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荏原製作所とマキタの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。産業機械の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は荏原製作所が約737万円、マキタが約608万円。荏原製作所のほうが約129万円高い。
  • 売上高は荏原製作所が9,583億円、マキタが7,776億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は荏原製作所が11.6%、マキタが13.9%で、マキタのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

荏原製作所マキタ
働きやすさの点数68.8点(⁠A+)65.3点(⁠A)
平均年収980万円(⁠43.1歳)753万円(⁠39.8歳)
30歳換算年収約737万円約608万円
月の平均残業23.7時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.2年16.5年
売上高9,583億円7,776億円
売上に対する利益の割合11.6%(⁠税引前利益)13.9%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.59倍1.05倍
従業員数(⁠単体)5,489人3,435人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは荏原製作所が1.59倍、マキタが1.05倍で、勢いは荏原製作所が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は荏原製作所が68.8点、マキタが65.3点で、荏原製作所が上回る。

何で稼いでいるかの違い

荏原製作所

荏原製作所は、ポンプ、送風機、冷熱機械、コンプレッサ・タービンなどの風水力機械と、半導体製造に使う真空ポンプやCMP装置、ごみ焼却プラントなどを手がけるメーカーです。1912年に井口在屋博士と畠山一清が「⁠ゐのくち式機械事務所」を創立したのが始まりです。

売上高は約9,583億円です。事業は、建築・産業(⁠標準ポンプ、冷熱機械など)、エネルギー(⁠石油・ガス向けポンプ、コンプレッサ・タービン)、インフラ(⁠上下水道・排水ポンプ)、環境(⁠ごみ焼却プラント、水処理)、精密・電子(⁠真空ポンプ、CMP装置、めっき装置)の5つです。

マキタ

マキタは、電動工具、園芸用機器、エア工具などをつくる会社です。とくに充電式の製品を中心にしています。1915年に名古屋で牧田電機製作所として創業し、1958年に国産第一号の携帯用電気カンナを発売しました。

売上高は約7,776億円です。事業は電動工具などの単一事業です。生産は日本、中国、ブラジル、米国、英国、ルーマニア、ドイツ、タイなどで行っています。

歴史の違い

荏原製作所

  1. 1912〜1920年井口在屋博士と畠山一清がゐのくち式機械事務所を創立し、1920年に荏原製作所を設立して渦巻ポンプの製造を始めます。
  2. 1965年藤沢工場で、日本で初めて標準ポンプの量産体制をつくります。
  3. 1987年藤沢工場で、半導体産業向けの真空機器の生産を始めます。
  4. 2000年米国のElliott Companyを完全子会社にします。

マキタ

  1. 1915年名古屋で牧田電機製作所を創業し、電灯器具、モーター、変圧器の販売修理を始めます。
  2. 1945年愛知県安城市の今の本社の場所に工場を移します。
  3. 1958年国産第一号の携帯用電気カンナを発売します。
  4. 1970〜1977年米国、フランス、英国、オーストラリア、カナダ、イタリア、ドイツなどに販売会社をつくります。

いま何に賭けているか

荏原製作所

新しい長期ビジョン「⁠E-Vision2035」を策定し、スローガンは「⁠Essential EBARA. Everywhere.」です。前のビジョンで掲げた売上収益1兆円以上、ROIC10%以上は想定を上回る水準で進んでいるとしています。精密・電子、エネルギー、建築・産業を会社を支える3本柱とし、インフラと環境は日本起点のビジネスと位置づけています。

マキタ

「⁠充電製品の総合サプライヤー」への進化を目指し、ハイパワー・高耐久の40Vmaxシリーズを広げて、これまで充電製品では難しかった高負荷の作業まで対応範囲を広げるとしています。2030年度に営業利益率15%以上、ROE11%以上を目指しています。「⁠現場の人手不足」や「⁠脱炭素社会の実現」への解決策を提供する「⁠Solution Company」を中長期に目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい荏原製作所。

よくある質問

荏原製作所とマキタはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は荏原製作所が約737万円、マキタが約608万円。荏原製作所のほうが約129万円高い。
荏原製作所とマキタはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は荏原製作所が68.8点、マキタが65.3点で、荏原製作所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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