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フジクラとSWCCの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。非鉄金属・電線の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はフジクラが約699万円、SWCCが約525万円。フジクラのほうが約174万円高い。
  • 月の平均残業はフジクラが23.2時間、SWCCが16時間。SWCCのほうが月7.2時間少ない。
  • 売上高はフジクラが1.18兆円、SWCCが2,777億円で、フジクラが約4.3倍の規模。

数字で比べる

フジクラSWCC
働きやすさの点数70.5点(⁠A+)61.1点(⁠A-)
平均年収935万円(⁠43.4歳)723万円(⁠44.7歳)
30歳換算年収約699万円約525万円
月の平均残業23.2時間16時間
有給取得率未公表79%
平均勤続年数16.2年12.6年
売上高1.18兆円2,777億円
売上に対する利益の割合16.9%(⁠経常利益)9.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.76倍1.39倍
従業員数(⁠単体)2,333人1,467人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はフジクラが16.9%、SWCCが9.4%で、フジクラのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはフジクラが1.76倍、SWCCが1.39倍で、勢いはフジクラが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はフジクラが70.5点、SWCCが61.1点で、フジクラが上回る。

何で稼いでいるかの違い

フジクラ

フジクラは、光ファイバ・光ケーブルなどの情報通信、スマートフォン向けのFPC(⁠フレキシブルプリント配線板)やコネクタなどのエレクトロニクス、自動車用ワイヤハーネス、電力ケーブルを手がける電線メーカーです。生成AIによるデータセンター投資で、光配線の需要が伸びています。

売上高は約1.18兆円です。事業は、情報通信(⁠光ファイバ、光ケーブル、光部品など)、エレクトロニクス(⁠FPC、コネクタなど)、自動車(⁠ワイヤハーネスなど)、エネルギー、不動産の5つです。

SWCC

SWCC(⁠旧昭和電線ホールディングス)は、電線、電力ケーブル、電力機器などのエネルギー・インフラ事業と、通信ケーブル、光加工品、機器用電線、精密デバイスなどの通信・コンポーネンツ事業を営む会社です。1936年に東京電気(⁠今の東芝)から独立して川崎市で設立されました。

売上高は約2,777億円です。事業は、エネルギー・インフラ(⁠電線、電力ケーブル、電力機器、制振・防振など)と、通信・コンポーネンツ(⁠通信ケーブル、光加工品、ワイヤハーネス、巻線、自動車用電線など)です。

歴史の違い

フジクラ

  1. 1910年藤倉電線護謨合名会社から電線部門を分離独立し、藤倉電線株式会社が東京・千駄ヶ谷に設立されます。
  2. 1984〜1990年タイ、イギリス、香港に現地法人をつくり、海外に広がります。
  3. 1992年社名をフジクラに変えます。
  4. 2005年電力事業を古河電工との合弁会社ビスキャスに移し、アメリカにAFL Telecommunicationsなどを設立します。

SWCC

  1. 1936〜1937年東京電気から独立して川崎市で設立され、裸銅線の製造販売を始めます。
  2. 1949年東京証券取引所に上場します。
  3. 2006年持株会社体制に移り、社名を昭和電線ホールディングスに変えます。
  4. 2019年古河電気工業と建設・電販市場向け汎用電線事業の業務提携をします。

いま何に賭けているか

フジクラ

2026年5月に「⁠2028年中期経営計画」を公表し、2026年度を「⁠第4の創業」のスタートと位置づけています。これまでの「⁠守りの選択と集中」から「⁠攻めの選択と集中」に切り替え、「⁠情報インフラ」「⁠情報ストレージ」「⁠情報端末」の3分野に注力し、データセンター向けなど成長分野への投資を加速するとしています。

SWCC

2036年に迎える100年企業としてのありたい姿は「⁠エネルギーとデジタルの未来を創るグローバル・ソリューションカンパニー」です。中期経営計画「⁠Transformation for Growth SWCC 2030」で、2030年度に営業利益400億円以上、営業利益率12%以上、ROIC15%以上を目指しています。ROICを軸にした構造改革に、成長投資を加えた「⁠ROIC経営2.0」へ進むとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならフジクラ、時間のゆとりを取るならSWCC。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいフジクラ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いフジクラのほうが景気の波に強い。

よくある質問

フジクラとSWCCはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はフジクラが約699万円、SWCCが約525万円。フジクラのほうが約174万円高い。
フジクラとSWCCはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はフジクラが23.2時間、SWCCが16時間。SWCCのほうが月7.2時間少ない。
フジクラとSWCCはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はフジクラが70.5点、SWCCが61.1点で、フジクラが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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