トップ › 会社比較 › 準大手・中堅ゼネコン › 安藤・間と東亜建設工業

安藤・間と東亜建設工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。準大手・中堅ゼネコンの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は安藤・間が約746万円、東亜建設工業が約751万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は安藤・間が9.8時間、東亜建設工業が15時間。安藤・間のほうが月5.2時間少ない。
  • 売上高は安藤・間が4,396億円、東亜建設工業が3,587億円で、規模は近い。

数字で比べる

安藤・間東亜建設工業
働きやすさの点数74.5点(⁠S)70.2点(⁠A+)
平均年収1,063万円(⁠46.3歳)1,019万円(⁠44歳)
30歳換算年収約746万円約751万円
月の平均残業9.8時間15時間
有給取得率57.8%未公表
平均勤続年数17.2年14.4年
売上高4,396億円3,587億円
売上に対する利益の割合7.6%(⁠経常利益)6.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.63倍
従業員数(⁠単体)3,427人1,880人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は安藤・間が7.6%、東亜建設工業が6.9%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは安藤・間が1.29倍、東亜建設工業が1.63倍で、勢いは東亜建設工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は安藤・間が74.5点、東亜建設工業が70.2点で、安藤・間が上回る。

何で稼いでいるかの違い

安藤・間

安藤・間(⁠安藤ハザマ)は、土木と建築を手がける総合建設会社です。2013年に、大型土木を得意とした間組と、建築業から始まった安藤建設が合併してできました。間組は1889年に間猛馬が福岡県門司で、安藤建設は1873年に安藤庄太郎が東京で創業しました。

売上高は約4,396億円です。事業は、土木、建築、グループ事業(⁠建設資材の販売・リース、不動産、海外の建設事業など)です。

東亜建設工業

東亜建設工業は、港湾・空港などの土木工事を得意分野とする総合建設会社です。冷蔵倉庫などの建築工事や海外工事も手がけています。1908年に浅野総一郎が、安田善次郎・渋沢栄一の協力を得て鶴見・川崎の埋立事業のために鶴見埋立組合を設立したのが起源です。

売上高は約3,587億円です。事業は、国内土木、国内建築、海外(⁠インドネシアなど)、その他(⁠不動産など)です。船舶の建造・修理を行う子会社も持っています。

歴史の違い

安藤・間

  1. 1873年安藤庄太郎が東京・神田で、煉瓦建築を施工する「⁠安藤方」を始めます(⁠のちの安藤建設)。
  2. 1889年間猛馬が福岡県門司で土木建築の請負を始めます(⁠のちの間組)。
  3. 2003年旧ハザマの会社分割で、建設事業部門を引き継ぐ会社(⁠のちの間組)が設立されます。
  4. 2013年間組と安藤建設が合併し、安藤・間が発足します。

東亜建設工業

  1. 1908〜1914年浅野総一郎が鶴見埋立組合を設立し、鶴見埋築株式会社になります。
  2. 1920〜1927年東京湾埋立株式会社になり、鶴見・川崎地区の埋立を完了します。
  3. 1944年港湾工業と合併し、東亜港湾工業に社名を変えます。
  4. 1963〜1973年海外事業部をつくり、陸上土木・建築に本格的に進出して、社名を東亜建設工業に変えます。

いま何に賭けているか

安藤・間

長期ビジョン「⁠安藤ハザマVISION2030」で、フロービジネスとストックビジネスのバランスの取れた事業ポートフォリオへの変革を掲げています。「⁠中期経営計画2025」では連結経常利益とROEの目標を達成しました。2026年4月からの「⁠中期経営計画2028」で、2029年3月期に連結経常利益365億円、ROE12%以上を目指しています。「⁠建設業界で最も社員を大切にする会社」を目指して人事制度を改定しました。

東亜建設工業

社是は「⁠高い技術をもって、社業の発展を図り、健全な経営により社会的責任を果たす。」です。長期ビジョン〈TOA2035〉のありたい姿は「⁠社会を支え、人と世界をつなぎ、未来を創る」で、2035年度に売上高5,000億円を目指しています。国内土木では港湾・空港などの得意分野を守りつつ、防衛・米軍、陸上分野を広げ、CCSや洋上風力にも挑戦するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東亜建設工業。

よくある質問

安藤・間と東亜建設工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は安藤・間が約746万円、東亜建設工業が約751万円。ほぼ同じ水準。
安藤・間と東亜建設工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は安藤・間が9.8時間、東亜建設工業が15時間。安藤・間のほうが月5.2時間少ない。
安藤・間と東亜建設工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は安藤・間が74.5点、東亜建設工業が70.2点で、安藤・間が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく