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ニッスイとスターゼンの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。水産・食肉・冷凍食品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はニッスイが約644万円、スターゼンが約553万円。ニッスイのほうが約91万円高い。
  • 売上高はニッスイが9,313億円、スターゼンが4,482億円で、ニッスイが約2.1倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はニッスイが4.6%、スターゼンが2.5%で、ニッスイのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

ニッスイスターゼン
働きやすさの点数62.5点(⁠A-)51.5点(⁠B)
平均年収851万円(⁠42.8歳)688万円(⁠40歳)
30歳換算年収約644万円約553万円
月の平均残業14.3時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.1年12.2年
売上高9,313億円4,482億円
売上に対する利益の割合4.6%(⁠経常利益)2.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.34倍1.18倍
従業員数(⁠単体)1,489人1,298人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはニッスイが1.34倍、スターゼンが1.18倍で、勢いはニッスイが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はニッスイが62.5点、スターゼンが51.5点で、ニッスイが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ニッスイ

ニッスイ(⁠旧日本水産)は、漁業・養殖・水産物の加工販売、冷凍食品や魚肉ソーセージなどの食品、EPA・DHAなどのファインケミカル、冷蔵倉庫などの物流を手がける会社です。1911年に田村市郎が下関でトロール漁業を始めたのが起源で、2022年に社名をニッスイに変えました。

売上高は約9,313億円です。事業は、水産(⁠漁撈、養殖、加工・商事)、食品(⁠加工、チルド)、ファイン(⁠医薬品原料、機能性原料、機能性食品)、物流の4つが中心です。

スターゼン

スターゼンは、食肉の処理加工と卸売を中核に、ハム・ソーセージなどの食肉加工品の製造販売、豚・牛の生産・肥育も手がける食肉の会社です。1948年に全国畜産協同組合を母体に全国畜産として設立され、役牛の売買から始まりました。

売上高は約4,482億円です。事業は食肉関連事業(⁠食肉の処理加工、ハム・ソーセージの製造、食肉の販売、生産・肥育)が中心で、ほかに貨物運送などのその他事業があります。

歴史の違い

ニッスイ

  1. 1911年田村市郎が田村汽船漁業部を創立し、下関でトロール漁業を始めます。
  2. 1937〜1945年社名を日本水産に改め、戦時中の統制会社を経て、1945年に日本水産に戻ります(⁠冷蔵・販売部門は今のニチレイになりました)。
  3. 1952年戸畑工場で魚肉ソーセージの本格生産を始めます。
  4. 1982年EPA(⁠エイコサペンタエン酸)の栄養補助食品の販売を始めます。

スターゼン

  1. 1948〜1949年全国畜産を設立して役牛の売買を始め、食肉の取り扱いを始めます。
  2. 1955〜1972年オーストラリアから冷凍牛肉を試験輸入し、1972年にオーストラリアに会社をつくります。
  3. 1970〜1972年社名をゼンチクに変え、日本マクドナルドと取引契約を結んでハンバーガーパティの製造を始めます。
  4. 1999年社名をスターゼンに変えます。

いま何に賭けているか

ニッスイ

長期ビジョン「⁠GOOD FOODS 2030」で、2030年に海外所在地売上高比率50%、売上高1兆円、営業利益500億円を目指しています。2025年度は南米の養殖会社を買収し、海外の成長と養殖事業の強化を進めました。

スターゼン

経営理念の一つは「⁠食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける」です。長期ビジョン「⁠世界中のお客様のニーズに応えるサプライチェーンの実現」に向けて、5ヶ年の「⁠中期経営計画2030」を策定しました。最終年度に売上高5,500億円、経常利益160億円(⁠うち海外比率15%)、ROE10%以上を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいニッスイ。

よくある質問

ニッスイとスターゼンはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はニッスイが約644万円、スターゼンが約553万円。ニッスイのほうが約91万円高い。
ニッスイとスターゼンはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はニッスイが62.5点、スターゼンが51.5点で、ニッスイが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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