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川崎重工業と住友重機械工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は川崎重工業が約705万円、住友重機械工業が約639万円。川崎重工業のほうが約66万円高い。
  • 月の平均残業は川崎重工業が22.8時間、住友重機械工業が18.5時間。住友重機械工業のほうが月4.3時間少ない。
  • 当サイトの働きやすさの点数は川崎重工業が68.2点、住友重機械工業が62.1点で、川崎重工業が上回る。

数字で比べる

川崎重工業住友重機械工業
働きやすさの点数68.2点(⁠A+)62.1点(⁠A-)
平均年収910万円(⁠41.7歳)857万円(⁠43.5歳)
30歳換算年収約705万円約639万円
月の平均残業22.8時間18.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.5年13.9年
売上高—1.07兆円
売上に対する利益の割合—4.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—1.13倍
従業員数(⁠単体)15,361人4,400人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

川崎重工業

川崎重工業は、航空機・航空エンジン、鉄道車両、エネルギー機器・船舶、油圧機器・産業用ロボット、そしてバイク(⁠カワサキ)と「⁠ジェットスキー」までつくる総合重工業メーカーです。1878年に川崎正蔵が築地で開いた造船所から始まりました。

事業は、航空宇宙システム、車両(⁠鉄道車両)、エネルギーソリューション&マリン(⁠エネルギー機器、水素関連設備、船舶など)、精密機械・ロボット(⁠油圧機器、産業用ロボット)、パワースポーツ&エンジン(⁠二輪車、オフロード四輪車、ジェットスキー、汎用エンジン)です。

住友重機械工業

住友重機械工業は、減・変速機やモータ、プラスチック加工機械、加速器、建設機械(⁠ショベル、クレーン)、ボイラ、船舶などをつくる総合機械メーカーです。1888年に住友グループの祖業である別子銅山の工作方として始まりました。

売上高は約1.07兆円です。事業は、メカトロニクス(⁠減・変速機、モータ、インバータ、極低温冷凍機など)、インダストリアル マシナリー(⁠プラスチック加工機械、加速器、医療機械、防衛装備品など)、ロジスティックス&コンストラクション(⁠ショベル、クレーンなど)、エネルギー&ライフラインの4つです。

歴史の違い

川崎重工業

  1. 1878〜1896年川崎正蔵が東京・築地で川崎築地造船所を創業し、兵庫に造船所を開いて、1896年に株式会社川崎造船所を設立します。
  2. 1919〜1950年川崎汽船(⁠1919年)、川崎車輌(⁠1928年)、川崎航空機工業(⁠1937年)、川崎製鐵(⁠1950年)を次々に分離します。
  3. 1966〜1969年アメリカにバイクの販売会社をつくり、1969年に川崎航空機工業と川崎車輌を合併します。
  4. 2015年建設機械事業の子会社KCMを日立建機に譲渡します。

住友重機械工業

  1. 1888年住友別子鉱業所の工作方として発足します。
  2. 1897年榎本武揚の主唱で浦賀船渠が設立されます(⁠のちの浦賀重工業)。
  3. 1934〜1940年住友機械製作として独立し、住友機械工業に社名を変えます。
  4. 1969年住友機械工業と浦賀重工業が合併し、住友重機械工業になります。

いま何に賭けているか

川崎重工業

グループミッションは「⁠世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」、指針は「⁠質主量従」「⁠リスクマネジメント」です。「⁠グループビジョン2030」で、「⁠安全安心リモート社会」「⁠近未来モビリティ」「⁠エネルギー・環境ソリューション」の3つのフィールドに注力し、液化水素の基地建設や液化水素運搬船の建造などを進めています。

住友重機械工業

パーパスは「⁠こだわりの心と、共に先を見据える力で、人と社会を優しさで満たします」です。「⁠中期経営計画2026」の初年度に主力事業の収益性改善の遅れが表れ、2025年度初頭に計画値を見直しました。2025年度はショベル事業と半導体事業で想定を大きく上回る事業環境の変動があり、業績は当初予想を下回ったとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら川崎重工業、時間のゆとりを取るなら住友重機械工業。

よくある質問

川崎重工業と住友重機械工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は川崎重工業が約705万円、住友重機械工業が約639万円。川崎重工業のほうが約66万円高い。
川崎重工業と住友重機械工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は川崎重工業が22.8時間、住友重機械工業が18.5時間。住友重機械工業のほうが月4.3時間少ない。
川崎重工業と住友重機械工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は川崎重工業が68.2点、住友重機械工業が62.1点で、川崎重工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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