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第一三共と住友ファーマの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は第一三共が約792万円、住友ファーマが約661万円。第一三共のほうが約131万円高い。
  • 売上高は第一三共が2.12兆円、住友ファーマが4,533億円で、第一三共が約4.7倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は第一三共が12.4%、住友ファーマが22.1%で、住友ファーマのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

第一三共住友ファーマ
働きやすさの点数71.2点(⁠S-)66.8点(⁠A)
平均年収1,098万円(⁠45歳)906万円(⁠44.5歳)
30歳換算年収約792万円約661万円
月の平均残業17.4時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.9年18.9年
売上高2.12兆円4,533億円
売上に対する利益の割合12.4%(⁠税引前利益)22.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び2.03倍0.81倍
従業員数(⁠単体)8,009人1,747人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは第一三共が2.03倍、住友ファーマが0.81倍で、勢いは第一三共が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は第一三共が71.2点、住友ファーマが66.8点で、第一三共が上回る。

何で稼いでいるかの違い

第一三共

第一三共は、三共と第一製薬が2005年に経営統合して生まれた大手製薬会社です。今は抗体に薬を結びつけてがん細胞を狙い撃ちする「⁠ADC(⁠抗体薬物複合体)」という新しいタイプのがん治療薬で、世界から注目される会社になっています。

売上高は約2.1兆円です。事業は医薬品のみで、医療用医薬品の研究開発・製造・販売のほか、一般用医薬品(⁠第一三共ヘルスケア)やワクチンも手がけています。

住友ファーマ

住友ファーマは、住友化学が親会社の医療用医薬品メーカーです。がん領域と精神神経領域を重点領域にし、日本と北米で医薬品を販売しています。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併してできました。

売上高は約4,533億円、税引前利益は約1,003億円です。事業は地域ごとに、日本、北米、アジアに分かれています。

歴史の違い

第一三共

  1. 2005年三共と第一製薬が共同で持株会社を設立し、経営統合します。
  2. 2008年ランバクシー・ラボラトリーズを買収します。
  3. 2011〜2014年アメリカのプレキシコン、アンビットなどのバイオ企業を買収し、がんの薬の研究を強めます。
  4. 2017〜2018年ワクチンの会社を完全子会社にし、バイオ医薬品の会社を設立します。

住友ファーマ

  1. 1897〜1898年大阪・道修町の薬業家21名が大阪製薬を設立し、大日本製薬に社名を変えます。
  2. 2005年住友製薬と合併し、大日本住友製薬になります。
  3. 2009年米国のSepracor(⁠のちのSunovion)を買収します。
  4. 2019年Roivant Sciencesとの戦略的提携で、Sumitovant Biopharmaなどを子会社にします。

いま何に賭けているか

第一三共

2035年ビジョンとして「⁠Trusted healthcare innovator」を掲げ、第6期中期経営計画(⁠2026〜2030年度)では、ADC製品の価値を最大化し、2035年に「⁠グローバルトップ5のがん領域の会社」になることを目指しています。今後5年間で20以上の適応症(⁠薬が使える病気)の承認取得を目指すとしています。

住友ファーマ

2023年度に多額の損失を計上し、大幅な人員削減を含む抜本的な構造改革を行いました。2027年度までの活動計画「⁠Reboot 2027」の財務目標を前倒しで達成できる見込みとなったため、2028年度までの成長計画「⁠Boost 2028」を発表しています。2033年に「⁠グローバル・スペシャライズド・プレーヤー」の地位を確立することを目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい第一三共。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い住友ファーマのほうが景気の波に強い。

よくある質問

第一三共と住友ファーマはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は第一三共が約792万円、住友ファーマが約661万円。第一三共のほうが約131万円高い。
第一三共と住友ファーマはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は第一三共が71.2点、住友ファーマが66.8点で、第一三共が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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