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小田急電鉄と西武ホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は小田急電鉄が約616万円、西武ホールディングスが約691万円。西武ホールディングスのほうが約75万円高い。
  • 月の平均残業は小田急電鉄が16.2時間、西武ホールディングスが27.7時間。小田急電鉄のほうが月11.5時間少ない。
  • 売上高は小田急電鉄が4,187億円、西武ホールディングスが5,133億円で、規模は近い。

数字で比べる

小田急電鉄西武ホールディングス
働きやすさの点数69.9点(⁠A+)58.1点(⁠B)
平均年収827万円(⁠43.5歳)872万円(⁠40.7歳)
30歳換算年収約616万円約691万円
月の平均残業16.2時間27.7時間
有給取得率90.8%未公表
平均勤続年数22年15年
売上高4,187億円5,133億円
売上に対する利益の割合12.9%(⁠経常利益)8.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.17倍1.29倍
従業員数(⁠単体)3,685人386人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は小田急電鉄が12.9%、西武ホールディングスが8.9%で、小田急電鉄のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは小田急電鉄が1.17倍、西武ホールディングスが1.29倍で、勢いは西武ホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は小田急電鉄が69.9点、西武ホールディングスが58.1点で、小田急電鉄が上回る。

何で稼いでいるかの違い

小田急電鉄

小田急電鉄は、新宿から小田原・江ノ島・多摩を結ぶ小田急線を運行する鉄道会社です。箱根の登山鉄道・ロープウェイ・観光船(⁠小田急箱根)、江ノ島電鉄、神奈川中央交通などのバス、小田急百貨店、ホテルなども持っています。

売上高は約4,187億円です。事業は、交通(⁠鉄道、バス、タクシー、箱根の航路・索道・鋼索)、不動産(⁠分譲、賃貸)、生活サービス(⁠百貨店、ストア、ホテル、レストラン、旅行など)の3つです。

西武ホールディングス

西武ホールディングスは、西武鉄道、プリンスホテル、西武不動産などを束ねる持株会社です。池袋線・新宿線などの鉄道と沿線事業に加え、ホテル・レジャー施設、高輪・品川エリアなどの不動産開発を手がけています。

売上高は約5,133億円です。事業は、不動産、ホテル・レジャー、都市交通・沿線、その他の4つです。

歴史の違い

小田急電鉄

  1. 1923〜1929年小田原急行鉄道が設立され、1927年に新宿〜小田原間、1929年に江ノ島線を開通させます。
  2. 1942〜1948年東京急行電鉄に合併されたのち、1948年に小田急電鉄として分離します。
  3. 1950年箱根登山線に乗り入れ、小田原〜箱根湯本間の直通を始めます。
  4. 1974〜1990年多摩線を開通させ、地下鉄千代田線との相互直通運転を始めます。

西武ホールディングス

  1. 1912年武蔵野鉄道が設立されます。
  2. 1920〜1956年箱根土地(⁠のちのコクド)が設立され、1956年にプリンスホテルが設立されます。
  3. 2004〜2006年西武鉄道の上場が廃止され、グループの再編を経て、2006年に持株会社の西武ホールディングスが設立されます。
  4. 2014年東京証券取引所市場第一部に上場します。

いま何に賭けているか

小田急電鉄

経営ビジョン「⁠UPDATE 小田急〜地域価値創造型企業に向けて〜」のもと、成長領域への積極投資、株主還元の強化、人的資本の拡充を重点にしています。連結財務目標は、2026年度にROE8.0%・営業利益540億円、2030年度にROE10%以上・営業利益800億円以上です。

西武ホールディングス

2024年に策定した「⁠西武グループ長期戦略2035」で、不動産事業を核とした成長戦略を掲げています。高輪B-1地区の大規模再開発は2030年度中の着工、2035年度の竣工・開業を目指しています。ファンドやREITを使った「⁠キャピタルリサイクル」とM&Aで、非連続的な成長を目指すとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら西武ホールディングス、時間のゆとりを取るなら小田急電鉄。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い小田急電鉄のほうが景気の波に強い。

よくある質問

小田急電鉄と西武ホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は小田急電鉄が約616万円、西武ホールディングスが約691万円。西武ホールディングスのほうが約75万円高い。
小田急電鉄と西武ホールディングスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は小田急電鉄が16.2時間、西武ホールディングスが27.7時間。小田急電鉄のほうが月11.5時間少ない。
小田急電鉄と西武ホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は小田急電鉄が69.9点、西武ホールディングスが58.1点で、小田急電鉄が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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