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小松製作所と新明和工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は小松製作所が約699万円、新明和工業が約577万円。小松製作所のほうが約122万円高い。
  • 売上高は小松製作所が4.13兆円、新明和工業が2,850億円で、小松製作所が約14.5倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは小松製作所が1.47倍、新明和工業が1.31倍で、勢いは小松製作所が上。

数字で比べる

小松製作所新明和工業
働きやすさの点数74.7点(⁠S)61.2点(⁠A-)
平均年収902万円(⁠41.7歳)782万円(⁠44歳)
30歳換算年収約699万円約577万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.1年14.2年
売上高4.13兆円2,850億円
売上に対する利益の割合13.0%(⁠税引前利益)5.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.47倍1.31倍
従業員数(⁠単体)12,435人3,669人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は小松製作所が74.7点、新明和工業が61.2点で、小松製作所が上回る。

何で稼いでいるかの違い

小松製作所

小松製作所(⁠コマツ)は、油圧ショベルやブルドーザー、鉱山で使う巨大なダンプトラックなどをつくる建設機械メーカーです。石川県小松市で生まれ、今は売上の多くを海外で稼いでいます。機械を売るだけでなく、工事現場や鉱山の「⁠働き方」までデジタルで変えるソリューションに力を入れています。

売上高は約4.1兆円で、機械製造業で国内2位です。事業は、建設機械・車両、リテールファイナンス(⁠機械を買うお客さん向けのローン)、産業機械(⁠プレス機械など)の3つで、社員約6.7万人のうち約6.2万人が建設機械・車両の事業にいます。

新明和工業

新明和工業は、ダンプトラックや塵芥車などの特装車、機械式駐車設備や航空旅客搭乗橋、水中ポンプ、救難飛行艇や航空機部品などをつくる会社です。1920年設立の川西機械製作所が始まりで、戦前は「⁠二式飛行艇」や戦闘機「⁠紫電改」をつくりました。

売上高は約2,850億円です。事業は、特装車、パーキングシステム(⁠機械式駐車設備、航空旅客搭乗橋)、産機・環境システム(⁠自動電線処理機、ごみ中継施設など)、流体(⁠水中ポンプなど)、航空機(⁠救難飛行艇、ボーイング社などへの航空機部品)の5つです。

歴史の違い

小松製作所

  1. 1921年竹内鉱業から小松鉄工所を分けて、石川県小松町に小松製作所を設立します。
  2. 1950年代〜1960年代工場を大阪、川崎、小山などに広げ、建設機械のメーカーとして成長します。
  3. 1988年アメリカのドレッサー社と合弁会社をつくり、北米での事業を本格化します。
  4. 2007〜2009年茨城・金沢に新工場を建て、国内の建機販売会社を一つにまとめます。

新明和工業

  1. 1920〜1943年川西機械製作所として設立され、「⁠二式飛行艇」や「⁠紫電改」をつくります。
  2. 1949〜1955年新明和興業を設立し、ダンプトラック、タンクローリ、テールゲートリフタ、ミキサ車をつくり始めます。
  3. 1960年日立製作所の系列に入り、社名を新明和工業に変えます。
  4. 1969〜1975年航空旅客搭乗橋の初号機を東京国際空港に納め、US-1型救難飛行艇を防衛庁に納めます。

いま何に賭けているか

小松製作所

2025年4月からの中期経営計画「⁠Driving value with ambition 価値創造への挑戦」で、ありたい姿を「⁠安全で生産性の高いクリーンな現場を実現するソリューションパートナー」と定めています。スマートコンストラクションや鉱山の無人ダンプトラック運行システム(⁠AHS)を進化させ、電動化・自動化・遠隔操作の技術を広げていくとしています。

新明和工業

経営理念は「⁠新明和グループは、たゆまぬ技術革新で、安心な社会と快適な暮らしを支え続け、人々の幸せに貢献します。」です。長期経営計画[SG-Vision 2030]で、2030年度に連結売上高4,000億円以上、海外売上高1,000億円以上を目指しています。中期経営計画[SG-2026]では東南アジア・オセアニア・北米への展開強化や戦略的M&Aを掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい小松製作所。

よくある質問

小松製作所と新明和工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は小松製作所が約699万円、新明和工業が約577万円。小松製作所のほうが約122万円高い。
小松製作所と新明和工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は小松製作所が74.7点、新明和工業が61.2点で、小松製作所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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