」を名乗り、世界中から人と研究を集めています。

売上高は約4.5兆円で、化学工業(⁠医薬品を含む)で国内1位です。お金の入り口は、病院で処方される医薬品です。患者さんが使う薬の代金は、多くの国で公的な保険から支払われます。

参天製薬

参天製薬(⁠Santen)は、眼科領域に特化した製薬会社です。緑内障、ドライアイ、感染症、アレルギー、加齢黄斑変性、近視など目の病気の医薬品と医療機器を、世界60以上の国・地域で提供しています。1890年に大阪で創業し、1899年に「⁠大学目薬」を発売しました。

売上高は約2,916億円です。事業は医薬品の単一セグメントで、医療用医薬品、一般用医薬品、医療機器を、日本、中国、アジア、EMEA(⁠欧州・中東・アフリカ)、米国などで販売しています。

歴史の違い

武田薬品工業

  1. 1781年大阪で薬種商(⁠薬の問屋)として創業します。
  2. 1914〜1915年研究部門と工場をつくり、薬を「⁠売る」会社から「⁠研究してつくる」会社になっていきます。
  3. 2005〜2007年動物用医薬品、ビタミン、化学品、食品、農薬などの事業を次々に売却し、医薬品に集中します。
  4. 2008〜2011年アメリカのミレニアム(⁠がんの薬)、スイスのナイコメッドなど、海外の製薬会社を大型買収して世界に広がります。

参天製薬

  1. 1890〜1899年田口謙吉が大阪で田口参天堂を創業し、1899年に眼科薬「⁠大学目薬」を発売します。
  2. 1958年医療用医薬品の発売を機に、社名を参天製薬に変えます。
  3. 1997年フィンランドに製造会社をつくり、眼科薬メーカーのスターを買収します。
  4. 2011年フランスの眼科医薬品会社Novagali Pharmaを買収します。

いま何に賭けているか

武田薬品工業

重点の3分野に経営資源を集中し、研究開発にAIやデジタル技術を広く取り入れることで、新薬をより速く、効率よく患者さんに届けることを目指しています。薬価への圧力が強まる中でも、研究開発のパイプライン(⁠開発中の新薬の候補)を育てることが成長のカギです。

参天製薬

2025〜2029年度の中期経営計画で、眼科領域に特化したグローバルカンパニーとして、6つのイニシアチブを進めています。2029年度に海外事業の売上比率58%を目指し、近視と眼瞼下垂の分野で新しい治療市場をつくるとしています。基本理念は「⁠天機に参与する」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら武田薬品工業、時間のゆとりを取るなら参天製薬。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい武田薬品工業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い参天製薬のほうが景気の波に強い。

よくある質問

武田薬品工業と参天製薬はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は武田薬品工業が約844万円、参天製薬が約680万円。武田薬品工業のほうが約164万円高い。
武田薬品工業と参天製薬はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は武田薬品工業が18時間、参天製薬が13時間。参天製薬のほうが月5時間少ない。
武田薬品工業と参天製薬はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は武田薬品工業が66.7点、参天製薬が64.3点で、武田薬品工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく