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小田急電鉄と名古屋鉄道の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は小田急電鉄が約616万円、名古屋鉄道が約483万円。小田急電鉄のほうが約133万円高い。
  • 売上高は小田急電鉄が4,187億円、名古屋鉄道が6,916億円で、名古屋鉄道が約1.7倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は小田急電鉄が12.9%、名古屋鉄道が5.5%で、小田急電鉄のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

小田急電鉄名古屋鉄道
働きやすさの点数69.9点(⁠A+)60.8点(⁠A-)
平均年収827万円(⁠43.5歳)661万円(⁠44.4歳)
30歳換算年収約616万円約483万円
月の平均残業16.2時間未公表
有給取得率90.8%未公表
平均勤続年数22年23.3年
売上高4,187億円6,916億円
売上に対する利益の割合12.9%(⁠経常利益)5.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.17倍1.41倍
従業員数(⁠単体)3,685人5,096人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは小田急電鉄が1.17倍、名古屋鉄道が1.41倍で、勢いは名古屋鉄道が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は小田急電鉄が69.9点、名古屋鉄道が60.8点で、小田急電鉄が上回る。

何で稼いでいるかの違い

小田急電鉄

小田急電鉄は、新宿から小田原・江ノ島・多摩を結ぶ小田急線を運行する鉄道会社です。箱根の登山鉄道・ロープウェイ・観光船(⁠小田急箱根)、江ノ島電鉄、神奈川中央交通などのバス、小田急百貨店、ホテルなども持っています。

売上高は約4,187億円です。事業は、交通(⁠鉄道、バス、タクシー、箱根の航路・索道・鋼索)、不動産(⁠分譲、賃貸)、生活サービス(⁠百貨店、ストア、ホテル、レストラン、旅行など)の3つです。

名古屋鉄道

名古屋鉄道(⁠名鉄)は、名古屋を中心に愛知・岐阜で鉄道網を持つ鉄道会社です。バス・タクシー、トラック輸送(⁠名鉄NX運輸)、フェリー(⁠太平洋フェリー)、不動産、ホテル、航空関連サービスなど幅広い事業を持っています。

売上高は約6,916億円です。事業は、交通(⁠鉄道、バス、タクシー)、運送(⁠トラック、海運)、不動産、レジャー・サービス(⁠ホテル、観光施設、旅行)、流通、航空関連サービス、その他の7つです。

歴史の違い

小田急電鉄

  1. 1923〜1929年小田原急行鉄道が設立され、1927年に新宿〜小田原間、1929年に江ノ島線を開通させます。
  2. 1942〜1948年東京急行電鉄に合併されたのち、1948年に小田急電鉄として分離します。
  3. 1950年箱根登山線に乗り入れ、小田原〜箱根湯本間の直通を始めます。
  4. 1974〜1990年多摩線を開通させ、地下鉄千代田線との相互直通運転を始めます。

名古屋鉄道

  1. 1921年名古屋鉄道が設立され、名古屋電気鉄道の郡部線事業を譲り受けます。
  2. 1935〜1944年愛知電気鉄道などと合併して名古屋鉄道になり、1944年に神宮前〜新名古屋間の開通で東西の路線がつながります。
  3. 2004年名鉄百貨店を完全子会社にし、バス事業を名鉄バスに移します。
  4. 2005年空港線(⁠常滑〜中部国際空港)の営業を始めます。

いま何に賭けているか

小田急電鉄

経営ビジョン「⁠UPDATE 小田急〜地域価値創造型企業に向けて〜」のもと、成長領域への積極投資、株主還元の強化、人的資本の拡充を重点にしています。連結財務目標は、2026年度にROE8.0%・営業利益540億円、2030年度にROE10%以上・営業利益800億円以上です。

名古屋鉄道

2024年に経営ビジョンを策定し、「⁠名鉄グループの2040年のありたい姿」と中長期経営戦略を定めました。中期経営計画(⁠2024〜2026年度)を「⁠成長基盤構築・収益力強化期」とし、重点テーマに「⁠魅力ある地域づくり・まちづくり」「⁠公共交通を中心とするモビリティネットワークの実現」「⁠稼ぐ力の強化・構造改革の推進」などを掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい名古屋鉄道。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い小田急電鉄のほうが景気の波に強い。

よくある質問

小田急電鉄と名古屋鉄道はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は小田急電鉄が約616万円、名古屋鉄道が約483万円。小田急電鉄のほうが約133万円高い。
小田急電鉄と名古屋鉄道はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は小田急電鉄が69.9点、名古屋鉄道が60.8点で、小田急電鉄が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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