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椿本チエインと不二越の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ベアリング・チェーンの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は椿本チエインが約521万円、不二越が約546万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は椿本チエインが10.3時間、不二越が15.2時間。椿本チエインのほうが月4.9時間少ない。
  • 売上高は椿本チエインが2,959億円、不二越が2,359億円で、規模は近い。

数字で比べる

椿本チエイン不二越
働きやすさの点数63.1点(⁠A-)65.8点(⁠A)
平均年収699万円(⁠43.5歳)683万円(⁠40.3歳)
30歳換算年収約521万円約546万円
月の平均残業10.3時間15.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.8年15.6年
売上高2,959億円2,359億円
売上に対する利益の割合8.4%(⁠経常利益)3.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.37倍1.03倍
従業員数(⁠単体)3,126人2,965人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は椿本チエインが8.4%、不二越が3.5%で、椿本チエインのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは椿本チエインが1.37倍、不二越が1.03倍で、勢いは椿本チエインが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は椿本チエインが63.1点、不二越が65.8点で、不二越が上回る。

何で稼いでいるかの違い

椿本チエイン

椿本チエインは、ドライブチェーンやコンベヤチェーン、減速機などのモーションコントロール製品、エンジン用タイミングチェーンシステム、搬送・仕分け・保管システム(⁠マテハン)をつくる会社です。1917年に椿本説三が大阪で個人経営として創業しました。

売上高は約2,959億円です。事業は、チェーン、モーションコントロール(⁠減速機、直線作動機)、モビリティ(⁠エンジン用タイミングチェーンシステム、二輪車用部品)、マテハンの4つです。

不二越

不二越は、工具、工作機械、ロボットの機械工具事業と、ベアリング、油圧機器の部品事業などを営む総合機械メーカーです。1928年に機械工具の国産化のため、不二越鋼材工業として富山市で創立されました。

売上高は約2,359億円です。事業は、機械工具(⁠工具、工作機械、ロボット)、部品(⁠ベアリング、油圧機器)、その他(⁠特殊鋼、工業炉など)です。

歴史の違い

椿本チエイン

  1. 1917〜1924年椿本説三が大阪で創業し、機械用ローラチェーン、コンベヤチェーンの製造を始めます。
  2. 1958年自動車用タイミングチェーンの量産を始めます。
  3. 1965〜1972年米国のボルグ・ワーナー社と合弁会社をつくり、社名を椿本チエインに変え、米国とオランダに会社をつくります。
  4. 2010〜2018年Kabelschlepp、Mayfran International、Central Conveyor Companyを買収します。

不二越

  1. 1928〜1938年不二越鋼材工業を創立し、金切りのこ刃、ドリルの製造を始め、製鋼所をつくって素材から製品までの一貫生産体制を確立します。
  2. 1939〜1958年ベアリング、工作機械、油圧機器の製造販売を始めます。
  3. 1963年社名を不二越に変えます。
  4. 1969年産業用ロボットの製造販売を始めます。

いま何に賭けているか

椿本チエイン

社会的使命は「⁠動かすことに進化をもたらし、社会の期待を超えていきます。」です。「⁠長期ビジョン2030」で、2030年に「⁠高機能化と高度オートメーション化された技術領域により、社会課題の解決に貢献する企業グループ」を目指しています。「⁠中期経営計画2030」では、売上高4,500億円以上、営業利益率10%以上、ROE10%以上を目標にしています。

不二越

経営理念は「⁠世界に誇れるものづくりの技術」です。ロボットを会社の中核として育てることを中長期の事業方針にしています。海外売上高比率60%、営業利益率10%を経営指標とし、アメリカやインドで営業拠点を広げるとしています。ベアリング事業では標準ラジアル軸受の生産を集約するなどの構造改革を進めました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい椿本チエイン。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い椿本チエインのほうが景気の波に強い。

よくある質問

椿本チエインと不二越はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は椿本チエインが約521万円、不二越が約546万円。ほぼ同じ水準。
椿本チエインと不二越はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は椿本チエインが10.3時間、不二越が15.2時間。椿本チエインのほうが月4.9時間少ない。
椿本チエインと不二越はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は椿本チエインが63.1点、不二越が65.8点で、不二越が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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