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日油とアイカ工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日油が約637万円、アイカ工業が約643万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高は日油が2,580億円、アイカ工業が2,518億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は日油が19.5%、アイカ工業が12.0%で、日油のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

日油アイカ工業
働きやすさの点数65.7点(⁠A)69.2点(⁠A+)
平均年収844万円(⁠42.9歳)817万円(⁠41歳)
30歳換算年収約637万円約643万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表71.7%
平均勤続年数14.8年15.1年
売上高2,580億円2,518億円
売上に対する利益の割合19.5%(⁠経常利益)12.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.34倍1.17倍
従業員数(⁠単体)1,976人1,287人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは日油が1.34倍、アイカ工業が1.17倍で、勢いは日油が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日油が65.7点、アイカ工業が69.2点で、アイカ工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日油

日油(⁠旧日本油脂)は、界面活性剤や有機過酸化物などの機能化学品、DDS医薬用製剤原料などの医薬・医療・健康製品、産業用爆薬や宇宙関連製品などの化薬をつくる化学メーカーです。1921年に硬化油工業のスタンダード油脂を母体に発足しました。

売上高は約2,580億円です。事業は、機能化学品(⁠脂肪酸、界面活性剤、有機過酸化物、電子材料、特殊防錆処理剤など)、医薬・医療・健康(⁠食用加工油脂、生体適合性素材、DDS医薬用製剤原料など)、化薬(⁠産業用爆薬、宇宙関連製品、防衛関連製品など)の3つが中心です。

アイカ工業

アイカ工業は、接着剤や塗り床材・仕上塗材などの化成品と、メラミン化粧板や化粧合板、不燃化粧材などの建装建材をつくる会社です。1936年に愛知時計電機から航空機用点火栓や接着剤などの事業を引き継ぎ、愛知化学工業として設立されました。

売上高は約2,518億円です。事業は、化成品(⁠外装・内装仕上塗材、塗り床材、各種接着剤、有機微粒子など)と建装建材(⁠メラミン化粧板、化粧合板、室内用ドア、カウンター、押出成形セメント板など)の2つです。

歴史の違い

日油

  1. 1921〜1937年スタンダード油脂を母体に発足し、ベルベット石鹸などを合併して日本油脂に社名を変えます。
  2. 1943年帝国火薬工業などを合併し、総合化学会社としての基礎を確立します。
  3. 1949年油脂・塗料・火薬・溶接棒の事業を引き継ぐ第二会社として、日本油脂が分離独立します。
  4. 1973〜1995年米国企業との合弁で防錆処理の会社をつくり、米国、ベルギー、インドネシアに会社を設立します。

アイカ工業

  1. 1936年愛知時計電機から航空機用点火栓、安全硝子、接着剤の事業を引き継ぎ、愛知化学工業を設立します。
  2. 1960年メラミン化粧板の生産を始めます。
  3. 1966年社名をアイカ工業に変えます。
  4. 1974年合弁でインドネシアに会社をつくります。

いま何に賭けているか

日油

経営理念は「⁠バイオから宇宙まで、化学の力で新しい価値を創造する企業グループとして、人と社会に貢献する」です。「⁠NOF VISION 2030」を目指し、「⁠2028中期経営計画」で「⁠変革と創造」を基本方針に掲げています。「⁠ライフ・ヘルスケア」「⁠環境・エネルギー」「⁠電子・情報」の3分野に積極的に投資するとしています。

アイカ工業

社是は「⁠挑戦と創造」、経営理念は「⁠共生の理念のもと、たえざる革新により新しい価値を創造し、社会に貢献していく」です。経営方針に「⁠化学とデザイン」「⁠グループシナジー」「⁠No.1」「⁠グローバル」などを掲げています。会社は、インドなど一部地域では高い成長が期待されるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日油。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日油のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日油とアイカ工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日油が約637万円、アイカ工業が約643万円。ほぼ同じ水準。
日油とアイカ工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日油が65.7点、アイカ工業が69.2点で、アイカ工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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