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TOTOとリンナイの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。住宅設備の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はTOTOが約561万円、リンナイが約586万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はTOTOが15.2時間、リンナイが18時間。TOTOのほうが月2.8時間少ない。
  • 売上高はTOTOが7,374億円、リンナイが4,704億円で、TOTOが約1.6倍の規模。

数字で比べる

TOTOリンナイ
働きやすさの点数68.2点(⁠A+)58.9点(⁠B)
平均年収781万円(⁠45.2歳)741万円(⁠40.8歳)
30歳換算年収約561万円約586万円
月の平均残業15.2時間18時間
有給取得率未公表72.6%
平均勤続年数20年14年
売上高7,374億円4,704億円
売上に対する利益の割合8.2%(⁠経常利益)12.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.14倍1.28倍
従業員数(⁠単体)7,758人3,470人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はTOTOが8.2%、リンナイが12.3%で、リンナイのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはTOTOが1.14倍、リンナイが1.28倍で、勢いはリンナイが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はTOTOが68.2点、リンナイが58.9点で、TOTOが上回る。

何で稼いでいるかの違い

TOTO

TOTOは、トイレなどの衛生陶器、温水洗浄便座「⁠ウォシュレット」、水栓金具、ユニットバス、システムキッチンなどをつくる住宅設備メーカーです。1917年にノリタケ(⁠当時の日本陶器)の製陶研究所の技術で設立されました。

売上高は約7,374億円です。事業は、グローバル住設(⁠日本、米州、アジア・オセアニア、欧州、中国大陸)と、新領域(⁠セラミック)に分かれています。

リンナイ

リンナイは、ガス給湯器、ガスコンロ、暖房機器などの熱機器をつくる会社です。1920年に内藤秀次郎と林兼吉が名古屋で「⁠林内商会」を創設しました。米国、オーストラリア、中国、韓国、インドネシアなどでも製造・販売しています。

売上高は約4,704億円です。熱機器の製品・部品を、国内では都市ガス会社、プロパン燃料販売会社、住設機器メーカー、ハウスメーカーなどに売っています。

歴史の違い

TOTO

  1. 1917年日本陶器合名会社(⁠今のノリタケ)の製陶研究所の技術で東洋陶器が設立され、衛生陶器の製造販売を始めます。
  2. 1946〜1972年水栓金具、プラスチック製品、ホーロー浴槽、洗面化粧台の生産を始め、1970年に東陶機器に社名を変えます。
  3. 1989〜1996年米国に販売会社と製造会社をつくり、中国大陸やマレーシアに製造会社を設立します。
  4. 1991年小倉にウォシュレット工場を竣工させます。

リンナイ

  1. 1920年内藤秀次郎と林兼吉が林内商会を創設し、ガス器具・石油器具の製造販売を始めます。
  2. 1957年ドイツのシュバンク社と技術提携し、赤外線ガスバーナーを製造します。
  3. 1971〜1974年社名をリンナイに変え、オーストラリア、韓国、米国に子会社をつくります。
  4. 2016年給湯機器のガスターを連結子会社にします。

いま何に賭けているか

TOTO

10ヵ年の中・長期経営計画「⁠共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」で、「⁠きれいで快適・健康な暮らしの実現」と「⁠社会・地球環境への貢献」を2030年のありたい姿にしています。日本では新築着工の減少に対してリモデル(⁠住宅・パブリック)に注力し、営業利益の漸減傾向を構造的課題として事業体質を立て直すとしています。

リンナイ

原点思想は「⁠品質こそ我らが命」です。中期経営計画「⁠accelerate 2030」(⁠2026〜2030年度)で、2030年度に売上高6,200億円、営業利益700億円、ROE10.0%を目指しています。会社は、日本ではオール電化住宅が増えていること、米国では2029年にエネルギー省が給湯機器の省エネ基準を強化することを経営環境として挙げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いリンナイのほうが景気の波に強い。

よくある質問

TOTOとリンナイはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はTOTOが約561万円、リンナイが約586万円。ほぼ同じ水準。
TOTOとリンナイはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はTOTOが15.2時間、リンナイが18時間。TOTOのほうが月2.8時間少ない。
TOTOとリンナイはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はTOTOが68.2点、リンナイが58.9点で、TOTOが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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