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第一三共と参天製薬の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は第一三共が約792万円、参天製薬が約680万円。第一三共のほうが約112万円高い。
  • 月の平均残業は第一三共が17.4時間、参天製薬が13時間。参天製薬のほうが月4.4時間少ない。
  • 売上高は第一三共が2.12兆円、参天製薬が2,916億円で、第一三共が約7.3倍の規模。

数字で比べる

第一三共参天製薬
働きやすさの点数71.2点(⁠S-)64.3点(⁠A-)
平均年収1,098万円(⁠45歳)902万円(⁠43歳)
30歳換算年収約792万円約680万円
月の平均残業17.4時間13時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.9年14.9年
売上高2.12兆円2,916億円
売上に対する利益の割合12.4%(⁠税引前利益)16.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び2.03倍1.10倍
従業員数(⁠単体)8,009人1,884人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は第一三共が12.4%、参天製薬が16.3%で、参天製薬のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは第一三共が2.03倍、参天製薬が1.10倍で、勢いは第一三共が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は第一三共が71.2点、参天製薬が64.3点で、第一三共が上回る。

何で稼いでいるかの違い

第一三共

第一三共は、三共と第一製薬が2005年に経営統合して生まれた大手製薬会社です。今は抗体に薬を結びつけてがん細胞を狙い撃ちする「⁠ADC(⁠抗体薬物複合体)」という新しいタイプのがん治療薬で、世界から注目される会社になっています。

売上高は約2.1兆円です。事業は医薬品のみで、医療用医薬品の研究開発・製造・販売のほか、一般用医薬品(⁠第一三共ヘルスケア)やワクチンも手がけています。

参天製薬

参天製薬(⁠Santen)は、眼科領域に特化した製薬会社です。緑内障、ドライアイ、感染症、アレルギー、加齢黄斑変性、近視など目の病気の医薬品と医療機器を、世界60以上の国・地域で提供しています。1890年に大阪で創業し、1899年に「⁠大学目薬」を発売しました。

売上高は約2,916億円です。事業は医薬品の単一セグメントで、医療用医薬品、一般用医薬品、医療機器を、日本、中国、アジア、EMEA(⁠欧州・中東・アフリカ)、米国などで販売しています。

歴史の違い

第一三共

  1. 2005年三共と第一製薬が共同で持株会社を設立し、経営統合します。
  2. 2008年ランバクシー・ラボラトリーズを買収します。
  3. 2011〜2014年アメリカのプレキシコン、アンビットなどのバイオ企業を買収し、がんの薬の研究を強めます。
  4. 2017〜2018年ワクチンの会社を完全子会社にし、バイオ医薬品の会社を設立します。

参天製薬

  1. 1890〜1899年田口謙吉が大阪で田口参天堂を創業し、1899年に眼科薬「⁠大学目薬」を発売します。
  2. 1958年医療用医薬品の発売を機に、社名を参天製薬に変えます。
  3. 1997年フィンランドに製造会社をつくり、眼科薬メーカーのスターを買収します。
  4. 2011年フランスの眼科医薬品会社Novagali Pharmaを買収します。

いま何に賭けているか

第一三共

2035年ビジョンとして「⁠Trusted healthcare innovator」を掲げ、第6期中期経営計画(⁠2026〜2030年度)では、ADC製品の価値を最大化し、2035年に「⁠グローバルトップ5のがん領域の会社」になることを目指しています。今後5年間で20以上の適応症(⁠薬が使える病気)の承認取得を目指すとしています。

参天製薬

2025〜2029年度の中期経営計画で、眼科領域に特化したグローバルカンパニーとして、6つのイニシアチブを進めています。2029年度に海外事業の売上比率58%を目指し、近視と眼瞼下垂の分野で新しい治療市場をつくるとしています。基本理念は「⁠天機に参与する」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら第一三共、時間のゆとりを取るなら参天製薬。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい第一三共。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い参天製薬のほうが景気の波に強い。

よくある質問

第一三共と参天製薬はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は第一三共が約792万円、参天製薬が約680万円。第一三共のほうが約112万円高い。
第一三共と参天製薬はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は第一三共が17.4時間、参天製薬が13時間。参天製薬のほうが月4.4時間少ない。
第一三共と参天製薬はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は第一三共が71.2点、参天製薬が64.3点で、第一三共が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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